正義と悪

正義と悪。
これは、小説を書くならさけては通れない題材の一つだと思います。
基本的に、主人公は正義。敵役が悪でしょう。
しかし、最近の傾向だと正義、というのは難しい題材だったりします。
純粋な正義が書けないんですよね。
特にwebでは。
その原因の一つが、現実における正義の在り方、見方が変わってきたからのように思えます。

現実の正義

今、現実における正義とは何か?
まぁ、すぐに出てくるのは『平和』とか『自然環境を守る』とかそんな事でしょうか。

しかし、これらの正義に対して否定的な意見がかなり増えている(特にweb上では)そこから、正義を名乗ること自体に否定的な意見も増えているようです。

正義は人気がない?

と、言っても以前から正義が人気だったかと言えば、そうでもないような気もします。
ドラゴンボールの主人公、孫悟空は『正義の味方』なんてキャラじゃないし(意外と冷徹な所がある)ワンピースなんて主人公が『海賊』という『悪』だったりします。
純粋な正義の味方……誰かいますかね?
それこそ、朝のヒーロー物くらいしか正義の味方なんていなかったんじゃないでしょうか(それも今はどうなのか分からないですが)

正義が人気がない理由

では、正義が人気ではない理由は何か?
それは、正義は完璧を求められるから、とおしゃかは思っています。
正義の味方を名乗る以上、その人物は何も欠点があってはならないのです。
悪いと思われることは全てしてはいけないし、悪には絶対勝たないといけない。
これだけでは、そう思わないかもしれませんが、こんなキャラを主人公にしたら、物語は書けません。
何も出来ないですから。
前回のエロティックとスリリングの要素を、何も入れる事が出来ないんです。
人気は出ないでしょう。

これからの正義の味方

ここから先は

325字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?