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動画編集初心者が始めて請けた仕事メモ

昨年12月期のクラウドカレッジ動画編集コースに参加したときに、はじめてPremiere Proをさわったという超初心者です。

今回、動画編集のお仕事を受注することが出来ました。初心者ゆえに「クライアントに事前に確認すればよかった」「この手順を先にした方が効率よかったな」などなど、反省したり気がついたりした点がたくさんあったので自分メモとして、また私と同じ程度の初心者の方への参考にしていただきたいという気持ちもあり、noteに書いておくことにしました。

すでに動画編集のお仕事をされているベテランの方にとっては「そんなの当たり前」な部分もあるかもしれません。それはクライアントさんも同じなのかも知れず、細かい指示には含まれていないこともたくさんある気がします。

今さらかもしれない、(経験ないから)今回の動画に限ってのことかもしれないけど初心者なら困るかも・・・。そんなことを書き留めてみます。

お仕事は15分程度のトーク動画を8分から10分くらいのYoutube動画として編集すること。不要な部分のカット、BGMの挿入、テロップの挿入、ここは強調だな!と思う部分の画角の変更とエフェクトの適用といったところが主な内容です。

もちろん仕様書あります。参考にするプレミアのプロジェクトファイルももらいました。素材も提供されるのでダウンロードします。

仕様書もわかりやすく、編集にとりかかる時点では「あ、できるかも」っていう感じでした。他のクライアントさんもこんな感じでの発注内容になるのかなーと感じたりしました。

なにぶん初めていただいたお仕事。まずは参考にするプレミアのプロジェクトファイルを解析します。

どんなエフェクトかかっているのか
どのタイミングで画角強調しているのか
どんなタイミングでテロップ入れてるか

その後、素材動画の不要な部分のカット→テロップ入れ→強調画角調整→常に表示しておくタイトルや素材の配置とチェック→音声調整→GBM挿入→エフェクト適用→最終チェック

だいたいこんな流れでやってみました。ですが、仕上がる直前くらいに「最初でこんな作業やっておいたらもっと効率的だったな~」って気がついたところいくつか。

・音声のボリューム調整
素材の動画をカットする前に、全体としてやっておけば良かった!もちろんオーディオトラックで、トラック全体の調整は出来ますが、カットしてからボリューム調整するとなんとなく「あれ?この部分だけ音が小さい?」とか思うところが出てきます。で、そのクリップだけ調整しちゃうとさらに他とのバランスがおかしくなって次々クリップごとに調整したくなる。これ、面倒なことになります。しかも、編集中ずっと「なんか音か小さいな」って思っていたのに…音声聞きながらカットしていくので作業そのものもやりやすかったのではないかと反省しました。

・カラー補正
素材動画全体のカラー補正はぜひカットする前にやりましょう。同じ場所、同じ方がお話ししている撮影動画なのですが、やはり撮影する時によって明るさや全体の色味って違うんですね。今回ちょっと思ったのは、話している方の服の色でも、光を反射するので顔色が違うんですよね。あと、服の色が白っぽいとやはり画像全体が明るすぎるような気がします。

なので、まずは通しで映像を見てカラー補正する。そのあと不要な部分をカットする作業に入ればカラー補正は1回だけで済みます。これ、カットしたあとにやろうとするとクリップごとになるので何回も同じこと繰り返すのかなーって思ったり…(その場合の解決策は調整レイヤーを使うことかな)。

・同じ種類のテロップは、同じトラックに並べる
今回、もともと参考にいただいたプロジェクトファイルにはテロップの種類には名前はなくて番号でした。複数の種類のテロップがあると「あれ?何番がどんなテロップだっけ?」っていうのがわからなくなってきます。同じトラックに並んでいればタイムラインで横にコピーしていけば増産できます。

同様に、他の素材(透過画像やタイトル素材など)も同じものは同じトラックに並べると効率的ですよねー。

・カットはさくさくやろう
今回は初めてのお仕事だったこともあり、ものすごく細かくチェックしながらカットしました。でもこの部分を効率化しないと単価に見合わない作業量になります。こういっては何ですが、単価に見合った程度のカットでもいいのではないのでしょうか。クライアントさんが求めている程度も単価に表れている気がします。

全体としてはこんな感じでした。

あともうひとつ。エフェクトの適用は可能なら作業工程の最後にやろう!エフェクト適用するとレンダリングのスピード落ちますよね~。今回のお仕事はエフェクト適用する箇所がはっきり決まっていたので最後にやっても大丈夫!っていうお仕事でした。参考にいただいたプロジェクトファイルでも適用するクリップは、違うトラックに移動してわかりやすくなっていました。これはとても良かったと思います。

■クラウドカレッジでは習わなかったこと
クラウドカレッジの内容は、動画編集のお仕事に必要な部分を抜き出した感じでコースが作られていました。もちろん、そうしないと多機能すぎて全て勉強するのは短期では無理なんで良いことだと思います。それでも実際のお仕事では知識として必要になったことがありました。
・ネスト
シーケンスをネストして別のシーケンスで利用する。今回はAdobeのヘルプを読んで解決できました。
・レガシータイトル
これの正体は正直まだちゃんとわかっていません(笑)。今回は納期までに作業しないといけなかったので、ひとまず「編集すること」が目的。スタイルそのままにテキストだけ打ち変えることができたので乗り切りましたが、ちゃんと理解した方がいいと思ってます。次のお仕事までに学習しようと思います。

やっぱり受注するからには効率も考えないといけないというのはワーカーにとって大きな課題ですよね。

参考になるようなことがあれば、これからもnoteにメモしていこうと思います。

■検収1回目を終えて

全体的にはインタビュー動画のカットのタイミングなどはOKいただきました!修正事項は主にテロップ。テキストのサイズと位置の修正がほとんどです。あと、今回はインタビューされている方の服装が白っぽかったのでテキストが目立たない…ということで、ドロップシャドウを入れるという対応を追加しました。

その他、最初にいただいた参考のプロジェクトファイルをマネしたのですが…どうやら検収される方のやり方とは細かいところで違いがあるようです。

例えば、クロスディゾルブの基本的なフレーム数とか、テロップの位置とか。本音を言えば「え?なんで見本と違うの?時にディレクションほしかった」ってところでしょうか。

発注者によるとは思いますが、もしかしたら「これを参考に(基準に)編集すればいいんだな」と思っても、時間があるのならそれら抜き書きして再確認を先にした方がいいのかもしれない…と思いました。

あとから修正するってなると修正箇所が増えちゃうからです。

このあたり、どのくらいの加減で参考ファイルを読み取るか…それこそお仕事の経験値が重要かもしれないですね。今後の検討事項ってことで!自分メモです。

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