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日向坂46 7thシングル「僕なんか」について

こんばんは お久しぶりです スズムラリンです。
本日は日向坂46 7thシングル 「僕なんか」を全曲超主観で好き度を出したいと思います。



1.僕なんか

S(5.2)
 個人的に大ハマりしてしまった曲。オタクはこういう自分を下げる系の曲好きだからね。めちゃくちゃサビの割合が曲の中で多い気がする。メロディーとかバックのオルガン系の音が好き。(これはマジで個人的にだけどこういうオルガン系の音を聴いてる時にずっと追ってしまう、好き。)コーラスも相まって心に重くのしかかる感じが良い。小坂菜緒復帰というクソデカタイトルを引っさげて出した曲としては少し印象は薄いが良いと思うがやはり日向2期には暗めの曲が会う。(じゃあキュンとかドレミは誰がするんだっていう意見は置いといて)
1番と2番の変化、落ちサビへの流れが完璧。マジで無駄なところが一切ない、超効率的に作った曲って感じがする。好き。というか、この曲は落ちサビの「この愛が確かに真実だって証明しよう」のロングトーンがまじで輝いてる。サビより好き。
ちなみに、秋元あるあるで1Aに植物が出てくると良曲がち(二人セゾン)しかし、歌詞のテーマはただ根暗コミュ障オタクのキモソングではある。そしてだいぶ直接的な歌詞だから深くはない。好きだけど。もうすこしこういうパワーで押し切れない曲は歌詞を工夫してほしいとは思う。

この、ベテランでこさかなを守ってる感。いいよな。

2.飛行機雲ができる理由

SS(6.0)
 殿堂入りだろマジでこの曲。実質渡邉美穂卒業ソングなんだろうけど、マジで涙が流れるくらいい良い曲。サウンドとしては、バイオリン?の主張が激しめでオシャレな感じ。声が本当に映える音になってる。邪魔な音が一切ない。そしてなにより歌詞のテーマと構成が良すぎる。
入りはテーマの提示。よくわからない質問をする君を描いて会話を開始する。このAメロが一回増えるイントロが回顧感が増して素晴らしい。
A1は一度切れた会話を続ける。「あれは飛行機の涙じゃないかな」マジで隠れて流す涙と飛行機雲を結びつけたのは秋元康ナイスすぎる。
B1は流れるようなゆったりとした掛け合いの中で、飛行機雲というテーマから外れず空と感情の結び付け。より飛行機雲に対しての切なさが増す。
サビでは君の悲しみを歌う。別れを知っているであろう君が気づかずに泣いている、切ない。まるで飛行機雲ができるように…素晴らしすぎるだろ。今まで一番で作ってきた内容もばっちりハマって伏線回収してるみたいに感情がスッと入ってくる。
二番はより君を強くした歌詞になる。より君との別れを意識させて悲しみが溢れてくる。
 テンポ良いA、流れるようなB、気持ちが籠ってるサビ、どこを切り取っても最高。ラスサビ前Cメロ?の「飛行機雲は見えててもエンジンの音は何も聞こえてこないね」「僕が思ってるよりも泣いてる君は遠くにいて」秀逸すぎるだろ。秋元康、ありがとう。日向坂46、この曲これから超えれるのかな?

涙出るわ

3.もうこんなに好きになれない

A(4.0)
歌詞の少なさに比べて凄い情景が浮かぶという自分的な要素として最高楽曲。レトロなラブソングながら、現代的な声の3人が歌うことでなんか未熟さも相まって凄い良い。小坂菜緒のソロパートの弱々しさが好き。アクセントになっていいと思う。そして他の2人もしっかり良い声。全体としては良い昭和オマージュ。
歌詞は海辺で、夕暮れ車に一緒に乗ってだらだらしてるという感じが読み取れる。「キャデラック」「Car radio」等、今はあんまり使わない言葉を使ってるところも昭和っぽさを出してるのだろう。最初タイトルだけ見た時にこん好きの第二章かと思ったんだが、そんなことはなかった。
この歌詞の感じとゆったりしたメロディがしっかりマッチしていて没入感がある。とても良いと思う。
サウンドとしてはゆったりとしたバンド。鉄筋っぽい音だったり、細かい感じにちらばってるギターもオシャレで良い。あとBメロのコーラスはちょっとだけ邪魔かも、古い感じは出るけどね。


4.ゴーフルと君

A(4.1)
ちょっとうるさいんだけど、日向3期にやらせるならこのタイプが合ってるとは思う。サウンドとしてもおもちゃのピアノのような音から始まり、それが起点となって金管系やら、細かい効果音やトコトコトコトコした音と、可愛い。サビではしっかりドーーン!と金管で下を支えながらボーカルがよく乗ってて分かりやすく盛り上がれる。コーラスの入れ方もちょうどいい。もちろんだが3期生はソロパートばっかりで、声が聴けて本当に良い。
とにかく詞がすごい良い。「思い出せないこと」があるけどとても大切なことは覚えている僕。アールグレイを飲みながらきっとお菓子でも食べていたのだろうが、ゴーフルを思い出し、そのゴーフルが好きな「思い出せなかったこと」である君を思い出す。思い出さないように記憶にゴーフルのように思い出を挟んで蓋をしていたのかな…と、ここまで書いてみても秀逸である。
二番はその後思い出したことをつらつらと述べてサビへ。
ゴーフルが久しぶりに食べたいという思いと、好きになることのリンク。
落ちサビ前では超早口が入る。これがまたアクセントになって良い。曲のテンポ感もいいのでぴったりマッチ。「なぜか愛おしいくらい」のアクセントの入れ方めちゃくちゃ好きなんだよね。
一番大切なのはその時に昂まる感情だ…とラスサビで終わり。
完璧か?このシングルだけ秋元本気出した?
でも、こうやって文字をみてちゃんと読んだりして聴かないと、盛り上がりのせいで「ゴーフル♪ゴーフル♪」で終わっちゃいそうだからみんなしっかりと歌詞を注目して聴いていただけると助かる。この曲は盛り上がるだけじゃなくて、"ゴーフル"のように薄くない、深い曲です。

5.真夜中の懺悔大会

B(3.0)
潮と影と高瀬の声が良い。楽しい感じでちょっとダークな秘密を聞き出そうとしてくるのが怖い。カボチャみたい。声がいいから聴いてて楽しい。
入りがウィスパーボイスで「ね む ら せ な い よ♡」これぞアイドルだね。声はいいんだけど、全体的に「じゃあさ」「もう」「なんかしよう」とかいう、ちょっと表現が欠如している部分があってどうも歌詞としてはマイナス。
音はふわふわでアゲ~な感じではあるが、内容は暗め。ちょっぴり入り込むのが難しい設定と、う~んな曲である。

6.恋した魚は空を飛ぶ

B+(3.5)
ウララ〜オオ…マジで最初「は?」って思ったけど聴いてて楽しすぎてなんでも良くなる。言葉の繰り返しが聴いててまじで楽しい感じ。マジで頭を空っぽにして聴くべき。じゃないと恋した魚は空を飛ばないだろ………って思ってしまうから。あんまり見れないメンバーのクール目な声が聴けるというだけでもこの曲は素晴らしい。恋した魚は空を飛ぶのである。とにかく、歌詞よりもリズム感とメンバーの声、そして雰囲気が良い。音も割と安っぽくもない音のピアノとエレキがしっかりしていて、Aメロのジャッジャッジャッから変わるところがすごい好み。サビはオルガンっぽい音でふゎふゎしてる。ここもしっかりギターじゃだめなのかな?音楽は出来ないので分かりません。
しかし、歌詞がやっぱり読み取れなさすぎる。「恋した魚は空を飛ぶ」に意味があるのかと思いきや、ただあわただしさや大変な感じを表現するために使われただけ。もうちょっとだけ意味を持たせてほしかったな。

7.知らないうちに愛されていた

C(2.2)
うーん、普通。正直に言って特徴も無い平凡な曲ピアノのくだりとか深そうで深くない。マジで長く感じる曲。これをジョイラに続く感動系楽曲にしたかったんだろうか、いかんせんちょっと曲のパワーやメッセージ性が無い。
「ピアノが聞こえたらこのメロディー弾くのは誰か」
「誰のためにそのピアノ弾いているのか」
「ピアノを弾いている君を思い出すんだ」
この表現がどうしても自分に合わない。ピアノを弾いてるオタクが喜ぶのか?なんか薄い。よくわかんない、自分の理解度が足りてないのかもしれないけど、どうしてもこのフレーズのせいで曲のビジョンがぶれる。これなら、この曲のポジションが飛行機雲ができる理由で良かったじゃんと思ってしまう。いうて言いたいことは「君がないてた理由聞かずにごめん、愛されていることに気づきました」だしそんな変わらんやろ前半は。音自体も特に、言うことは無い。アコースティックっぽいギターと、ドラムと、シンセとベースとと、なんか普通。普通としか言えない。特にこの曲がどうしても聴きたいと思うことはないと思う。Aメロのピアノだけは、綺麗かもね。

総合評価

A+(4.74)

 点数的にはソンナコトナイヨに抜かれたが、個人的に日向坂46史上ナンバーワンでいいと思うシングル。何より殿堂入り楽曲があるという点がでかい。普通に表題も聴き心地が良いしファン的には完璧なシングルだったのでは。結局日向坂46の方向性はセンターによって変わるんだろうなと思った。しかし、ジョイラ系のライブ映する感動曲をもう一度作りたいのだろうけど微妙な曲が連発している気がする、頑張れ。ちなみにこのシングルから自分はおひさま復帰した、小坂菜緒と同じだ。

今日はこの辺りで失礼させていただきます。

記事を読んでくださり、有難うございました。

では、またお会いしましょう。

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