この一週間ほど、私は主にSatisfactoryという工業系のゲームをプレイしているわけだが、ゲームが進捗すればするほどSatisfactoryというゲームの完成度の低さに苛立ちを隠せない。

一体何年こいつらは同じバグを放置し続けているというのだ。

今調べたが、Satisfactoryのバージョン0.1のEarly Accessリリースが2019年の3月らしいから、もうすぐ4年が経とうとしている。それだというのに、マルチプレイは相変わらずバグだらけで、すぐにクライアントとサーバの同期がズレてサーバーから蹴り出されるだの、破壊したはずの植生が復活するだの、鉄道がバグって機能しなくなるだの、流石にもう我慢の限界を超えている。これらのバグは鉄道がリリースされた当時（確かUpdate 5だったはずだ）からずっと残っているではないか。嘘だと思うなら日本語版Satisfactory Wikiのバグ報告ページを見てみるがいい、同時からずっと同じバグが今でも多数残っている。

2019年当時はSatisfactoryのような良質の工業系ゲームは非常に稀であったから、少々バグがあろうとも高い評価を得ることができただろう。しかし2023年の今は事情が異なる。すでに工業系というジャンルは一台分野としてゲーマーの心を捉えているし、開発者も次々とよくできた新作を世に問うている。いつまで殿様商売のつもりでこのような欠陥品を我々の前に突き出し続けるつもりなのか。

翻って、2021年の1月に登場したDyson Sphere Programという、これまた非常に良くできた工業系ゲームが存在する。もうすぐ2年目、すなわちSatisfactoryの半分の期間しか経っていないが、このゲームの進歩には目を見張るものがある。本日、事前の予定通り、Dyson Sphere Programに戦闘要素を追加する大型アップデートが実施された。

私自身はSatisfactoryに忙しいから手が出せないが、正直なところこんな毎分毎時間何らかのバグに遭遇して気が萎えるクソゲーなんてほっぽり出してDSPの新要素を思う存分試したい気分でいっぱいである。つい数時間前にも、列車に乗って移動中に突然車両がレールを後ろに逆走し始めたり、クライアントが切断されてしまったり、サーバーごとクラッシュしてしまったりといったトラブルに見舞われて全く作業が進まなかったのだ。

DSPだけではない。他方、工業系ゲームの偉大なる始祖であるFactorioはというと、現在開発中のDLCにて、既に完成度の高い鉄道システムにさらなる改善を施すようである。

これこそが私がFactorioを神と崇める所以だ。彼らは一切の手抜きをせずひたすらゲームを改善していく。私は相当長い時間Factorioを遊んでいるはずだが、Factorioの鉄道システムがバグったり誤動作したり思い通りに線路が引けなかった覚えなど終ぞ無い。たしかにそりゃ、ゲームを始めて100時間も経たないうちは私自身の理解不足でミスも犯したであろうが、それはゲームに何らの非もない。Satisfactoryはというと私ではなくゲームが明らかに悪いのだから只々イライラする。開発者もそれを直す気配すらなくクリスマスイベントがどうのこうのと浮かれた有様だ。いいかげんにしろ。

以下蛇足

恒例のSteamセールの時期が近づいてきたが、今回は珍しく注目に値するセール作品が予告されている。Dwarf Fortress、Atomic Heart、Starship Troopers: Exterminationあたりは私から強くおすすめできる。特にDwarf Fortressが安くなるのは嬉しい。

我々の真に求めていたPayday 3はこういう作品だったのではないだろうか？正直、これでよくないか？無料だし。

コンセプトは面白そうに見えたが、良く調べるとそれほど興味を惹かれるものでもなさそうだ。