PERSON-23

訪問セラピーSUN
@miki.kazihara
梶原 己叶
業務委託のリラクゼーションサロンに10年勤務後、訪問セラピーSUNとして起業

どんな方に向けてどんなサービスを提供していますか？

セラピストとしてリラクゼーション施術やオラクルカードセッションをしており、接客の中でカウンセリングの様な事もしています。
施術・セッション、どちらも「話したい！」と思ってくれている方が多いですね。なので、私の仕事はセラピストと一言でくくらず「体と気持ちが疲れている方へ寄り添う仕事」かなと思っています。
メインのお客様は50〜60代の女性が多く、最近はその娘さんやお嫁さんを一緒にほぐさせていただくことも多いです。

起業のきっかけは、施術をお断りされる人がいた事

12年前から働き出したリラクゼーションサロンは業務委託スタイルでしたので、その時から「個人事業主」ではありました。訪問セラピーSUNを始めたのが2年前なので、自覚した起業スタートはその頃になります。
サロン勤めの頃は、ベビーカーや車椅子のお客様は断らなければいけなかったんですよ。その人が一番やってほしいであろう時に出来ない。それ以前に、来店すら難しいお客様がいたことで「この人たちがお友達なら、家に行って施術できるのに！！」という想いが強くなったので、サロン勤めと並行して訪問施術を始めました。

仕事へのこだわりは、お客様に寄り添うこと

一人一人のための施術を心がけています。例えば、お店だと施術の範囲とメニューが明確に分かれていて、このメニューだと上半身しかできない！という事もあるのですが、訪問施術ではお客様のご希望に沿った時間配分で施術を提供する事ができるんです。
人によって負担のかかっている部分が違うので、その人に必要な施術をその人のために組み合わせて行う事ができます。
もう一つのこだわりはできるだけ体の深い部分、骨と筋肉の間に届くような施術を行っています。体の深い部分は少し間違うと痛めてしまう部分なので施術には技術はもちろん信念や決断も必要です。訪問セラピーSUNの施術を選んでくださったお客様には、難しい部位であってもお客様にスッキリしていただきたいから、絶対に手を抜きません。

縁を繋ぎ続けるということ

サロン勤めの時にきてくださっていたお客様が、私がサロンを辞めたことを知ってブログをわざわざ探して施術を求めてくださったこともあるんです。
ありがたいことに、人と人との繋がりをとても強く感じていますし、繋ぐことができているなと思っています。
年に一回しか北海道に来ないという出張や旅行の方でも、覚えていてくださって一年ぶりのご指名をいただく事もありました。そんな時は、精一杯施術をしていてよかったと感慨深くなりますね。お客様が帰って来てくれたような感覚になってうれしかったです。

なぜ千歳市で起業をしようと思ったのですか？

シンプルに千歳を離れる気がなかったんです。都会すぎず、田舎すぎずで私にちょうど良いなって思っていて、何より千歳で子育てができて良かったなと感じているんです。近隣に小さい町が点在していることも魅力だと思っています。近隣の町でも活動を広げていきたいなと思っています！

今後チャレンジしてみたいこと

現在(2023年8月現在)40歳の私ですが、50歳になったら、の目標を立てて進んでいます。
訪問施術だけでなく、起業支援団体での活動で施術以外の悩みに寄り添ったり、セルフケアの講師をさせてもらっていますが、介護予防や認知予防の活動にも興味があります。
思春期の親子に寄り添うことやシングルマザー向けの活動も考えていて、いつも頭がパンパンになっています(笑)
親との関係に恵まれていた私ですら、初潮の相談を母にできなかったり、予期せぬ妊娠を打ち明けられなかったりした事がありました。
性や進路、人間関係など「親や先生に言いにくいちょっとした事」を話せる人作りをしたいです。
10代で妊娠しシングルマザーで子育てを終えた経験をした人間が行う性教育には、価値があると私自身思っているので、実現させたい夢ですね。
あとは、司会経験や接客コンクールの審査員経験もあるので、話すことが苦手な方や自己アピールが苦手な方へのサポートもできると思います。そんな方にも、寄り添いながら起業支援活動とセラピスト活動を楽しんでいきたいと思っています。

ーーーーーーーーーーー
シングルマザーでの起業には大変なこともあったそうですが、人と寄り添うことを信念とした己叶さんのお仕事は人とのつながりとなって己叶さん自身を支えているのだなと感じました。己叶さん、ありがとうございました！

事業者情報
訪問セラピーSUN
公式ライン https://lin.ee/cpcrwM1S

じもじょき.netちとせは
千歳市と千歳市オリジナルキャリア支援団体おしごと部ちとせとの協働事業です。