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カッコ悪くたっていい、あなたのヒモになりたい

僕はマッチョ的な思考が苦手で、「いいから頑張れ!」みたいな本を読むと萎えてしまうし、そういう人と話すと自己嫌悪に陥ってしまう。「好きなことをして生きろ!」みたいな言葉も苦手だ。心から熱中できることがない自分に劣等感みたいなのを感じてしまう。俺は何者でもないな〜的な。

まあ、気にしなければいいって話なんだけど、気にしちゃうのが人間だと思う。そういう圧力は、社会の常識みたいなものにも感じる。

常識の呪縛から解かれると、思ってるよりはるかに自由に無理せず楽しく生きれる。でも、呪縛を解くのが難しい。それを解けたら苦労しない。呪縛を自分で解けちゃう人は、僕からしたらマッチョ側の人だ。(笑)

自由に無理せず楽しく生きるのに最も良い方法は、ヒモになることだと思う。あるいは、親に食べさせてもらうか。好きな方を選べばいいと思う。幸いなことに僕は妻がそれなりの稼ぎがあるタイプなので、いざとなったらヒモになろうと思ってる。今も、妻を自分が養わなければならないという縛りは感じてないし、実際、生活費は完全な折半だ。

ただ、ヒモになりたいだとかニートになりたいだとか、そういうのは常識というプレッシャーに押しつぶされ、自己嫌悪に陥ってしまうものだ。男は妻や家族を養わなきゃいけないみたいなのもそういうのの派生形だと思う。冷静に考えてみると、そうしなきゃいけない理由は特にないのに。

そういうマッチョで苦しい縛りを外してくれるのは、他人の言葉かもしれない。

学生の頃から歌っていた歌がある。THE BOOMの「風になりたい」だ。これを替え歌にして歌って、自分を鼓舞していた。

生まれてきたことを幸せに感じる。カッコ悪くたっていい。あなたの、ヒモになりたい。

ヒモになろう。ヒモに優しい仲間を作ろう。THE BOOM、ありがとう。


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