【インターネットとリアルで生まれているギャップについて。この歪みを越えていくのが『デジタリアル』ではないかと思っている】


 
コラムが気付けば20回目。本当にありがとうございます。
  
 
 

最近はコラムの中で自分自身が感情発信をしていることで改めて自分の感情に気づく事が本当に多くて、この場所が自分にとってもとても大切になってきている。
  
 
 

 
それを読んで沢山感想やコメントをくださる皆さん本当にありがとうございます。まだまだしばらくコラムは続きそうだと思っているので今後も読んでもらえると嬉しいし、遡って昔のコラムと読み比べてもらえると僕自身の心の変容が可視化されていて面白いと思う。
 
 
  
 

 
今日は、最近ずっと、本当に数ヶ月以上にわたってなんとなく感じていたけど言語化出来なかった事について話していこうと思う。
   
  
 
 
 

 
 
今年に入ってずっと世界に違和感を感じている。特にインターネットの世界に。
  
 
 
 

そしてそれはコロナショックによって、さらに拍車をかけてしまったのだと思われる。
 
 
  
 

コロナショックによって今世界は不安定かつ不安な気持ちで充満している。
 
   

 

そしてリアルで溜まった不安な気持ちだったり負のエネルギーを吐き出すかのように、今インターネットは本当に色んな感情で渦巻いていると思っている。
 
 
 
 
 
僕はこの事にとても違和感を感じていた。でもその違和感の正体が漠然としており、イマイチちゃんとわからなかった。
 
 
 
一方で同じインターネットであっても、真逆のエネルギーが流れている場所がある。オンラインサロンである。
 
 
 
なんと言うか、コロナショックという暴風雨の中で台風の目のような穏やかさがそこにはあった。少なくとも僕が所属していたり、運営しているコミュニティは本当に穏やかだった。
 
 
 
 
 
この真逆の光景を見ていて僕はとても違和感を感じていたのだと思う。
 

 
そしてその違和感の正体がなんなのかようやく少しだけわかった。
 
 
 
 
 
この違和感の正体は
 
 
【インターネット上の振る舞いと、リアルの振る舞いのギャップの大きさ】
 
 
 
によるモノだと思った。
 
 
 
 
 
僕は普段から、オンラインサロンを説明するときに
 
 
『オンラインサロンで生じる現象や問題は、学校のクラスに置き換えたら大体上手くいきます』
 
 
 
と伝えている。
 
 
 
 
 
だけどそれがいまいち伝わっていない事が多いなとも感じていた。
 
 
 
 
リアルの世界ではとてもとても丁寧な人でも、インターネットの世界に来ると雑になったりするのである。
 
   

 
普段から面と向かって挨拶をした際に必ず言葉を返す人も、オンラインになると自己紹介に対する返信がなかったりする。 
  
 

  
これはこの人が人としてどうこうとか言う事ではなく、単純に2020年時点でのオンライン(SNS)の構造上の限界なのである。
 
 
  
 

つまり、インターネットの向こう側に一人一人の人間が存在していると認識しにくい構造なのだ。
 
 
  
 

だから、ついつい『リアルではしない対応』をインターネットではしてしまうのである。
 
 
 
 
そしてその最たるモノが誹謗中傷なのだと思う。
 
 
 
 
 
オンラインサロンがコロナ禍において穏やかな理由は、サロンメンバー同士が普段から密にコミュニケーションを取っていたり、コロナ以前にもオフ会で沢山顔を合わせているからである。
  
 

つまりサロンメンバー同士は、ちゃんとSNSの向こう側に一人一人の人間がいる事を認識して振る舞っている。
 
  
 

 
このように健全で楽しいインターネットを使っていくためには必要なことが2つあると思っている。
 
 
 
一つは『関係性をしっかりと築く』

  
 
二つめは
 
 

【オンライン上にリアルを拡張させる想像力】
 
 
  

が必要なのだと思う。
 
  

 
この『オンラインにリアルを拡張させる想像力』のことを僕は
 
 
  

 
【デジタリアル(的コミュニケーション)】
 
 
  

 
と名付けた。
 
 
 
“デジタル上でもリアルな振る舞いを想像して関係性を構築する”
 
 
 
 
という考え方である。
 
 
 
 
これを考えるか考えないかで、インターネットの使える幅も変わるし、インターネットを使う上での幸福度も大きく変わると思う。
 
 
 
 
たとえば、

 
  

 
匿名でアカウントを開設して特定の人に攻撃しに行くという行為をリアルに置き換えると
 
  
 

  

『外から急に石を投げて窓を割る行為』だ。もっとひどいかもしれない。
 
  
 

  
デジタリアル的に生きると、今の時代での人間関係だったり仕事が本当に良好に循環する。
 
 
   

何故なら『リアルで振る舞って友達や仲間が出来る』という、人の濃い繋がりをインターネットというブースト機能に乗せることで数百倍、数千倍の規模で行うことが出来るからである。

  

 
僕は幸い1番最初に濃厚に触れたインターネットツールが『ライブ配信』だったおかげで、目の前に人間がいるという体験を最初からする事が出来た。
 
 
  
 

 だから人一倍、今のインターネット社会に対して違和感を感じられたのだとも思う。
 
 
 
 という訳でこれから僕はこのデジタリアル的な発信や表現をしていこうと思っている。
 
 
 
 
そしてその中に、最近お話している『ピア経済』や『感情発信』と言うモノが密接に関係しているので何度も何度も日刊ふゅーちゃーの中でも話していこうと思う。
 
 
 
 
段々と日刊ふゅーちゃーの内容(特に水曜日)が難しくなってきていると感じている人がいるかもしれないけど、このコミュニティのメンバー全員に伝わるまで伝え続けるつもりなのでいくらでも遠慮なく

『あなたの言ってることよくわかりません』
 
 
と言ってくれると嬉しい笑。
 

 

  

 
難しい事をわかりやすく説明するよりも、難しいモノはやっぱり難しいから、難しいまま話して一緒にゆっくり丁寧に考えていけると嬉しい。(その中で極力わかりやすくはお伝えする)
 
 
 
 
 
 

わかりにくいモノを割愛してわかりやすく話すと、薄めたカルピスのように物足りないモノになってしまう。でも飲んだ気にはなれてしまう。
 
本当の意味で真髄を理解出来ていないのに『理解出来た感』だけが残るのは実は厄介なのである。そこで思考を止めてしまうからだ。
  
  
 

 
だからこそ何度も何度も丁寧にお伝えしていこうと思っている。日刊ふゅーちゃーに入ってくれている皆さんだからこそ。
  
 

 
今日も読んでくれておおきに。

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