世界がデスゲーム2章の解説感想考察

世界がデスゲーム第2章。市街地と女子校編。

これは、もともと書く予定の無かったお話だったモノを想定外の人気から伸ばした部分の始めの章になります。

この章は、おそらく世界がデスゲームの中でも屈指のグロイ章で、敵キャラは胸くそ悪くなるような悪役オンリーというモノです。

まぁ、そんな悪役よりも読者の心を深く揺さぶった敵キャラが第3章に出てくるのですが……(笑)

この2章は、伸ばして増やした設定の部分を掘り下げる章でもありました。後々重要になる、『神体の呼吸法』という設定も、実はこの章から出てきます。

敵キャラの作り方

この章の敵キャラは、一章の敵キャラ、ハイソがカッコいい悪役だったので、完全に悪役。というくくりで作りました。なので、読者の方から批判も正直多かったです。昨今の物語だと、完全な悪役はすぐに死ぬ事が多いのですが、強くてしぶとかったですから、読者の方も色々フラストレーションが溜まったのでしょう。次に物語を作るとしても完全な悪役はなるべく作らないようにしようと思っています。作っても、キャラをしっかり立てないと……立てるというか、一つのキャラに善の面と悪の面を持たせて作ろうと思いました。そうすると味のある敵になるというか……そういう意味では、2章のラスボスであるガオマロよりも、幸せにしたい薬使いヤクマの方がキャラは良かったですね。善の感情が完全に悪の思考なっているキャラだったので。面白い敵キャラが作れたと思います。

初めての書籍化作業

この2章から、同時に書籍化作業というモノを経験しました。

正直、面白かったです。自分の文章をプロの方が読んで直していくという作業はとても勉強になりました。また、やりたい(切実)

ただ、同時に厳しさも知った経験ではありました。出版社の方の期待を超える売れ方は出来なかったですから。売れないと、「このお話を続けてもいいのだろうか?」という思いも膨らむわけで、更新が滞り始めた時期でもありました(実際、2章が終わるのに3年近く経っている)

2章を書き終えることが出来たのは……

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