Tagging Up
近年、NBAではオフェンスリバウンドの数が減少傾向にあります。それは3Pシュートは外れた場合に大きく弾むためにディフェンスがキャッチすると同時に速攻となってしまう可能性が高いためで、データ解析が進む中でオフェンスリバウンドに成功して得点する確率よりも、ディフェンスリバウンドからの速攻で失点する確率の方が高いことが分かってきたためです。
そのため、ディフェンスリバウンドからの速攻を防ぐことをまず最優先に考え、その上でオフェンスリバウンドを狙いに行くのが今のトレンドになっています。これは「タギングアップ(Tagging up)」または「タグアップ」と呼ばれています。
まずはこの動画を見てください。
0:21からのプレイを例にすると、
3Pシュートを武器にしているチームと戦った時に「3Pを撃たれて、相手にリバウンドを捕られて、また撃たれて、またリバウンドを捕られて、結局、3Pシュートを決められてしまう」というメンタルを削られる攻撃をされた経験のある人は多いと思いますが、アンラッキーが続いたのではなくこれをやっていた可能性もあります。
ボックスアウトと同じく、無意識にやれるくらいに習慣付けをしないといけない技術ですし、同時にボックスアウトと同じく全員がやらないと(誰かがサボると)効果が激減してしまうものです。小さいことの積み重ねですが、日々の練習から意識をしてやっていきましょう。
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