見出し画像

【洋書多読】George's Secret Key to the Universe(240冊目)

George's Secret Key to the Universe by Lucy&Stephen Hawking
 
総語数: 50,060 words ( 英語多読におすすめ! 定番の洋書・児童書 75選)
 開始日:2023年12月11日
 読了日:2023年12月16日
 多読総語数: 9,805,779 words

『George's Secret Key to the Universe』を読了しました。

本書は「ザ・児童書」というべき一冊です。文明嫌いの両親に育てられている主人公のジョージがひょんなことから科学者と知り合って、彼らが語る宇宙に魅せられていく、そんなお話。

心温まるような(そしてちょっとわかりやすいハッピーエンドの)ストーリー展開、わかりやすくて読みやすい英語、、、全てにおいて「洋書多読」の模範的な教科書のようです。

最近の僕といえば、コーヴィー博士の『7つの習慣』やアダム・グラント著『Original』といった自己啓発系の洋書、フィクションでは湊かなえの『Confessions』(邦題:『告白』)や『The Hunger Games』というハードなFA小説なんかを読んだりしていたので、流れから行くと手に取りそうにない種類の洋書だったんですが、本書の著者名に惹かれて思わずポチッとしてしまいました。

あのホーキング博士とその娘さんが書いた宇宙に関する児童書

というのも、『George's〜』は20世紀を代表する物理学者であるステファン・ホーキング博士が監修し、その愛娘ルーシー氏が子どもたちにもっと宇宙に興味を持ってもらおうと書いた一冊だったからです。これが、僕がちょっと本書を読んでみようかな、と思った第一の理由です

それから、僕が大好きな「宇宙のお話」であるということも。僕は個人的に宇宙の話を消費するのが大好きなんです。日々の些末な出来事にさえ敏感に反応してネガティヴになってしまいがちな僕にとって、この地球が広大な宇宙の片隅にあるちっぽけな惑星の一つに過ぎないということに改めて思い至らせてくれる宇宙物理学というのはある種の救いなんです(こう見えて色々苦労してきたんです)。

ただ、その手の専門書を読むのは大変だし、かといって日本語の児童向けの宇宙の本を手に取るのはちょっと…という気もあります。もう50前のおっさんだし恥ずかしいんです。

そこで洋書の児童書で宇宙の話(かYouTubeかインスタのリール)を読む(観る)わけですが、読む(観る)とやっぱりスッキリします。『George's Secret Key to the Universe』は、そんな僕の個人的で若干歪んだ宇宙に対するニーズを満たしてくれる一冊でした。

英語もとっても読みやすい!初心者から中級者の英語学習者におすすめ

『George's〜』の英語は前述のとおり児童書の王道を行くような読みやすさ・シンプルさで、僕たちのようなノンネイティブの英語学習にとってとてもパワフルな一冊になってくれそうです。

僕もまさにこのレベルの児童書を大量に(本当に大量です)読むことで英語力を伸ばし、英検一級・TOEIC925点そして英語コーチとして独立、という今を手に入れることができました。

このレベルの児童書には本当に優れた作品がたくさんあります。「子供が読むものだから」と食わず嫌いするのは本当にもったいないと思う。

それは英語力の向上に限った話しではなくて、洋書の多読がもたらしてくれる可能性を考えた時、その対象年齢が大人た/子供だ〜などと云々することは、宇宙の広大さに対する僕の悩み事のちっぽけさと同じくらい、些細で些末でとるに足らないものだと思うからです。

この記事が気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです😆今後の励みになります!よろしくお願いします!