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FTXの創業者、ついに逮捕。これからどうなる?

前代未聞の会社破綻の張本人であるFTXの創業者でCEOだったサム・バンクマン-フリードがバハマ当局に逮捕されたというニュースが入ってきました。

現実は小説より奇なり

ホントにこのFTXの破綻事件は何がどうなっていたのか、今だによく分かりません(笑)

サムは相場操縦の容疑らしいですが、それだけでは終わるはずがないです。

詐欺や横領も視野に捜査が進むのでしょう。一部では終身刑になるとの噂もありますが、厳罰にならないと世論が収まらないですよね。

経済犯として、こんなに世の中をあざむいた人間はいなかったんじゃないでしょうか。サム個人もですし、まわりの経営人もデタラメでした。

・サムは「若くしてビリオネアになった天才起業家」という称号を持っていましたが、顧客の資金を私的に流用する、というシンプルな詐欺行為をはたらいて世間のひんしゅくを買いました。

・しかも彼は、ふだん熱心に慈善事業の活動もしていたので、表と裏のギャップが酷く、さらに世間のひんしゅくを買いました。

・急成長を遂げたFTXという会社は超エリート揃いの経営陣で運営されていたにもかかわらず、あまりにもずさんな経営実態。サムだけでなく、会社がダメダメだったので、会社ごと世間のひんしゅくを買いました。

・経営陣は不透明な資金でバハマに購入した豪華ペントハウスで仲良く共同生活していました。完全に顧客をなめていたので、会社ごとさらに世間のひんしゅくを買いました。

・さらに、サムはFTXの関連会社であるアラメダのCEOであるキャロラインという女性と親密な関係になっており、彼女に対する私情が顧客資金を流用していた一因らしく、ダメ押しで世間のひんしゅくを買いました。

この方がアラメダのキャロライン女史・・

こんな彼ですが、FTX破綻後、いくつかのメディアに出たり、インタビューを受けています。

そこでのコメントもなんとなく反省している感じが薄いので嫌なんですよねー。

彼は、FTXの破綻が同社の競合のバイナンスの創業者の“CZ”ことジャオ・チャンポンに仕組まれたもので、その戦略がCZの予想以上にうまくいった可能性があると述べています。

「私の推測では、彼(CZ)は私をうまく利用したのだと思う」と、彼は語った。「彼はおそらく、彼自身が考えていたよりもうまくやったと思う。彼は、自分の企みがこれほどのダメージを私に与えるとは思っていなかったと思う」

サムのコメント

また、破綻してチャプター11の申請をした際も、「弁護士に無理やり手続きをさせられた」とか「チャプター11に行かなければ自分でFTXを再建できた」などとおっしゃっているんですよね・・

まあ、頭の回転は早い彼なので、今後の自分の裁判を見据えて都合の良いコメントをしているのでしょうが、「まず反省じゃないの?」と思ってしまう私は日本人的な発想ですかね。

いや、これはFTXの破綻のあおりで同じく破綻したBlockFiに私が投資していたから余計に腹立たしく感じているだけかもしれません(笑)

これからは裁判で真実を語り、仮想通貨業界の悪しき慣習やシステムを改善することに役立ててほしいと願っています。










どんな容疑?


今後の動きは?


感想


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