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うんちはすごい

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「うんちをすることは、いいことだ!」という文化をつくりたいと思います。 「うんち」の大切さを正しく伝えたい。 できれば魅力的に伝えたいと考えています。 うんちを知ることはより… もっと読む
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うんちとおしっこが循環する(映画「せかいのおきく」)

うんちとおしっこが循環する(映画「せかいのおきく」)

おはようございます。
少しづつですが、寒さがやわらいできましたね。

試写会のご案内をいただき、ゴールデンウィーク(4/28)に公開される映画「せかいのおきく」を観てきました。

今日も良い一日を。

映画のオフィシャルサイトによると、
「本作は、気鋭の日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が協力して、様々な時代の『良い日』に生きる人々を描き『映画』で伝えていくYOIHI PROJECTの第一弾

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第34回 真っ暗で足元すら見えなかった

第34回 真っ暗で足元すら見えなかった

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。
といっても、今日は火曜日です、すみません。。

今回はトイレの照明の大切さです。

トップの写真は、避難所(熊本地震)でトイレまでのアプローチが暗くて怖い、という声をお聞きしたので、応急的に支援したソーラー充電によるガーデニングライトです。たしか500円くらい。

昼間に充電しておいて、夜間は必要なところに置くことができます。

ペッ

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第33回 最強寒波による閉じこめによるトイレ問題

第33回 最強寒波による閉じこめによるトイレ問題

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。

今回は、日本各地で被害をもたらした最強寒波について。
なかでも列車閉じこめのトイレ問題について考えてみたいと思います。

最強寒波による閉じこめ

では、本題です。
1月24日夜、寒波の影響でJR西日本で列車が線路上で止まり、最大10時間の閉じこめがあったという記事があります。
乗車客のコメントでトイレに行けず失禁する人もいたという

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第32回 携帯トイレには、凝固剤タイプと吸収シートタイプがある

第32回 携帯トイレには、凝固剤タイプと吸収シートタイプがある

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。
地震、豪雨、台風など、日本ではどこの地域でも、必ずリスクがあります。
真っ先にやるべきことは命を守る備えなのですが、その次に必要になるのは、水や食料ではなく、実はトイレだったりします。

そこで、今回はすべての人に備えておいてほしい「携帯トイレ」を紹介します。

携帯トイレってなに?

「携帯トイレってなに?」ですよね。
ものすごく簡

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第31回 災害用トイレの必要数は、し尿発生量がカギ

第31回 災害用トイレの必要数は、し尿発生量がカギ

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。
今年もよろしくお願いします。

けあらし

昨年末に、北陸の海でけあらしを見ました(たぶん、これけあらしですよね?)。大気の温度より海水の温度が高いときに起こる現象で、蒸気霧のことのようです。

自然現象を現場で見ることの素晴らしさを体験したわけですが、そういえば、災害も自然現象がもたらすことですよね。

もう少し丁寧に言うと、自然現

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第30回 災害時のトイレの備えはこれだ!

第30回 災害時のトイレの備えはこれだ!

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。
いよいよ年末ですね。

寒波もトイレの備えが大事

強い寒気の影響で、日本中のあちこちで大雪や吹雪をもたらしています。
大雪で停電・断水、大雪で電車や車の立ち往生などが心配です。

このようなときでも、私たちの排泄は待ったなし。

自宅だけでなく、車の中、カバンの中にも「携帯トイレ」を備えておくことをおすすめします。

※携帯トイレの

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第29回 災害用トイレへの要望で最も多いのは「高齢者・障害者の使いやすさ」

第29回 災害用トイレへの要望で最も多いのは「高齢者・障害者の使いやすさ」

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新するトイレの連載です。
といっても、久しぶりの投稿です。。。

震災時、真っ暗で足元すら見えませんでした。

先日、東日本大震災のとき仙台で研修をうけていたという行政職員の方からこんな話を聞きました。

平常時は「いざとなれば屋外でトイレをするということも選択肢として有り!」と思うかもしれませんが、災害時はそうではありませんでした。
発災直後は情報不足による

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下水処理場でアユを育て、土を耕す!

下水処理場でアユを育て、土を耕す!

1.はじめに

2022年11月18日、山形県鶴岡市に位置する鶴岡浄化センターに伺いました。浄化センターというのは、分かりやすくいうと下水処理場です。この浄化センターでは、下水道資源を活用した循環に取り組んでいます。

もちろん、江戸時代のように大小便を桶で回収し、肥溜めで発酵させて田畑に撒くというやり方ではありません。現代においては、下水道で生活排水を集め、浄化センターで適切に処理して資源化する

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11月10日から19日は「うんちweek」

11月10日から19日は「うんちweek」

11月10日はゴロで「いい(11)トイレ(10)の日」です。
日本では、1986年に提案されました。

かなりの月日が経って、2013年に国連は11月19日を「世界トイレの日」にしました。
もちろん、ゴロではありません。

トイレの国際ネットワークとして、World Toilet Organizationという組織があり、この組織が設立したのが11月19日だから、それにちなんで11月19日になった

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銀座のど真ん中に、トイレ。

銀座のど真ん中に、トイレ。

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新する災害時トイレの連載を今回はお休みして、皆さまにご報告があります。

大変ありがたいことに、2022年11月5日の「朝日新聞土曜版フロントランナー」に掲載していただきました!

朝日新聞の「フロントランナー」は、文化、芸能、スポーツ、経済など、あらゆる分野で時代の先頭を走る人たちの「今」を追い、ここでしか見られない素顔を紹介するコーナーです。

こんなに大

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静岡での断水に学ばなければならない。水を使わない携帯トイレを備える。

静岡での断水に学ばなければならない。水を使わない携帯トイレを備える。

断水時に優先すべき水の使い方を考える

静岡県では、断水が続いています。
その原因は、取水口に流木が詰まったからとのこと。
一刻も早い復旧を祈るばかりです。

いま、静岡では給水車や巡視船などからの給水が行われています。
優先すべきは飲料水です。
手洗いや体を拭く水、歯磨きの水なども必要です。
生活に必要な水を確保することが大切です。

このとき、水洗トイレは、貴重な水をたくさん必要とします。

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台風のときの3つのトイレ対応

台風のときの3つのトイレ対応

台風14号が猛威をふるっています。
まずは安全な場所に移動をお願いします。
次に、安全な場所にいたとしても、暴風や浸水などによって停電・断水することが考えられます。
つまり、水洗トイレがいつもどおり使えなくなります。

そこで、今回は台風のときの3つのトイレ対応をメモ的にまとめましたので、参考にしてください。

1.断水した時でも安心、自宅のトイレで使える携帯トイレ

携帯トイレというのは、袋式の

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第17回 避難所にどんな災害用トイレがあるか知ってる?

第17回 避難所にどんな災害用トイレがあるか知ってる?

みなさん、こんにちは。
毎週月曜日に更新する災害時トイレの連載です。

3連休もあっという間に最終日ですね。
先日、特別支援学校の先生を対象に災害時のトイレの備えについて講演させていただきました。
災害時、学校の先生は学校再開に向けて取り組むというのが役割なのですが、現実は避難所対応にあたることになります。誰よりも学校に詳しいので、そうせざるを得ないのです。
そういった意味で、学校の先生と一緒に災

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東日本大震災から11年「釜石トイレアクション」から学ぶ

東日本大震災から11年「釜石トイレアクション」から学ぶ

災害時のトイレ問題を繰り返してしまう理由の一つに、私たちは日常会話でトイレや排泄の話をほとんどしない、ということが挙げられると思います。普段、話をしないようなことは、災害時においても声に出しづらいものです。声にならないことは「問題なし」となりがちです。また、備えを考えるときも水や食料は思いつきますが、トイレや排泄のことまでイメージが及びません。そのため、備えることができず、災害が起きるたびにトイレ

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