脳みそってそんなにえらくないよね

美容系の仕事をずっとしてきた関係で、身体のことはもともと興味があった。ここ数年はご縁があって、ヨガやピラティスジャイロや整体、Ayurvedやホリスティック栄養学など興味があるものは先生について教えてもらったり、実際に行って、体感してみたりしてきた。教えてもらったり、伝授してもらった人たちからの推挙いただいた書物も読でみた。

「身体を整えると思考も整う、
 思考を整えると身体もそれに伴う」

どっちかだけでは精度に限界があるというより、身体と精神の両輪で整える意識を持つほうが全体的にバランスがいい。と思っておけばそれでいい。
両輪で整えるのがめんどいのであれば、両方いずれは足を踏み入れることを理解しつつも、好きなほうから始めれば問題ない。

あえて「精神、身体どっちサイドから攻めたらいいの?」と聞かれたら身体を整えるほうが若干早い気がする。なぜなら、脳みそはちっともえらくない。から、脳は単なる司令機関で、なんだったら「ちょっとばかりヒステリックな受付嬢」ぽい存在なのだ。

臓器がそれぞれ関連性のあるもの同士で連携をとっていることから、脳は絶対的な司令塔ではないようだ。脳みそを絶対的な存在として崇拝するより、きになるパーツパーツを整えながら、身体の全体をまとめていけば、精神と思考はおのずと付いてくる。

「首から下で考えなさい」の著者が以下のようなことを述べている。
眉間のシワを伸ばせば、悩んだり考え混んだりする思考回路にスイッチは入りづらくなるし、寂しいと思う感覚はあったかい飲み物や毛布にくるまって身体を温めれば緩和されることがわかるだろう。

寝不足になれば生体のリズムが崩れやすくなる。疲れていると濃い味のものが食べたくなったり、何かクチ寂しくなってしまうことも、この脳の飢餓状態のアラートによるものだ。

案外脳みそは単純にできている。ならば上手に騙せばよいのだ。


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