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宮古島で引退した船長の復活に立ち会った件

GTを宮古島に来て3日目。強風、高波でGT船が出せないということで、午前中はゆったりしつつ、島を観光に回った。

でも、やっぱり釣りがしたい!

ということで、仲間のTさんがいろんな方に出せる船はないか?と聞いて回っている。まずは、ビーチのアクティビティを案内しているオジサンに。

すると、どうやらグラスボート乗り場を経営しているおじいさんが、元釣りのガイドだという。車でそこに移動すると、迎えてくれたのはグラスボートでのほほんとしているおじいさん。

僕らは当初、これ、釣れないでしょ・・と侮っていたのだが、結局釣り以外にやることがないので、午後から乗せてもらうことにした。

いざ出船するが・・・!?

ただ、出船するにも船の真ん中にはグラスボートだから水中丸見えの穴があるし、屋根はキャスティングするのに邪魔だし、これで本当に釣れるのかなあ、と半信半疑だった。

※普段の様子はこんな感じ・・・(写真は前浜海洋レジャーHPより)

そして出船してから気づいたのは、魚探(魚群探知機)とGPSを積んでいないこと!

今の時代に、この装備はヤバイ・・・ と諦めつつ、キャスティングしていました。

予想外の爆釣!

すると、Fさんにヒット!よい引きで上がってきたのはカスミアジ。ミノーはジャクソンの「ピンテールチューン40」。超高速巻きでも動きがぶれないのがいいみたいです。僕も欲しい・・・

そして、市場価格でキロ5,000円を超える高級魚のアカジンミーバイも!

この後も、ヒット連発し、12目釣りを達成!こちらはアオチビキ。

キャスティングでカスミアジ、アオチビキ、ニジョウサバ、ヒラソウダ。

ジギングでアカジン、アカハタ、タマン、バラハタ、シチューマチ(アオダイ)、オジサン、オニカマス(※)、バラフエダイ(※)

さすがにGTはヒットしなかったけど、前述のカスミアジや高級魚のアカジンまで出て、大満足でした。

船長の引退の話

なんと船長、魚探なしでどうやっていたかというと、山たて(目視)と、経験だけでポイントに入ってました。聞くと、釣りのガイド歴40年。おそらく宮古島で一番最初(!?)にガイドをはじめて、マグロやGT、いろんな魚を釣っていたとのこと。しかし、途中でお客さんが釣ったバラフエダイをもったいないからと食べ、シガテラ毒で左手が痺れるようになってしまったらしい。

※シガテラ毒とは・・・ 熱帯の海洋に生息するプランクトンが産生する、毒素に汚染された魚介類を食べることで発生する食中毒のこと。吐き気、下痢、腹痛が数日から数週間続く。また不整脈、血圧低下、徐脈、めまい、頭痛や筋肉の痛み、麻痺、感覚異常を起こすことがある。

そして、ラインを結べなくなったので引退し、グラスボート屋に・・・

御年75歳。レジェンドの復活劇を見たのでした。

宮古島の海の幸を食べる

帰港してから、奥さまがさばいてくれるということで、前述のシガテラ毒を持つバラフエダイ以外を持ち帰り、お刺身や鍋にしてもらいました。コンビニでさとうのご飯を買って、船長とビールで乾杯。

アカジンは、クエみたいな味。アオチビキも美味しかったです。個人的にはラストにジグの早巻きでゲットしたカツオの炙りが最高でした。

※バラハタもシガテラ毒を持つ可能性があるともいいますが、通常沖縄では流通してます。可能性がゼロではないので、不安な方は避けるみたいです。

アオチビキ(左)とアカジン(右)のお刺身。これ以上にあって、食べきれない量❗

釣れたルアー解説

キャスティングは、F氏オススメのジャクソン、ピンテールチューン。超高速巻きでも姿勢を崩さず泳ぐのが青物対応。テンポなのか、自信なのか、F氏の投げるこのルアーにばかりヒットしてた。僕も欲しい・・・

ジグのキャスティングにはサムライジグがいい感じでした。カツオ、アオチビキなどはこちらでゲット。ボトムでのしゃくりだけじゃなく、早巻きや、ワンピッチジャークでの動きがよいのが横の釣りに強いです。

通常ジギングでは、TGベイトは鉄板によく釣れます。潮が早いので、タングステンで質量が小さいのは沈みが速くてよいですね。

本日のタックル

ジギングタックルはライトにして沈みの速さ優先です。ビュンビュン走るカツオ上げるの大変だったw

Rod:グラップラーBB 632B

Reel:20年モノのスコーピオン1001

LINE:PE1.5号+リーダー20lb

Anglersにも記録してます。

強風でダメかと思いましたが、船長の勇姿を見て感動しました。ありがとうございました!お元気で!

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