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櫻坂46 8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」について

どうも、スズムラです。
今回は櫻坂46 8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」について好き度を発表していこうと思います。
評価基準はこちらをごらんください。


1. 何歳の頃に戻りたいのか?

S(5.0)

全体的にはすごい良い。いわゆる厨二病感のある欅でもないしっかりと立ち上がった櫻のエッセンス100%だなと受け取った。スっと入ってくるメロディラインながら強い歌詞に重めのサウンドと素晴らしいバランスで成り立っている。何より、聴いてて「うわださ!!」と思うような点が1個もなかったのがなかなか珍しい。作曲面では少しAメロあたりがエレキが浮いているなという印象がある。イントロはすごい良いんだけどその後の曲の印象とは会っていない。イントロの重めもエレキから坂道サウンド感あるギター(?)と混ざり合う感じ凄い良い。
 
 1番好きなのはサビ前、まじで余計な音が流れずドラムとちっちゃいギターなのがクソかっこいい、ここでファーン!!とかパシーン!!ってやんないのが櫻なんだよな。かっけえ。サビはメロディはなぞらず、下から支える感じ。すごいドラムがなってて若干乗りにくいが、シンセとピアノが相変わらず良い。流れるメロディに乗ってる。ここを聴いてたら鳥肌立ちそうになるくらい雰囲気出てる。で、やっぱりイントロ(間奏)だけ雰囲気違うんだよなとはなる。A2メロはエレキが一瞬薄れるけどそのまま行ってほしかったな。2番はそれ以外あまり変化なし。落ちサビ前はピアノ。やっぱこっちの方が合うよ、エレキと合ってない。

 ラスサビ前はゾワっとした。結局こういう転調入りがいっちゃんかっこいい。下から湧き上がってくる気持ちがある。掛け合いがマジでカッコイイ。周りから覆うように出てくる自分の言葉って感じがして震える。ラスサビ後のイントロのメロディ使ったとこで普通に気持ちよすぎた。しかもここはベースの後ろでなってる感じだから凄いあってる。


 作詞面では、正直普通。人は悩みを持つもので、過去に戻れないなら悩まず、未来に進もうぜという未来主義幸せ目楽曲。今(A1)▶︎昔(B1)▶︎サビ(主張)▶︎今(A2)▶︎昔(B2)▶︎サビ(主張)と、わかりやすいけど入り込みやすい良い流れで組み立てられている。…が、なんか早口で、被されている部分が多くて「え今なんて言った?」みたいに思うところが多い。で、サビ入ってすぐ長めのタイトル言う曲ってなん安直に感じる。で、秋元はBメロに野球出しすぎだろ。野球部だったっけ?しかし、野球部の様子って案外みんな共感しやすいので実は良い。まあそこまで工夫は無いし歌詞で響く部分はなし。あでも共感は出来ました。


 歌詞はプラマイゼロ、作曲でプラスでS(5.0)ですかね。しっかりとこのクオリティで出してくれるのは嬉しいな櫻坂46。あと、ほんとに作曲がプラスしてる。まじで櫻坂46を分かって作曲してくれてる。と思ったらナスカさんでした。そりゃそうだわ。

ちなみにダンスはなんであんなことになるんですかね?手でブンブンダンス流行ってるんですか?

2. 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう

B+(3.9)

 ラブソング俯瞰系ラブソング。割と明るめのバンドにちょっと低めのボーカルが乗ることで単純に明るいラブソングで終わっていない。テーマか良い。

作曲面はバンドとピアノ。イントロなどに使われるジャーンジャーンジャーンと上がっていく感じが変に明るすぎずカッコイイ。そして村山の声がよすぎる。それに合わせてか全体的のキーも低めで、(ちょっと低すぎな気もするけど)変にフワフワした感じじゃなくて、俯瞰で見た恋って感じが伝わる。でCメロがみじかい、これは癖になる。上下するメロディーもグルグル回る感じがして今からサビだ〜!という気持ちになって良い。

しかしサビがどうも窮屈。歌詞が聴きたいのに言葉が飛んでて聞こえにくいし、そしてキーが低いのがここで悪い方に出る。ワードが聞こえない。何言ってる?でもメロディーは癖になる繰り返しで良いし、この窮屈感があるからサビが頭に残っている。良いし悪いところもある、アンビバ。

2C『夜が明けちゃえば』の声が良い。誰?

2サビ後のDメロからラスサビ。ラスサビは声が本当に聞こえやすくなる。あの最初からこれでもいいんじゃない?特に曲の中で成長があって最後という訳では無いんだし…作曲の方は特に大きく惹かれた部分はなし。ラスサビが良かったことは本当に◎

であと、この曲にアウトロなしは合ってる。そうだよね、あと1音欲しいけど、あと1音辿り着いて完璧にはまだなれてないもんね。このもどかしい感じがこの曲を表している。

 歌詞の方は個人的にすごい良い。ラブソングを自分に重ねて…というテーマ。で、でも、「恋は絶対に癖になるね」癖になっていいの?妄想癖が出るってことでいいのかな?恋が癖になるって超浮気性のセリフじゃない?

  2サビ秀逸。「冷静に歌詞だけ読むと気づいてしまう 好きになったって叶うことは無い」ええやん。これやん、ガチこれやん。共感性ってほんとに大事。ここ好きすぎる。でも相変わらずサビ文字数多すぎる、つまりすぎ、歌詞がかわいそう。

 で、Dそこまで不眠症にはならんだろ。秋元は恋したら寝れなくなるところあるよ?あくびletterの時もそうだったけど俺みたいなオタクはさ、そういうのは分かんないけどさすがに寝れると思うよ?まあ、こういう恋愛を俯瞰的に見てラブソングを語るのは本当に共感しやすくていいですよね。Dメロ以外作詞は凄い良いと思います。

 ということでB+「3.9」です。
まあテーマが良いですね。結局これがハマるかどうかで自己投影できるか大きく変わるからな。すっごい投影しやすかったこの曲。

 あ、あと全角スペースにする意味ありますか?
何度 LOVE SONG
何度LOVE SONG
スペースいる?まあいいけど


小田倉麗奈様のダイナミック文字ファンやってます。

3. 油を差せ!

B 3.2

 まあ、まあ悪くもないんだけどなんか掴みどころがないんだよな。サビがなんか寂しい。

 作曲面でもちらほら綻びが見られる。イントロはチュミミミミミミこれMV音じゃないのか、トランペットとシンセがバチバチに混ざりあっててめちゃくちゃかっこいい。ぶち上がるイントロキタコレ。Aメロはリズムを取ってB──『Wow wow』何この声。は?なんか若干オートチューンかかってて鼻につくし、ここ何とかならんかったんか?この声しか聞こえんわここ。まじでこのWow wowなかったらもっと良かっただろ。
サビ前はドラムとベースシンセがバッキバキになってこれぞBACKS、すごいかっこいい。

 サビでは一転してベースはバキバキで作りつつ高めの音も鳴らして少しフワッとさせて寂しさを演出してて作詞のテーマにはあっていて良い。しかしシンセがうるさすぎるなぁ、もっと管楽器メインで行けなかったが、なんか寂しさを出したいのはいいけどフワッとしすぎなんだよな。歌自体も高いからバランスが悪い。

 2番はサビを1ターンで終了。だいぶ短めな作りでCメロに入る。そしてサビだが寂しさを演出したにしてはバキバキのイントロとかで挟んでて、寂しさて良い感じに裏切られるかな〜と思ったけどどうしても薄い。シンセとWowwowのせいでしょう。メロディーはサビがあまりにも単調で雰囲気にあっていない。どこか特徴的なところは無いしそこまで引かれない。しかし、言葉はよく聞こえる。そこは良い。

 作詞面では錆び付いた関係を油を注してもう一度一緒にならないか?という感じ。人間関係を錆び付く、油を差すという酸化をテーマにしたのはとても良い。歯車の嫌な音が聞こえるとか、とても一貫性があって気持ちがいい。個人的に「元に戻ろうとする普通の自然現象なのさ」というフレーズが良い。いわゆる鉄は自然では酸化鉄として存在するからそこに戻る=人間関係も勝手に離れて言ってしまう ということだろう。こういうの好きだからね。珍しく康が分かりやすく例えてくれたので助かる。しかし同じ言葉使いすぎじゃないか?俺のレポートみたいになってないか?錆びる何回使った?サビの油を注せ!で終わるのも安直すぎるしなんか浮いてる。

 テーマも作詞もすごい良いけど、結局サビとメロディーがいまいち。しかし曲としてはしっかりとしていてまともに聴けます。全く自分には落とせない話だったので共感性は0。あとアウトロほしかったかな。惹かれた声やパートも特にはなし。武元の入りは良い。あとMVは普通にメンバーがかっこよく映ってて良い。

 結論としてまじで「WOW WOW」がほんとにダメだった。そこ以外は何か足りないけど良い。


彫刻みたいな小田倉麗奈様のファンやってます。

4. 真夏に何が起きるのかしら

B+(3.6)

 これ、声が良すぎる。いろんなところの声が良すぎる。
音的にはバンドメインでこれから来る「真夏」を歌う。

 正直バンドがだいぶお安めな音に聴こえてしいますのでちょっと作曲面ではマイナス。まあでも「真夏」感はあるかな?刻むギターが多くてリズミカル。ノリやすい。しかし、メロディーなんだねそれがとなるAメロ。最初は「ダサッ」だったけどなんか聴いてたらハマってきたな。割と好きかも。

 Bメロ?どっからかよくわかんないけど(無知)「サマータイム」の声良い。そして、そしてこの曲のいっちゃん好きポイントはサビ入り「どうだろう?」の声。かっこよすぎやろこの声。誰?まじで知りたい。このちょっとこもった感じがグッっと来る。ここ聴くためにこの曲聴ける。好き。

 でサビもしっかりギターで自由にアゲアゲ~な感じありつつ「ソ!ワ!ソ!ワ!」とリズミカルでもある。良いね~~~

 2番はAメロが一ターンで短くサビに入る。ここでC?メロの「きっと何かあると思う夢の恋」これがあることで無性に寂しく感じる。真夏なのに、真夏なのに暑苦しいんじゃなくて「何か足りない」感じが伝わる。

 でよくあるDメロからラスサビで終わり。ほんと声に恵まれてるわ。素晴らしい、誰が誰かはわからんが要所要所が声でしっかり絞められてる。

 歌詞の方は割と情景と主人公の声が交互に来る感じ。想像し易くて良い。でも、「サマータイム」はあっという間か?そしてちょっとあんまりポイントは「女子高」…う~ん。なんか漫画チックになっちゃうんだよね。こういうフレーズが入るといかにも「設定!」って感じがして聴いてるこっちが阻害されちゃう気がする。

 Dメロの「ないし…答えないし」って語尾は合ってますけどなんか幼稚に聞こえるんでなんか嫌です。歌詞は全体的に共感することができず、世界観には入り込めますがこれを自分に落とし込むことはできませんでした。

 まあでも、「どうだろう」を聴くためだけに聴く価値があります。曲としては普通って感じですがそれだけで最高です。

5. 心の影絵

 B (3.0)
 
 サビがスーーーーーーっと進む感じでなんか妙にハマる曲。内容としては「まだ君が好きだ」というだけなんだけど、若干一貫性が無くてなんかしょんぼりしちゃった。

 サウンドはなんかアマゾンに入るみたいな音から始まってどっしりした管楽器がアクセントになったカッティングギターがメイン。特に悪いと思わないしすっごい良いというわけでもない。気持ちいポイントもない。

 詞の方は序盤で哲学チックなこと言って「お?」とちゃんと考えようとしたら途中からだいぶ直接的な表現が増えてどっちなんってなった。「幸せってのはこんな影絵みたいな幻だ」これめっちゃ良い、今主人公は一人で外歩いてて、タワマンから差し込む光が作り出した自分の影を見て、タワマンという資本主義の結晶みたいな人間たちが持つ「幸せ」ってどういうものなんだと考えだしたのかとか…想像してたのに、後半セリフまであるしもうごちゃごちゃ。きっと↑のフレーズもそんな意味ない。

 まあでも、嫌いじゃないです。けど好きでもないです。というね

6. 恋は向いてない

 B(3.4)
 
 最高のベースから始まるザオシャレソング。オシャレながら「恋は向いてない」とかオタクに寄り添った歌詞だから共感もできちゃう。

 サウンドはマジでベースが目立ってる。ベースが結局一番好きな音なので、こういう曲はやっぱり好きになっちゃう。その上にサビのメロディに似てる感じのシンセが乗ったりして無駄がない。

 歌詞は本当に「恋は怖くてできないよ~」って言ってるだけ。あんまり発展もしない。サビでは英語を織り交ぜてリズミカル。まあ詞で魅せる曲ではないですね。

 あと、ちょっとアラってなっちゃうパートがいくつかあり。難しいよな。そういう人が2人でハモったりするとすっごい良くなったりと、色々言い方は悪いが使い方がある、適材適所。

 割と、頭使わずに聴けるので雰囲気で楽しみたいときに聴きたくなりそう。でも特別大好きってわけではない。

7. 泣かせて Hold me tight!

B(3.4)

 奇抜めな曲。日本向けK-popみたいな曲調。聴いた時に一瞬ITZYのRINGOみたいだなって思ったけどそこまで似てないわ。でも雰囲気は似てる。曲の時間が短いのもありそう。

 サウンドはラテンっぽい音と声っぽい感じの音をリズムとして使ったり、ピアノ使ったりとごちゃつきつつリズミカルな感じ。楽しい。

 詞は「実はつらいんだよ、ママ」と言ってる感じでしょうか。強気だけど、ほんとは辛いからHold me tightと。まじで語彙力がなんか日本向けK-popなんだよね。気持ちが良いメロディーとか、韻とかがない。この「バキバキですよ」っていう雰囲気だけでなんとかしようとしてる感。リズムはすごい良いんだけどね。

総合評価

A (4.36)
 
 櫻坂46、表題がまじでしっかりと良く他の曲にも外れが無さすぎる。が、今回はちょっとぐっと来たのが表題だけだったので(もちろん他の曲も平均的に良いが)ちょっとがっかり感ある。完全に櫻坂46に期待しまくっている自分がいる。良シングル。


今日はこの辺りで失礼させていただきます。

記事を読んでくださり、有難うございました。

では、またお会いしましょう。

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