見出し画像

ザ・街録に出るまでもない・番外編8

本家の、街録に出るまでもない~ より、こっちの方がメインになってしまってる?今日この頃、昨日、面白い事を思い出したので、そのことを書こうかと思う。

どこまで、私の人生を話したか忘れてしまったけど、父の3人目の妻の子供(連れ子)の事を思い出した。

父は、私の母(初婚)と離婚後、日本の法律をいいことに、すぐに新しい妻(二番目の妻)を迎え、その後、すぐに離婚になり、その後、数年を経て、ある女性と連れ子をうちに招き入れた。その時、私はすでに社会人になっていたと思う。

その頃、上の弟はすでにどこか別なところに暮らしていたように思う。なぜなら、家に居なかったように思うから。上の弟も、いろいろあって、成績不良で、入れる高校を探して高校に入学するも、喫煙が原因で高校を中退していたと思う。まあ、弟曰く、あんな学校に行きたくなかった というのが理由だったのだけど、だったら勉強したらよかったのにって私は思ったし、本人にそう言ったと思う。親のガイダンスの全くない家で育つと、特にケアする気もない大人たちのアドバイスを受け入れては失敗するのだよね。弟は典型的な例。

下の弟は、大事故(脳挫傷)の後遺症、クラスメイトからの虐めを乗り越え、高校に入ったばかりかなんかだと思う。こちらも、後にわかるのだけど、彼が希望した高校の受験さえもさせてもらえなかった様だ。中学の卒業文集にそのことが書いてあった。

ある時、知らない女性と小学生の男の子2人が家に住むことになった。父の言い訳は、「お前ら、言う事聞かないから、お世話をしてくれる人が来てくれた。」と言う話だった。偉そうに。笑

私はその女性に同情してるのよね。あんな風になってしまう彼女も彼女だけど、父は最後まで彼女を籍を入れてくれなかったらしい。その後生まれた三人の子供の認知だけしたらしい。だから戸籍上では内縁の妻になる。

で、連れ子の一人、下の子(当時小1)は、凄く癖のある子で、ああ、将来ちょっと怪しいぞ!って私が確信していた子だった。後に彼女から話を聞いたのだけど、案の定、バイクを盗む集団に入って、警察に捕まって、少年院だか何だかに入ったと聞いた。・・・やっぱり。

まあ、ちょっと頭がいい子だったので、ヤバいよな、この子 と思ったら、やっぱりそう来たかって、私もなかなか観察力が鋭いな なんて思ったりもした。

頭いい と言うのは何も勉強がすこぶる出来ることだけを指す言葉じゃないのは、皆さんもご存じだろうと思う。この子は、人を困らせることに喜びを感じる子だった。どうやれば人が怒るかを知っていた賢い子だった。要するに、彼の周りの大人が、皆SUCKなだけなんだけどね。心の叫びが態度に出たんだと思う。気持ちは凄く理解できる。その年齢で、世の中の理不尽さを理解しているのだ。かなり賢い。

で、このまんまじゃ、良くないよねーと思ったので、一つだけいいこと教えてあげようかと思い、この子に、瞑想を教えたんだよ、私。笑 

まあたった一回のセッションで、どこまで理解できるか?って感じだったけど、何かあった時に、ああそういえばって思い出してくれればいいと思ったんだ。自分のイライラした魂をコントロールするために必要な方法だからさ、知ってると知らないでは、後の人生に与える影響は大きいからと思い、教えたのだった。

まず、私の部屋に呼んで、床の上に寝っ転がせて、目を閉じて、これを聴け!と聞かせた音楽が、ブライアン・イーノのアポロ。確か使ったのはこの曲。怖くない曲でないとダメだと思ったので、これに↓したと思う。なにせ相手は小1。

相手は小学生、言葉を簡単にするのがとても難しかった。目を閉じて、宇宙にある、星とかを頭の中で考えながら、この音楽に合わせて、息してみ。っていう感じでこの曲を聴かせた。すぐ飽きてしまうだろうから、途中でやめて、この様にすると、気持ちいいでしょ?聞いた。良く分からない。が答えだったと思う。笑 そりゃそうだよね。素直でよろしいわ。だけど、こういう風にすると、体も心休まるから、たまにそうしなさいって教えた。どこまで伝わったかは別として。笑 (なにせ相手は小学生)

でも、後に悪さして警察のお世話になってしまったという事で、効き目はなかったみたいだけど、まあ、彼の人生のどこかでこのセッションを思い出してくれればと思ってる。元気かな?

周りにいる大人次第で、子供は変われるのにね。小学生の頃だったら何とでもなったと思う。子供の心は純粋だから、ケアしてくれる大人がいるかいないかって、重要だなって今でも思う。

その頃の私も、そこまで他人のうちの子の世話をしたいとも思わなかったので、それもしょうがない。だいたいそんなことは、母親が気付くべき問題だと思っていたしね。

母親が子供の心をケアしないと、いろんなことがガタガタと崩れていくし、最終的には、母親自身が苦しむ結果になる典型的な例だと私は思った。夫の家の母も同じく。先週は、またいろいろあったのよ、夫の家族。もうね、夫には諦めろと言っているし、夫もそれを理解している。この話は後程。

92年に父の家に遊びに行った時、彼女は私に言った。悪さしたその子に向かって、もう帰って来るな!って、思わず言ってしまって、それを後悔していると。

そのもっと前から、ダメだったんだよな~って思ったけど、私は何も言わなかった。・・・そこじゃないんだよな~ってね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?