【ネタバレあり】FF7リバース考察メモ

前回の記事に書いていた内容ですが、考察は感想ではないなと思い、分ける事にしました。
以下、気になった点とそれに対する現時点での考察を書いておきます。
考察…というほどのものでもなく、見たままに劇中で言っていた事を並べるとこういう事?というメモ的なものです。

①リバースセフィロスの目的
アドベントチルドレンによると、セフィロスの最終目的は「星を船として宇宙を旅する事」でした。
これはなんかちょっと詩的に言ってますが、実際はジェノバの生態そのもので、星を滅ぼしてはまた新しい星へ、という事だと思います(なんて迷惑な存在だ)
ところがリバースセフィロスの目的は少し違うらしく、「世界の消滅をなんとかしたい」というような事をたびたび口にしています。
世界の消滅ってなんじゃ?って思いますが、例えばザックスが生存している世界線や、今いるリメイク世界線も、全ては結局消えて無くなっていくとの事。
そういった世界をリユニオンし統合すればリメイク世界線は永遠になる(消滅を回避?)との事で、それが今作のセフィロスの目的っぽい?
前作のラストで、フィーラーに触れたクラウド達がまだ到達していない未来の場面を垣間見ていた事から、FF7世界は同じ運命を何度もループしているみたいな話で、今まではセフィロスがフィーラーを使って世界線の分岐を抑えていた、という事だろうか。
フィーラーが倒され分岐世界が大量に発生した分、世界を維持するエネルギーが分散してしまった、みたいな?

②ザックスは最後どうなった?
ラストでザックスはミッドガル5番街の教会にいます。
正直ザックスが出てくるたびに「ここはどの世界なんだ」と混乱するのですが、教会の屋根に穴が開いている事から、恐らくはリメイクの世界へ転移してきたのだと思います。
なぜなら、屋根の穴はクラウドが5番魔晄炉から落ちてきた時に空いたもので、ザックス世界では存在しない出来事だからです。
「世界は交わり別れ…また交わる」という最後のセリフもそれを示唆しているように思えます。
ただ、そうなると今後の話がまた色々変わってきそうな…
ザックス以前に、リメイク世界のビッグスがザックス世界に転移していた(本人は気付いてなさそうでしたが)し、この転移が世界リユニオンの影響なのかどうか、次回作で語られるのかな。

③エアリスは結局どうなった?
これは結論から言うと、生きているとも死んでいるとも言える状態になったと思います。
原作ではクラウドはエアリスの死に悲しみ、水葬で見送るシーンがありました。
しかし今作ではそのシーンは無く、そればかりかクラウドは全く悲しむ素振りがありません。
仲間がみんな沈む中、クラウドだけがいつも通りなので異様な雰囲気です。
その代わり、クラウドにだけはエアリスが見えており、会話もしています。
これはエアリスは原作通り死んで星に還り、ライフストリームを通じてクラウドに会いにきている、だからクラウドは悲しくない…という事ではなく、クラウドから見る世界ではエアリスは本当に生きているって事だと思います。
だってエアリスを狙うセフィロスの刀はちゃんと防いだし。
この辺の一連のシーン、ノイズ演出が多発して一見すると分かりにくいのですが、私は最初「エアリスが助かった分岐世界がリユニオンで元の世界に統合したから無くなった」みたいな事かな?と思ったんですが、それだとその後の「エアリス起きろ」のシーンが何故あるのか分かりません。
思い出してみると、全員で運命の壁を越えた前作とは違い、忘らるる都で運命の壁を越えたのはクラウドだけです。
なので、仲間たちは原作通りにエアリスが死んだ世界線を生きていて、クラウドだけがエアリスが生存した世界線を生きている、という事なんだと思います。
エアリスが死んだ姿、血まみれの姿を見ているのは仲間たちだけで、同じ場面でもクラウドにはそう見えていません。
エアリスはちゃんと生存し、パーティーから離脱するのは変わらないが、セトラの地でホーリーを祈り続ける事にしクラウド達を見送った。
ただし、それはエアリス生存世界を生きているクラウドにしか分からない。
そういうエンディングだったんだと思います。
ただし、エンディングでクラウドが「空を見るな」と言って、バレットが「何にもないぜ」と返すシーンがあります。
これはクラウドには消えていく世界にあったオーロラのようなものが見えているという事で、クラウドのいるエアリス生存世界線の方が消滅していく運命にあるものなんじゃないか、という不穏さが少し残ります。
結局エアリスが本当に助かったのかどうかは世界リユニオンの行く末しだいで、結末は次回作に持ち越し、という事のような気がします。

④スフールって結局だれ?
これは多分エンディングでのグレンとルーファウスのやり取りを見るに、ルーファウス本人なんでしょうね。
つまり、スフール総督紹介の放送で現れなかったのは当たり前で、グレンもそれを分かっててやっている当てつけ行為です。
何故神羅の社長ルーファウスが反神羅連合のトップ?となりますが、元々ルーファウスが社長になったのはプレジデントが殺されてしまったからで、本人にとっても不測の事態です。
元々はプレジデント失脚の為にウータイとの戦争を自作自演する計画だったのかな。
グレンが最初に現れた時、ルーファウスに「お前が始めたものを勝手にやめられては困る」と言っていました。
ルーファウスにしてみれば、社長になったのだからもうそんな戦争は不要な筈(自身も「もう状況が違う」と言っています)なんですが、恐らくスフール=自分というスキャンダルをグレンが知っていると考えた為、劇中ではウータイと戦争をする方向に神羅は動いていたのだと思います。
エンディングでグレンはジェノバの擬態であった事が判明します(黒マント着てるのでまぁそうなんだろうとは思いつつ)ので、親しい者の姿に擬態して相手に近づき相手の記憶を読んで、騙したり仲間内の疑心暗鬼を煽る、というのは原作でも言われていたジェノバの能力なので、そのままですね。

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