「O」5話.プロタゴニストのはじまり

レモンサワー

「この世界の酒はこんなに甘いのか」

SHINGENは怪訝そうな顔をしながらレモンサーワーを飲む。
初めて聞く飲み物に興味本位で頼んでみたところ、失敗したようだ。

「いいじゃん、結構好きだぞ〜、この酒。」

YOSHIMITSUはSHINGENが頼んだレモンサワーが気に入ったよう。
上機嫌で飲んで、もう2杯目に行く勢いだ。

「おまえは物好きだな、、、。そんな事より本題だ。」

SHINGENはまだ怪訝な顔をしてレモンサワーを飲みながら、邪悪な覇気を感じたことについて語りだす。

YOSHIMITSU
SHINGEN


「こんな平和ボケしたこの世界に、あの邪悪な覇気は不釣り合いだ。」

危険視して行くべきか。
または、関わらない方がいいのでは、、、

「いや。見て見ぬ振りはできない。」

さっきまでの上機嫌さとは一変して強い口調で言ったYOSHIMITSU。

「恐らくこの世界は、俺らが生きていた未来の世界。争いを無くすために、平和のために、戦っていた時の気持ちは忘れていない。今世でも俺らの役目はきっとこれだ。」

「自分たちの国の未来のために戦う。」

YOSHIMITSUとSHINGENの会話に入ってきたのはNAGAMORI。

NAGAMORI

「あの時と同じように。今世でも未来のために戦いましょうや。」

NAGAMORIは、 自分たちが転生されたことには、意味があると思っていた。

「そうだな、、、あの時の気持ちは忘れてない。この世界に転生されたからには、この世界をいい未来へと導きたい。」

SHINGENはレモンサワーを飲み、どこか笑みを浮かべながら言う。
レモンサワーのジョッキはいつの間にかもうすぐで空になる。

月光に照らされながら酒を飲む。
ドラム缶机の上にあるジョッキに紫に光る月夜が反射する。

その紫の月夜を怪しく閃光を眺めながら、酒を喉に通す。

「仲間は多い方がいい。もしもの時に備えて、組織を立ち上げよう。」

SHINGENが問うと、2人は賛同した。

この世界には、突如として転生されたものが何名もいる。
複数名、いや大規模な人数が転生することに備える必要だとお互いが感じているようだった。

「俺も賛成です!!!」

大きな声を上げたのは端っこで呑んでいたIESADAだ。

IESADA


若き武士は、お酒が弱く、すでに頬が赤く火照っている。
足元はふらつきも、自分の力は、「平和のためにある」と口に出す。

SHINGENは、IESADAの口から出た言葉を聞き、口元がにやける。

2杯目に頼んだレモンサワーを一気飲みする。

YOSHIMITSUは、IESADAが口に出した言葉に感化され、
「お前いいこと言うな、覚悟しろよ!!」
と言い、組織として拡大することを目指す。

急な悪天候となり雨が降りはじめ、雷が鳴る。
仕事終わりのサラリーマンたちは急いで駅に向かっている。

駅前には、雨宿りしているOLや大学生たちで人が溢れていた。

そんな中、駅のロータリーで演芸をする人が一人。

多くの人がそれを見ているなか、一人だけ暗い顔をする少年が居た。

彼は、演芸を見て不貞腐れた様な顔をして、雨に濡れながら裏路地へ歩いて行った。

邪悪な覇気

HANZO

その頃、HANZOはSHINGENに頼まれ、邪悪な覇気な正体について調べていた。

HANZOは、既に世界に順応していた。
生きていた時代には無かったネットワークを上手に使っている。
独自のコミュニティーを作り、情報網を広げていく。

YOSHIOKI

そんな中、YOSHIOKIの河川敷で寝ている姿を見つける。
HANZOは、隠れるように電柱に隠れて覗く。
お互いに存在は気づいているだろうが、互いに気づいていないフリをしている。

直感でお互いが同じ気持ちでは無いことを悟っているからだ。

YAGAMI

そんな時、空から紫の閃光が飛んできた。
その時、YOSHIOKIが笑っているのをHANZOは見ていた。

HANZOは、YAGAMIの姿を見て恐怖を感じた。その場にいるだけで、邪気で足元が震えていた。手汗が止まらず、とっさに刀に手が行く。
YAGAMIの邪気は、気色悪いほどだ。

そのまま、繁華街の道へ消えていくYAGAMIを見つめ、それを追うYOSHIOKI。

HANZOは、自分たちのような平和を望む者では無いことを確認した。


組織づくり

SHINGENは組織づくりを決め、現在転生されたチャンピオンを整理し始めた。

そして、HANZOの情報から何か良からぬことが起きそうな事を予期して、ある軍団を作り始めようとする。
これが、プロタゴニストと起源となる。


SHINGENは、YAGAMIの話を聞き何かを企んでいると考え、それに対抗する力が必要だと考える。
NAGAMORI、IESADAは情報を求め街を歩き回る。

YOSHIMITSUは、HANZOの情報を元にYAGAMIの転生場所に行き、その地を見た。すでに居ないがYAGAMIの力の強さを感じた。


飲み屋街

数ヶ月が経った。
この世界の邪気が強くなっていく事をチャンピオン全員が感じていた。

そんな中、ある男が転生されてきていた。
彼の名は「TATSUHIKO

頭に血が上るのが早く喧嘩っ早い性格 フリーダムなストリートな戦術で魅了する。 特殊はウェポンは使わず、拳や道にあるモノなど使うストリートスタイル。 自由で予想も出来ないアドリブ戦術が得意で、多々相手を翻弄させる。


ある日、飲み屋でYOSHIMITSUとTATSUHIKOがすれ違いざまに肩がぶつかる。
そのまま、二人は喧嘩を始め、IESADAが止めに入る。

二人は正気を取り戻し、お互い特殊な力を持って居る事に気づき、SHINGENは、転生されてきた者と分かった。

SHINEGNは、「TATSUHIKOを仲間にしよう」と口に出す。
YOSHIMISTUとTATSUHIKOはお互いに嫌な顔をする。

SHINGENは現状の話をする。するとTATSUHIKOは「自分と同時に転生されたものが他に2人居る」と言い始めた。

一人は、弓を持ち

一人は刀を使う

と口に出す。
SHINGENは、その情報を元にHANZOに居場所を調べるように頼む。

他に転生されたものは、どんなチャンピオン達なのか。


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