文章食べて文体が身につけばいいのにな

余生は楽しく過ごしたいと言って何年経つだろう。
死に瀕したこともあったけど、今年も台風の季節がきて、去年より強くなった体の軋みと息苦しさを感じてる。

今年こそラノベを書くぞ、と思い立ってライターのジューンレイさんの写経を始めた。

みずみずしい文体が欲しい。木漏れ日のような文体になりたい。華やかな文体になるぞ、という意気込みでニンフィアのノートに書いてる。
武骨に角ばったS字クランクみたいな文体にはここでサヨナラしよう。

そろそろ読まれるものを書きたい。書かないといけない。書けないと書けない。
読まれない小説のビート・シートを切り貼りする日曜23時の心境を述べよ。
擦り切れない自信がない。

読まれる文章。
内容はさることながら、それ以上に、リズムや雰囲気あるいは勢い。
いわば文章のハード面の出来栄えだって、おそらくきっと、めちゃんこ大事。

流れとリズムで読んでもらえるスキルが付いたら、漫画の話がしたい。漫画の解釈の話。

そんな話はリアルじゃ誰にも相手にされなくて、
漫画好きという人とでも話していいのか微妙なところだ。
熱量の違いが怖い。どこまで話して良いものか。

「この人は話し上手さんで、単に合わせてくれているだけなんじゃないか」と思うと申し訳なくなるし。
ネットくらいでは心置きなく漫画の話がしたい。

レート気にしないゲームの話もしたい。星を集めない食べ物の話もしたい。
かわいいきのこの話に、道端の野草の話も。

近年はキャンプが流行っていて、写真で動画で文章で、
自然と過ごす時間の良さを、役立つ情報を添えて発信する人が増えている。

ますます濃くなるレッドオーシャンに、次々と現れる若い才能。
技術と感性が詰まった思わず見惚れる超美麗なCGやら写真やら。
作者を見れば20歳。そんなことはザラにある。

一体世の中どうなってるの!?

羽生結弦の引退からわずか2か月で4回転半が跳ばれるって、
いくらなんでも加速し過ぎじゃなかろうか。

世界、急ぎ過ぎて本当に第3次世界大戦があるんじゃないかと不安になる。
それなら尚のこと書かないといけないな。

とりあえずはジューンレイさんの文章をなぞる。
素敵な文体になりたい。若い才能は知らない。余生くらいは楽しく過ごしたい。
生きてたら小説を書くぞ。本にならなくてもいいから。ある程度は読んでもらえるくらいのを。

コミュニケーションと普通の人間について知りたい。それはそうと温帯低気圧は海上に逸れました。よかったですね。