ほぼ何もできないまま1月が終わる

トライガンのアニメが始まった。

そのおかげかチラホラと、昔書いた原作の感想にも再び反応が来るようになった。
僕は「必ずどこかに仲間がいるはず」のスタンスで、わかる人にはわかる感想を書いてきて、
そのせいか多くがあまり読まれないのだけれど、
珍しくトライガン回はそこそこ読んでもらえる。再び読まれてうれしい。

アニメでトライガンを知った人、
原作もカッコよくていい感じの雰囲気なのでぜひぜひ読んでくれ。

そんでアニメのトライガン。
「リバイバルをしっかり作るとちゃんとウケる」がすっかり浸透したのか、
オリジナルストーリーながら大筋は原作をなぞるっぽくて、
GUNG-HO-GUNSのメンバーも続々登場しているらしい。

「らしい」というのは、1話しかみていないからだ。

別に不満はないし、見るつもりでいるけれども、どうにも。どうにも気力がない。
この1年くらい深刻にふさぎ込んでいて、どんどん重くなっていくのだ。
気が付くと布団に横になっていて、手から足から、沈み込んでめり込んでいくみたいに重いのだ。

まさかアニメすら見られなくなるとは思ってもみなかったし、
皆さんにも信じられないだろうが、マジでアニメを見ることもできない。

去年の今頃までは、毎日映画を見てストーリーを書き出して、
コロナ在宅を利用して今度こそ小説を書くぞと意気込んでいたのだが、
何故か2月からしゅううぅっと空気が抜けるように全ての気力が潰えてしまった。

最も好きな漫画が念願の再アニメ化を果たした『ダイの大冒険』だって、
1か月分くらい溜めてしまう時期があった。
これまで十分限界だったけど、なんかほとほと無理になってしまい、
なんともまあ無理なまま1年が経とうとしている。

はあ。

別にコロナのせいだけじゃなくて、
とっくに限界だった人生の含み損がコロナ禍で強制的に損確定されただけ。
炎上商法や、クラスで調子乗ってるやつがそのまま社会でいい目を見ているようなYoutuber。
そんな奴らが真面目にしてきた人間の人生をとことんコケにしている。
その時点でもう無理だったけど。

にしても堪える。
持病のある俺たちを、トロッコで轢き殺せとか言って、コロナを軽視させるデマを流していたのに、
公的に何にもお咎めがないまま、高リスク層が危険に晒され続けるって、どう考えてもおかしい。
バカにしてやがんのか。

決定的なのは翌日の通勤電車を思うと夜眠れなくなったことだと思う。
いつどこからノーマスクに加害されるかわからない通勤電車が嫌だ。怖い。乗りたくない。
2時、3時と寝付く時間が遅くなった。寝たらまた乗らなくちゃならないから。

5類になったら、あの種のストレスが基礎疾患のある現役世代を否応なく襲うんだろうな。
多分これからずっと。
三浦瑠璃をスキャンダルで燃やすだけじゃ何にもならないよ。コロナデマによる人権侵害を悪と断じないと。

理不尽な加害行為にやられっぱなしになると精神が一気に弱る。
僕はまた今日も何もできなかった。

コミュニケーションと普通の人間について知りたい。それはそうと温帯低気圧は海上に逸れました。よかったですね。