見出し画像

『サンリオVfes 2024 キセキかもしれないレゾナンス』について語らせてくれ

『キセキかもしれないレゾナンス』について語らせてくれ。筆者は時間の許す限り見ている。その勢いで久しぶりにアニメ『SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!』を見返している。

この記事の要約:

『キセキかもしれないレゾナンス』最高!!!!!!!!

ここから先はネタバレしかないのでステージを見てない人はブラウザバックして欲しい。
VRChatの環境がある人は見にいこう。環境がない人はYouToubeの配信を見るのがおすすめだ。
YouTube配信はカメラワークが凝りすぎてて別の作品になってるんすよ!VRと配信をこれだけハイレベルで両立させられることってある!?!?ってなるんでぜひ!!!!!!!

アニメリアタイ勢が浄化されるワンマンライブ

『これは、誰にでもおこる、とてもありふれた、私たちだけの物語』これアニメの1話冒頭のセルフオマージュじゃないですか!!!!!!!!!からのワンマンライブ。

そして強火のアニメリアタイ勢はステージを目にした瞬間浄化される。アンダーノースザワからここまで……

ライブも凄い。ほわんのぴょこぴょこする弾き方めっちゃ良くない!?
オニギリクママンいいよね、とかアニメで色々ありすぎて最早ライブ中のアクシデントぐらいじゃ動じないよね、とか観客の動きめっちゃ好きとかあるんですが……

デルミンのビームですよ!光線出る瞬間みました!?球形のタメのあと、円形に波動がでるじゃないですか!!!ビームのお手本みたいなビーム!!!!デビルミント鬼龍族ってすげえや!!!!!

ちなみにライブの1曲目だけ、リスポーンで鑑賞位置が変えられるのはご存知だろうか? 好きなところからライブを楽しめるという仕組みだ。最前線で盛り上がるもよし、ステージ後方腕組ニキネキになるもよし。2階席で盛り上がるもよし。筆者はすべてやった。
デルミンのビームは、二階席で見ると怪獣バトルが楽しめるし、後方で見ると真上でビームが見られる。

後方で見た時のビーム

これぞ『ましゅまいれっしゅ!』な茶柱さんパート

茶柱さんの心の世界に迷い込む、茶柱さんパート。
ほわんのネーミングセンスや、マイペースな進めっぷりは懐かしささえ覚えてしまう。ルフユのルナティック迷推理やそれに突っ込むデルミンも、「いつも通り」が展開される安心感。日常パートだ!!!
でも名乗りだけすごい演出が強化されててすごい。VRだ……よく見たらちゃんとポーズ皆とってる。

その後の光景が凄くないですか!?メインメンバーが全員観客に背を向けてるんですよ!正面向いてるのビッグ茶柱さんだけ……ここの主役は茶柱さんズってことですよね!?

音楽が好きゆえに遠ざけた茶柱さん。彼女をほわん達が勇気づける音楽が『No problem!!』ですよ!選曲~~!!!!
歌に合わせて台詞が入るのも凄く良いですよね。掛け合いのテンポが小気味良い。オタク心を分かっている!
ところでほわんのぴょこぴょこする弾き方めっちゃ良くない!?

神々しさすら感じるセッションパート

茶柱さんが浄化されてめでたしめでたし、ハッピーエンド。と思いきやそこで全く終わらないのがこのステージのすごいところ。
「一曲歌わない?」日の出を思わせる幻想的な光景を前に、セッションを繰り広げる彼女たちのなんと尊いことか……最早神話。この光景を前に全てのオタクは浄化される。

そこで歌うのが『エールアンドレスポンス』ですよ!?
細かい動きが凄く多くて、皆でルフユの方向くのとか、その後のギターパートのヒメコとか、ほわんのぴょこぴょこする弾き方めっちゃ良くない!?

そして訪れる別れの時。
「また、会えるよね。」とはいうものの、おそらく茶柱さんとほわん達は異なる世界の住人だ。最初に「ケモ耳!?」って驚いてたし、きっとSB69の1期と2期の主人公だったシアンみたいな別世界の人だし……その会話は果たされない約束として消えるのだろう、寂しくも美しい終わりだ…

映画を見たような満足感。余韻に浸ろうとする筆者だが、本番はここからだった。

もう一つおかわり!奇跡のライブハウス

小さなライブハウス。明かりのついていない真っ暗な中、突如として椅子にスポットライトが当たる。パイプ椅子だ。ステージの横からゆっくりと現れる人影。そう、茶柱さんだ。

一時期は音楽を遠ざけた彼女は、しかし、ほわん達との出合いを経て音楽の世界へと帰ってきた。
そこで歌うのは『プラットホーム 』のアコースティックバージョンだ。あの名曲のアレンジを今聴くことができるなんて。きっとこれは彼女からのお返しなのだ……これが”尊い”か。そう崩れ落ちた筆者の前には、ましゅまいれっしゅの皆が登場してさらに崩れ落ちた。

これまでの場面と異なり、ここにはファンタジーな要素はほとんどない。ライティングの色も現実にありそうな色味に抑えられている。現実のライブハウスをVRにしたらこんな感じなんだろうな、という説得力に満ちていた。
なんてことだ。彼女たちは紆余曲折を経て、再び巡り合ったのだ……しかも(おそらく)今度は茶柱さんの世界で。
これを理解した瞬間、観客は浄化される。

そして『これは、誰にでもおこる、とてもありふれた、私たちだけの物語』のナレーションと共にタイトルが表示される。今度は皆で。粋な演出だ……

アフターストーリーも完璧じゃないか。そういいながら3度目の浄化を迎えようとしていた筆者を嘲笑うかのように、場面はステージへと帰ってくる。まじかよ。

観客がn度目の浄化を迎えるライブステージ

ワンマンライブのやり直しか!雰囲気は冒頭そっくりだ。しかし、よく見ると後ろのモニターが何かに隠されているし、リスポーンしても位置が変わらない。
アニメを見返した筆者はひらめいた。これはミューモン(※)化した時のライブステージだ……!
間奏に入り、ほわんがぴょこぴょこヒメコに近づくやりとりも、ほぼ同時に絡んでいくデルミンとルフユもうわーめっちゃいい!わかってる!

空を飛ぶステージ。VRChatのライブと言えば空飛ぶステージですよね!!もうできることは全部やってしまえという潔さすら感じてしまう。そしてヒメコのライトアップからのラスサビですよ!!!

ストーリー、演出、ファンサービスの全てが最高級。余韻が凄い。これが無料なのはおかしい。無限に開催してくれ。ていうかパッケージ化して売ってくれ。そしてそろそろSB69のアニメ5期が発表されてもいいんじゃないか。みたいな色々な感情がごちゃ混ぜになって出てくるステージでした。

(※SB69の世界ではライブ時にミューモンと呼ばれる2等身になる)

ちなみに、有料ライブのMashumairesh!!も凄い。
ほわんが思った以上に動き回るし、カップリングも凄いし、ルフユもルナティックテレポーテーションを発動するし、なんなら新曲も出す。新曲って何?????
最後に「キミのラプソディー」が歌われた瞬間崩れ落ちた。あれはね……本当にいい曲なんだ。EDもすごくいいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?