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make something better. 〜「a bit better」というお店〜

どうも、ブランディング会社でディレクター兼デザイナーをしています、くいしんぼう代表のらんたろです。

今日は、目白台に佇むナッツとドライフルーツのお店「a bit better」に来ています。

白と木目を基調としたなんとも可愛らしい外観。どきどき。

ここのナッツやドライフルーツは、ミックスナッツのように配合や味の違う数種類を展開していて、しかも量り売りになっているので自分の好みの量を買うことができる。さまざまなテイストのミックスナッツが量り売りで楽しめるこういった専門店はこのあたりには少なく、地元の人を中心に愛されているのだが、何と言っても惜しむらくは16日で閉店してしまうこと。

最後ということもあって、縁あって半日だけお手伝いで店頭に立たせてもらうことになった。私にできることはないかと考えを巡らし、せっかくなのでお店の様子を形に残したいなと、カメラを携えてやってきた次第である。

ナチュラルな風合いの内装に映える美味しそうな干しあんずに、田舎の祖母を思い出す。よくおやつにくれたっけな。「ラズベリーとブルーベリーのBerry mixは、ブルーベリーを多めに配合すると美味しいんじゃよ〜」と、かずみお姉さんが軽快な広島弁で教えてくれる。

ここでも出てくる「自分ごと化」

実家の洋品店や学生時代の飲食、フリーター時代のイベント仕事から離れて久しい。100億年ぶりに販売の現場に立ってみるといろいろと思うけど、今の仕事で大切だなと日々感じることが多い「自分ごと化する力」って、私たちみたいなブランディングやクリエイティブの業界に限った話じゃなく、あらゆるサービスに通じる要素なんだろうなという気づきもあった。

前のnote記事でも触れたけど、ちょこちょこ耳にするこの言葉、自分の中でも特に重要なキーワードなんだろうなって気もしている。

商品の手入れからディスプレイまで、細部に至るまでこまやかに気を配るかずみお姉さん。その様子を見て、彼女にとってもこのお店は「自分ごと」の内側にあるものなんだろうなと思う。

商品やお店の説明をしてもらううちに、私もお店のことがだんだん自分ごとになってくる。人通りが少なくても気軽に入店してもらうには?興味を持ってもらうには?道行く人に試食出す?一緒にコーヒーでも渡す?まるでK◯LDYのようだけど、悪くはないかもしれない。
バックヤード、店内、お店の周りを行ったり来たりしてみる。

こもれびと緑にナッツが映えて良い雰囲気だなぁ。

ん、、、?

緑がふんだんなのは素敵なんだけど、、、

これだと外からナッツが見えないんじゃないか、、、?

ああ、、、、見えない。悲しい。せっかくかわいい店内と美味しそうなナッツが。涙

おしゃれな店の前でカメラを構えて怪しい女(私)がいったりきたりしてるのを差し引いても、これではなかなかお店に入りにくそうだ。


美味しいナッツが気になって首を伸ばすかのようにのびのびと生い茂るアイビーたち。小一時間ほどかけてこの子達を伐採。手を動かしてると楽しくなってきてしばらくは夢中でちょきちょきやってたら、となりの飲食店でお茶していたブロンドの外人さんが引き返してきて

「枝を切ったら、ますます可愛くて美しいお店に見えるわ。あなたグッジョブよ!それを伝えたくて思わず戻ってきたの」って声をかけてくれた。

その一言でお調子者の本気に火がついて、グリーンをちょん切りながら通りかかる人に爽やかに呼び込みをかけてみると、何組か入店してくれる。外でらんたろうが呼び込んで、店内でかずみさんが接客を展開という連携プレーで何客か売上を立てることもできた。

そして最終的にどうなったかというと、、、ででん!

オンとオフの差が明確すぎるコラージュのクオリティはさておき(本当にデザイナーかと疑うレベル。やるときはちゃんとやるから安心して)、外からナッツの全貌が見えるように!嬉しいなー!

見える、、、見えるぞ、、、ぐふふ。


グリーンを伐採して視界良好、ちょっとよりよい店構えで営業できるようになった最後の3営業日の「a bit better」に、お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね〜。

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