見出し画像

Xデザイン学校大阪19 #2オブザベーション

苦痛を取り除けば魅力を感じるか?

今回の学びは、この一言に尽きます。

2回目のテーマは<オブザベーション(観察・監視)>・・・と言われると、業界的にクレームを潰す為に色々インタビュー・アンケートを取る経験から、
100%困り事に目を光らせて問題点を虱潰しして改善の一手を探ることしか考えてませんでした。それがまさに罠やったんでしょうね

今回は上位下位関係分析法というワークショップで、フルーツゼリーを食べる人を観察して、被験者が話す内容や特異な行動を書き出し問題点の抽出・
食べた時のテンションの波を描く心理曲線から真実の瞬間を見出し、最終的にパッケージを改善するというプレゼンをチームで作り上げました。

クリティカルシンキング

「クリティカルシンキングが大事だよ」という一言があり、個人的には直訳の批判的思考すべきと考えてしまったことや(おそらく感情や意見に流されることなく、客観的に物事を判断しようとする思考…が本意?)
被験者の話す内容もどちらかと言えば批判点・困った点を言う事が多く、聞き取る側も批判的な点や特異な行動に着目して、
真実の瞬間を<味が飽きる>点に当たりをつけてパッケージ勝負に出ましたが、「小手先のテクニックだよ」と指摘を受けました。

本当にそれでいいのか?

今回の反省点はパッケージを考える上で「ゼリーをそのままの状態で食べる」という点、そして問題点の改善こそが正義という勝手な常識に囚われた事かなと思います。

そういうときこそ、<リフレーミング>つまりフレームを外して、新たな視点や新たな組み合わせの模索、
また違う領域のチーム(外の世界)に一歩踏み出て観察して考えることが、新しいユーザー体験・イノベーションの第一歩なのだと認識しました。
また、つい個人的に特異点の方にばかり目が行ってしまいましたが、大多数の人が重なって感じる部分に着目する点こそが大事なのも気づきでした。

「問い」を愉しむ

今回の学びで一番楽しく頭に残ったのは、やはり「問い」です。
本業では今までの経験から得た経験則についつい頼り「問い」を考える時間がありません。
今後はパッケージひとつから広告・街頭の看板ひとつひとつに「問い」を愉しむ時間を作っていきたいと思います。

引き続き、浅野先生をはじめ皆さま宜しくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?