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第25回 千葉県作業療法士学会の見どころ〜村島編〜

皆さん、はじめまして。私は桜新町アーバンクリニックに勤めています、村島久美子と申します。
吉田さんに続く2人目の投稿者として千葉県作業療法士学会の見所をお伝えします。


1.自己紹介

 改めまして。2人目投稿者の村島久美子です。
 現在は、訪問診療と訪問看護ステーションのあるクリニックに週1日と、当クリニックが業務を受託している「世田谷区認知症在宅生活サポートセンター」に週4日勤務しています。
 老年期や神経難病の方などへ訪問リハビリテーションを実施しています。認知症在宅生活サポートセンターでは、「認知症初期集中支援チーム」という、医療や介護サービスにつながっていない方へやその家族への支援を行ったり、認知症の普及啓発活動として講演会やイベントの企画・運営を行ったり、当事者発信のサポートなど、診療報酬から離れた仕事も行っています。

 そのような感じで、老年期、特に認知症作業療法に深く関わっていますが、OT人生の約半分は回復期リハビリテーション病棟に勤務し、片麻痺の方への促通療法やADL訓練、自助具の作成に明け暮れていました。
 その他、日本作業療法士協会の地域社会振興部認知症班と認知症バリアフリー委員会、千葉県作業療法士会の認知症対策委員会にも関わらせていただいています。

 さて、自己紹介が長くなってしまいましたが、本題に入って千葉県作業療法士学会の見どころについてお伝えしたいと思います。


2.千葉県作業療法士学会の見どころ

① 4年ぶりの対面開催
 なんといっても、最大の見どころは、4年ぶりに対面で開催されるということではないでしょうか。
 コロナ禍となり、オンラインで開催されたり、オンデマンド配信で参加者が自身の都合の良いタイミングで学べると言うのは大きな変化でした。また、学会に限らず、研修等では全国の作業療法士とつながりやすくなったのも良かった点です。
 ですが、昨年11月に開催された全国日本作業療法学会に現地参加しましたが、改めてリアルタイムで学ぶ良さや、直接人と会って話す・交流することの素晴らしさを実感したところです。今回、4年ぶりに対面開催するメリットを思う存分楽しみましょう!

②作業療法士らしい生活に着目したワークショップ
 ワークショップ④「生活の困難さを可決する方法」と⑤「『トイレ動作』ポイントと機能的アプローチの実践~ADLのアプローチの引き出しを増やそう~」では、生活の困り事に着目したワークショップが開催されます。
 皆さんも日々の臨床場面で、クライアントが抱える生活上の課題に対してOTアプローチを行っているでしょう。しかし、短期間で多くの生活上の課題に取り組まなければならず、一つ一つの生活行為を掘り下げている時間がなかなか取れないと言うこともあるのではないでしょうか。今回のワークショップでは、1つの生活行為を焦点化し、丁寧に掘り下げる楽しみを体感しましょう。

③幅広い領域からの口述発表
 今回の学会では、さまざまな領域から演題が発表されるのが見所だと感じています。例えば、就労支援や自立支援センターでの作業療法士の活動、介護予防の中のなど、診療報酬の枠組みを超えた場で活動している作業療法士の発表が印象的でした。
 私自身も診療報酬外で働いており、作業療法士のアイデンティティに悩みつつも他職種に対して作業療法士の魅力を伝える苦労をされているのではないかと思います。ですが、多くの職種や一般の方に作業療法士の魅力を知っていただきたいなと感じています。抄録だけでの感想ですので、当日の発表が楽しみです。


3.まとめ

 学会まで、あと1ヵ月を切りました。事前の申し込みも2月18日までです。1人でも多くの方に参加していただきたいと思っています。私も朝から現地で参加する予定ですので、知っている方は気軽にお声掛けください。


村島久美子


千葉県作業療法士学会HPはコチラ⏬
https://www.chiba-ot.ne.jp/associations/vol-25/


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