効率の良いブレインストーミング[134]

<ブレインストーミングとは>

 会議の手法の一つであり、集団でアイデアを出すことで、お互いに刺激しあい斬新で創造的な発想をその場で生むのが目的です。集団発想法とも言われる通り原則としては、十名以下が好ましいが特に人数の制限はない。議題はあらかじめ周知しておく方法と、先入観を与えないようにその場で資料を配布する方法もある。新しい企画を生み出したい時やアイデアの幅が狭まっている時などは、ブレインストーミングを取り入れると良いかもしれません。

<ブレインストーミングの四原則>

判断・結論を出さない(結論厳禁)

 自由なアイデア抽出を制限するような批判を含む判断・結論を慎む。ただし、可能性を広く抽出するための意見や質問ならば、その場で自由にぶつける。アイデアを精査し具体的に検討するのは、次の段階にする。

ユニークなアイデアを歓迎する(自由奔放)

 誰もが思いつきそうなアイデアよりも奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する。

質より量を重視する

 ブレインストーミングの目的はとにかく様々な角度からアイデアの数を出すことです。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する。

アイデアを結合し発展させる(結合改善)

 生まれたアイデアを独立しておいておくのではなく、アイデアをくっつけたり一部を変化させたりすることで新たなアイデアを生み出していく。他人の意見に便乗することが推奨される。

<ブレインストーミングをスムーズに進めるために>

ファッシリテイターを決める

 ファッシリテイターの役割としては、参加者がアイデアを出しやすい場を作ることです。ブレインストーミングを行う際、批判的な意見が出てきたり、参加者の立場の上下を意識しアイデアを発言するのを躊躇したりする人も出てきます。そのような状況に陥るのを防ぐために、ブレインストーミング開始時は「どのようなアイデアも歓迎する」といった雰囲気作りをすることが大切です。

参加するメンバーを決める

 出来るだけ色々なアイデアを出すためには、考え方の違うメンバーであることが望ましいので、年齢・性別・経験がそれぞれ違うタイプで行うのが良いとされている。

目的を明確にする

 ブレインストーミングを行う前に、何について会議をするのか目的を明確にしておきます。ブレインストーミングは質より量を重視するため、ただ意見を出し合うだけでは、方向性を見失ったアイデアで溢れてしまうことになります。

制限時間を設ける

 新しいアイデアを生むには、アイデア出しをする時間と出たアイデアをまとめる時間の二つを別々に設けることが必要です。

<最後>

 皆さんも社会に出て行き詰った時には活用してみては・・・