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OTAKU交流ファイル Vol.69 久石譲 CDアルバムをご購入のフランス人(男性/30代前半)

ご購入商品:CDアルバム ムクワジュ・アンサンブル(久石譲)

海外の多くの久石ファンと違って、私はアニメファンではありません。図書館で借りた、映画「菊次郎の夏」のビデオで久石音楽にはじめて出会いました。菊次郎~のサントラは素晴らしいです、今もなお私の一番のお気に入りです。元々音楽CDをかなり持っていましたが、今では久石譲のCDをメインで集めています。

彼は私の人生全てで一番のアーティストです。私は彼の関わった作品のCD,LP,カセットを合計で130点ほど持っています。彼はとても多作なので、まだまだ私のコレクター活動は続きそうです。究極の目標は彼に関わる全てのアルバムを手に入れることです。(実際はかなり不可能に近いと思いますが)

彼の作品の中には手に入れ安いものも多くありますが、値段が高いものが多く、気がつけば食費を削って久石作品にお金をかけるようになってしまいました。もしかすると自分が世界一の久石作品のコレクターかもなんて思ったりします。

海外の久石ファンの多くは宮崎アニメか、北野映画で彼の音楽に触れていると思います。フランスのレーベル「Milan」は彼の手がけたサントラCDをアメリカとヨーロッパでいくつかリリースしました。しかし、彼の作品の大多数はあなたの店やオークションでないと手に入りません。

フランスは、欧米以外の音楽、特に中東や日本の音楽に対しても進んで受け入れる傾向にあります。なので、久石譲はこちらでも世界的な映画音楽家として知られていて、たまに中古CDショップでも彼の作品を見ることがあります。

私は英語で久石譲のディスコグラフィーを作ろうと仲間と協力して作っています。日本語がわからない私達にとって、それはとても大変な作業でした。ですが、現在までにほぼ全ての情報は手に入りました。まだネット上へのアップは完了していませんけど。

ああ、あなたの質問は私が久石音楽のどこが好きなのかでしたね。彼のピアノ作品のイメージは"Natural"です。純粋で、強く主張してこなくて、美しい。彼のシンセサイザーの作品は、感情のノイズが反射したかのようなイメージのものが多いです。沈黙の中に甘美な雰囲気を漂わせるのに最適です。彼の交響曲は活動的でいて、客観的。映画的な雰囲気をかもしだしてくれます。常に新しく魅力的な彼の音楽の前には他の作曲家の事など忘れてしまうほどです。

(2006年のメッセージです)


OTAKU SPECIALIST's voice
あっ、熱い。すごい情熱を感じますね。外国人はハマると集中力がすごいなー。

それはそうと、知ってました?久石譲っていう名前はアメリカの有名な音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズをもじってるんですよ。

久(ク) 石(イシ) 譲(ジョー) = クインシー・ジョーンズ

ついでにこれも、

江(エ) 戸(ド) 川(ガ) 乱(ラン) 歩(ポ) = エドガー・アラン・ポー

小説家の江戸川乱歩はアメリカの文豪エドガー・アラン・ポーの名前をもじったんです。

僕にとっては久石譲と言えば、「キッズ・リターン」のサントラかな。店をはじめたばかりの頃、お客さんは誰も来ないし、伝票を書くにも入荷が無いから書けないし、パソコンは無いしで、どこから手をつけていいのか分からない毎日を送っていた頃、ほぼ毎晩友達の家に言って酒を飲んで語っていました。その友達が久石譲が好きで、いつも「キッズ・リターン」のサントラをかけてたんです。僕にとっては原点に帰れる大切な曲です。

※この『OTAKU交流ファイル』で紹介しているメッセージは実際に外国のお客様からもらったものを日本語に訳して紹介しています。2006年から2015年くらいまでブログで書いていたものをリライトしています。

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