「ほもおだほもお」を否定するのが簡単じゃなくて

あの夜は、とんねるずさんにとってはいつものように「自分の時代の笑い」でパワープレーをキメる夜だった。「日本中のおじさんを大笑いさせてやる。」そんな気概もきっとちゃんとあった。そのまま、ひとつの何ともない夜が終わるはずだった。

でもそうはいかなかった。

彼らにとってLGBTは(少なくともゲイは)架空の存在に近い”変態”のままでも、それを「架空」にも「変態」にもすることを、日本のインテリたちは、もう許さなかった。「ほもおだほもお」の賞味期限は、とうの昔に切れていた。

ただ「インテリが『正しさ』ひっさげて怒ってる」という絵は、どう考えても「めんどうくさい」。字面だけでも超ダルい。

僕は今回の一見で、LGBTにまつわるあれこれが、インテリたちだけのテーマにならないためにはどうすればいいんだろう、と改めて考えていた。

もちろん、めんどくさがられたってインテリたちが躍動し、ただの害悪と化したルールの壁を打ち破り、また立て直すこととの意味は理解している。人はまたその新たな壁になじみ、生きていくようになる。

でも僕は、ただ単に自分のポリシーとして、もっと手触り感をもって誰かのLGBTに対する「心」を変えたい。

だから「怒り」より「笑い」のエネルギーを信じてこれからも進んでいこうと思う。
笑いは、人の心をパッと掴む。そして「保毛尾田保毛男」のように、バッサリと傷つけることもできる。

僕は、「やる気あり美」は、その葛藤とこれからも向き合っていこうと思っています。

「楽しませたいと思って頑張ってきたのに……」

きっとそう思ったはずのとんねるずさん、スタッフの皆さま。

大好きな家族や友人や恋人に励まされたあとは、どうかもう少しLGBTについて学んでください。僕らが”変態”であるかどうかより、それぞれに夢や希望や善意をもった、たったひとつの魂であるという事実をまず知ってください。

「保毛尾田保毛男」で傷ついたLGBT当事者の皆さま。

僕はその世代ではなく、身体性をもって共感することができませんが、僕たちひとりひとりの人生にとって何より大事なことは、自分が「LGBT」なだけでは全くないことを知ってくれ、大切にしてくれる人が側にいることだと思います。そんな、自分をまるごと見つめてくれる人を見つけ、大切にすることをこれからもやめず、お互い生きていきましょうね。


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ぅちもやっちゅーねん!(倖田來未)
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Naoki Ota

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