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バイクにUSB電源を取り付けた話

幽霊は信じない派

去年の冬辺りからバイクにUSB電源を付けよう付けようと思っていたけど何だかんだでほったらかしにしてたやつ、本日取り付け完了したのでその話。


バイクでスマホを充電できるようにしたいと思います。
バイク屋に頼むのもいいんだけど単純工賃かかるのと、このくらいはできるようになりたいと思うので今回自分で作業をします。
経験は力なり


友だちやらネットやらで得た知識
バイクにUSB電源を取り付ける方法は大きく分けて4つ。

①バッテリーに直接配線を繋いで取り付ける方法(バッ直と呼ばれる)。

②ヒューボックスから電源を取り出して繋げる方法。

③電源〜バッテリー間にリレーを噛ませて繋げる方法。

④既存配線に割り込ませて電気を持ってくる方法。


①は購入して特に何も弄らずどちゃくそ楽に取り付けられるが、エンジンを切った状態でも電気が流れている為バッテリーが上がる確率がある。却下。
電源ON OFFSWの付いてるやつをつけりゃいい気もするがまあそこは置いといて。
ただ取り付けるだけじゃ面白くない。

②はアクセサリ電源(ブレーキランプとかウィンカーとか)のヒューズから分岐させればバッテリーの上がる心配はない。取り付けもヒューズ電源を買って差し替えればいいだけだから簡単。
しかしもし過電流でヒューズが飛んだら分岐先もやられるから却下。
これも簡単すぎて面白くなさそう。

④はなんか面白くなさそうなので却下。

③が面白そうだったので採用。
採用。

ちなみにだけどリレーというのは「送り伝える」為の電気部品。

今回のパターンで言うなら
「バイクのキーをONにする」動作を「充電する機械」に伝えて「電子機器を充電させる」指示を送り、動作させる。
本来(バッ直)ならキー云々関係無しにずっと電気が流れ続けてるんだけど、リレーを噛ませることで「キーをONにする」動作をリレーが受信。そしてその信号を「機器を充電する」信号に変えUSB電源に伝え充電を可能にする。そうすることで四六時中電気を流すことがないのでバッテリー上がりの心配もない。電気の無駄を抑えられるということ。


この解釈で大丈夫。なはず。


まあこの説明が正しいか間違ってるかは置いといて。
ニュアンスはこんな感じだから。


通販で必要部品を頼んでたのが一昨日届きました。本日はお休みなので早速作業に取り掛かるぞう。


スズキのST 250。乗りはじめて2年目突入するくらい。


実家に作業スペースあんの最高。

で、今回購入した品物がこちら



○ Kaedear(カエディア) USB電源 2ポートタイプ

○ エーモン リレー4極(接続部が4つある)

○ エーモン ミニ平型ヒューズ 10A

○ エーモン ミニ平型ヒューズホルダー

○ エーモン ミニ平型ヒューズ電源 10A

○ エーモン ターミナルセット(中) 電工ペンチ付

○ インシュロック黒 耐候・屋内外用 150mm 100本入り

 

配線コードは前にウィンカー移設した時の余り。合計で大体5000円ちょい。


ウチに圧着スリーブ用のペンチがあってぶっちゃけあれでもギボシはかしめられる…というか固定できるんだけど全然正しいやり方じゃないし今後も何か配線作業をする機会があるかもしれないということで今回セット品を購入した。
端子類もある程度入ってるし値段的にもお得かと。


前回ウィンカー移設した時何でギボシをかしめたんでしょうね。


それは置いといて、まずは作業をしやすくする為にバイクシートとサイドのカバーを外しておこう。
プラスドライバーで外せるはずなんだがやたらと硬いのとケツっ側の方は山が死んでるので六角レンチで外すのが無難だね。5-56はあれば嬉しい。
取り外すボルト、サスペンション近くにあるやつは普通の六角だと回しづらいから長めのソケットで外した方が楽。
サイズはM10かM13だった気がする。




汚ねえケツだ


応急的に使った水色のインシュロックやっぱ見栄え悪いな。今回黒買ってよかった。


まずはルートを決める。
ハンドルバーに付けれそうなスペースがあるのでそこを起点にして行く。


そこからバッテリーに繋がってる線が近くにあったのでそれに沿って行く。


ガソリンタンクを外さないといけないよ。
ちなみにガソリンタンクは、タンク後方の六角穴付きボルトを外してタンクを後方に引っ張る。タンクをひっくり返してエンジンに繋がってるコック付きの線を抜く。プラスネジ2本で止まってたので回して取った。
タンクはひっくり返して外さないとガソリン垂れちゃうから気をつけるんだぞ。



タンクに刺さってたチューブ

で、バッテリーまで持っていく。
ST250のバッテリーは車体の大体中央にある。
付属品の延長ケーブルで十分足りたのでよかった。あんまり車体長いやつだと延長ケーブル買うか別で線作んないといけないから大変。



で、次はバッテリー側の作業。
さてさてヒューズボックスはどこだと探してみる。バッテリーボックスを外した方が作業しやすそうだ。  


ヒューズボックス2つに別れてるんすか。


まず左側



ヒューズ15Aだった


10Aのヒューズ買っちゃったよ。やっちまった。

でもヒューズって要は過電流時の安全装置だから容量が低い分には別問題ない。繋げんのUSB電源だけだし10Aも使わねえしまあいいかなあって最初は思ったんだけど


そういやミニサイズ買っまったんだよなあ


これじゃ入れ替えができん。
仕方ない。ヒューズ買いに行くかあ。


隣町の2りんかんでヒューズ類を買って再び作業に戻る。
さっき外したヒューズのカバー



上かスペア、下がメインヒューズ。メインは多分セルとかイグニッションとかに使ってるやつだと思う。使用電力が大きいやつ。こいつは使用時、USBの方に想定外の電流が流れるかもしれないからやめた方がいいらしい。やめます。


スペアの方に付けようかと思ったけど、コネクタに何も刺さってないからこっちは使えない。配線がない。ここを使うとなると別で色々と買い物をしないといけないのでやめます。

上は特に何も電装品使ってないみたい。


右側



このどっちかに買ったヒューズ電源を差し替えるんだけど困った話

何処にも「どこ用のヒューズ」か書いてないんだよなあ


モーター類に使ってんのかアクセサリ系に使ってんのか分からん。
調べによるとアクセサリ電源から持ってくのがいいらしいんだけど。
プラスチックカバーには左に「B」右に「M」って書いてた
どういうこっちゃねん


仕方ないのでとりあえず左のヒューズに付ける


自宅に屋台が来た。売り物はパン。なんだかヒルナンデスで紹介されたとかなんとか。
とりあえず買ってみる。



美味しい


次はリレーの配線。
配線図を書くのめんどいので文字で書きます。

○赤→ヒューズ→バッテリー(+)
○黒→パッテリー(−)
○黄色→USB電源(+)
○青→(ヒューズ→ヒューズボックス)→『バッテリー(+)』
○USB電源(−)→バッテリー(−)


配線図知りたい人は各自で調べてくれれば出ると思う。俺も参考にしたサイトがある。


端子はその接続部に合わせてギボシにしたり丸端にしたりでそん時の状況に合わせて対応して下さい。
俺は電源の+線を丸端からギボシに変えたりリレー(黒)〜バッテリー間の配線新しく作ったり色々しました。
1時側から2次側繋げる配線コードは大→小でサイズ気にした方がいいよ。電流は末端に行くほど電力弱くなるから。そういうもんだから。


でまあなんちゃらかんちゃらで接続完了。



バッテリーに端子固定すんのめんどかった


キーONにし動作確認。
電源ボタンON。付かない。


付かない


配線どっか間違えた?いや全部ちゃんとかしめたし差し込む場所も間違ってない。


さてどこがおかしいか原因を追求しなくては


テスター使って導通確認したらすぐ分かった。
ヒューズ電源差し込み部からヒューズ電源が繋がってない。
よく見てみると分かるんだけどね
下、さっきの写真。



ここに丸端みたいなのがついてて、ヒューズの先端が丸端を通って上の配線に繋がってるんだけど、さっきヒューズを付けた左側にはそれが無い。
こりゃ繋がらん訳だ。
てことは左の線は使ってないってことになるのかしら


分からん


原因が分かったということで早速取ろうとしたんだけど固くて取れない。手で頑張ってたんだけどどうしても取れないのでプライヤーで無理やり引っこ抜いた。壊れないかヒヤヒヤした。


ヒューズ電源を差し替えて再度テスト。そこでようやく動作確認完了。ちゃんと着いたぞ!


あーよかった。


後は配線をインシュロックで固定してカバー、シートを付けて完了。



作業時間4時間半。
何事も無ければこんなに時間かかんないので皆もビビらずやってみよう!


今回は色々といい勉強になったよ。

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