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2018年8月4日(土) TIF2日目

2日目は朝10時のTシャツステージから。

曲はまあ、マテガ一発。

客席にサイン入りのTシャツを投げ込むとき、多分遠くまで飛ばしたくて思い切り振りかぶって全力で投げたのに、手を離すタイミングが悪くてほぼ真横にいって最前付近に着弾させてしまった森詩織さんがかわいかったです。

一直線で不器用を絵に描いたような瞬間だった。

その後のトークコーナーで春夏秋冬の人が喋っているときに隣に立ってマイクを持ってあげているときの凛々しい表情も素敵だった。

これまで何度もこんな光景を見てきた気がするけど、「やっぱこの人が好きだ」と思う。

Tシャツステージのあとは、とりあえずパッセン何人かでバーミヤンへ。

軽く飲んで飯食って、ドールファクトリーで12時半からの我儘ラキア観に行こうとして前まで行ったら入場規制だったので諦めて、屋内のトークステージでしばらくまったり。

14:40のさんみゅ〜あたりでスカイステージに上がって、15:15からのLinQはなぜか2列目で。

その後は1日目のように後ろの芝生エリアに下がって寝転がってのんびり。

だんだん日が傾いていく屋上に、すこしずつパッセンが集まってきてゴロリと転がり、空見たり、写真を撮ったりしているのが夏っぽくてよかった。

PASSPO☆の1時間くらい前からサイリウムを持ってステージに近づいていってじわじわ前方へ。もみくちゃになりながら中央やや下手の2列目で、PASSPO☆最後のスカイステージへ。

1曲目、『Pretty Lie』。今となってはハッキリは覚えていないけど、ぱすぽ☆で最初に好きになった曲かもしれない。

「君が好き」のところでハート書いて両手で指差しするフリ、2010年当時の自分には耐えられないほど恥ずかしいと思ってたんだけど、マウントレーニアでやってた頃に振りコピしはじめたら、すごく真っ直ぐに「好き」っていうのが伝えられるような気がして、それ以来ずっとやってる。

2011年の頃はスカスカのリリイベでもりちゃん0ズレに移動し続けて「ずっといるんだもん」とか言われたり、そんな思い出もある。

昔は真ん中には怖い人たちがいたので、プリライと『Go on a highway』の森ポジがある上手に行くことが多かったな、とか。

だから2011年の『少女飛行』の面会のときにもプリライのポーズをしてもらったし、オートサロンでバッチリ0ズレに行けたのがうれしかったんだ。

2曲目は『バスタブ』。

TIF前に竹中さんがバスタブのことTwitterで書いてたし、「エモセトリ」なんて書いてたので、やるとは思ってたんだけど、またスカイステージで『バスタブ』が聞けてよかった。

6年前のTIFのときは「メンバーの怪我からの復活なんて他のグループのオタクには関係ないんだから、そんなことに時間使ってる暇があったらもう1曲やったほうがいいでしょ」とか思ったりもしてたんだけど、その後の玉井さんのこと見てるうちに考えは変わって、今は反省している。

2018年もまたPASSPO☆の子たちを見ることができてよかったし、その瞬間を紫の光でぼんやりと照らすことができて本当によかったと思う。

サイリウム用意したバケツさんは当時オタクじゃなかったらしいけど、この日で全部回収してて、それもよかった。

竹中さんのことだからオタクが紫のサイリウム焚くことまで計算してた気もするのは、そのうち機会があったら聞いてみたい。

『バスタブ』のイントロは客席に背を向けていて、何人かずつ振り向いてくるような振り付け。

最初に振り返った森は前に出てくるまで下を向いていて、顔を上げた瞬間に顔がほころんでいた。

この曲の主役になる玉井は最後に振り返って、紫のサイリウムに気づいた瞬間、いろんなことが頭をめぐったのか、うれしさとか、それを飲み込むような顔とか、目まぐるしく表情が変わっていって、最後はこれまで見た玉井さんの中でも3本の指に入るうつくしい女性の顔になった。

『バスタブ』も、今思えば歌い始めた頃は、曲に対して歌い手が若かったように思う。

でも2018年のスカイステージで見た『バスタブ』は、背伸びしているところのない、飾らない、正直な歌声に聞こえました。

長かったような短かったような時間の中で変わっていく人たちを曲という定点で見ることができるのも、歌って踊るアイドルのうつくしいところのひとつなのかも。

3曲目『Fairy Tale』はスカイステージでは鉄板でしょ。

ここで少しクールダウンして、最後は『少女飛行』。

3日目のホットステージが客席とステージの距離がある場所なので、手を伸ばせば届きそうな距離感でTIFのPASSPO☆を見れるのはこれが最後だと思って誘導灯を握りめたら、サーッと周りの音が小さくなっていくように感じた。

周りの人の動きも気にしているんだけど、曲と、歌と、自分の声だけが意識に入ってくるようなことがときどきあって、このときもそういう時間が訪れてよかった。

普段はどちらかというと「せっかく素敵な人が歌っているのに汚いオタクが大きな声を出して申し訳ない」と思いながらコールをしているのだけれども、この日は「実質最後のステージなので、自分の声がもりちゃんの耳に届いてほしい」と思って、心の底から声を出せたような気がする。

もりちゃんの歌声と、自分の声が、夏の空で混じりあって過去になっていく。

『少女飛行』だって、震災を挟んだ長いリリイベや、2011年以降毎年のTIF、TDCホールで当時の衣装を着て生演奏で歌ったこと、いろんな思い出があって、そんな過去の記憶の粒も全部感じながら、声を出していた。

そんな感じだったので、終わった後もパッセンの集団から離れて余韻に浸ろうと思っていたら感電さんに会ったので、思わず「泣きそう」とか言ってハグした挙げ句、二人の影を写真に撮ったりもしてしまった。

夏のエモ、ここに極まれり。

その後、めちゃくちゃ肉食って帰った。


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