【不動産売却】ヤバい仲介業者の見抜き方を教えます！
両手取引は売り手にとってデメリットでしかない！
不動産仲介業者には、2種類の取引があります。
それが、片手取引と両手取引と呼ばれるものです。
①片手取引
片手取引とは、買い手側と売り手側にそれぞれ不動産仲介業者が付きます。取引が成立した場合、買い手側に付いた仲介業者は買い手から手数料を貰います。売り手側に付いた仲介業者は売り手から手数料を貰います。
②両手取引
両手取引とは、一社の不動産仲介業者のみで仲介取引を行うことです。
取引が成立した場合、売り手と買い手の両方から手数料を貰います。
両手取引は、売り手にとってデメリットしかありませんが、多くの人が知りません。
ちなみに両手取引が認められているのは日本くらいなもので海外では法律で禁止されています。理由は、公平性を欠くからです。
不動産を売却するには、より多くの検討客にアプローチする必要があります。
そしてより多くの検討客にアプローチするには、より多くの仲介業者にアプローチしなければなりません。
両手取引はその意向に反しております。
両手取引を狙っている仲介業者は、より多くの仲介業者にアプローチをしません。なぜなら、両手取引を狙っているからです。
より多くの仲介業者にアプローチして、他の仲介業者がお客さんを連れてきて成約したときは片手取引となってしまいます。
だから、両手取引を狙っている仲介業者は自社のみでお客さんを探そうとします。
仲介業者と面談の際には、「片手取引でも動きますか？」と聞いてみてください。
大手の不動産仲介業者は「両手取引」を狙って査定を出してきている
大手の仲介業者がなぜ、自社のホームページで支店間のネットワークを主張しているか分かりますか？
すべて両手取引を狙っているからです。
自社に任せてくれれば「自社のネットワークがあるため、自社でお客さんを見つけることができますよ！」と主張しているのです。
もう一度言います。
不動産を売るために大切なのは、多くの検討客にアプローチすることです。
一社の大手仲介業者に動いてもらうより、数社の大手や中小の仲介業者に動いてもらった方がより多く検討客の売却物件を知ってもらうことができます。
より多くの仲介業者に依頼することが前提であれば、自社のネットワークを主張する必要なんてありません。
一社でも多くの仲介業者の協力を得て、売却活動に取り組みます。
の一言で事足ります。
自社のネットワークを仲介業者が主張してきたら、
「御社のネットワークは分かりましたが、他の仲介業者にも積極的に紹介してくれるんですよね？」
と聞いてみてください。
片手取引で動くことが前提の仲介業者であれば、他の仲介業者に対してどう動くか具体的に教えてくれるはずです。
大手の仲介業者どうしは協力しない
大手の仲介業者どうしは競合関係にあり、売り手のために各社と協力して売却活動に取り組むことは絶対にあり得ません。
従いまして「大手の仲介業者一社に売却依頼したら、他の仲介業者に協力の依頼はされない」と理解した方が良いです。
依頼するに足るのは、すべての大手仲介業者に販売協力で動いてくれる中小の不動産仲介業者です。
大手の仲介業者一社一社のネットワークを確認して、どこに依頼するかなんて考える必要はありません。
大手の仲介業者、すべてを動かせば良いのです。
単純なことなのですが、皆さん業界構造が分かっていないので間違った行動をとる方が少なくないです。
大手の仲介業者の意向を正確に理解し、正しい売却方法を選択して頂けることを願っております。
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