先週末に台風の被害で東京から新幹線で 5 時間近く立ちノリして帰ってきたあと、次男とふらっと電気屋に行って、テレビを衝動買いしてきました。SONY の BRAVIA XRJ-65X95K という機種です。昨年リリースされた液晶テレビのフラグシップモデルで、上位機種として有機 EL モデルが出回っているのと、若干格下感がありますが、結論から書くと大満足です！

これまでのテレビの価値観

僕は、四六時中 PC モニターを見ているので、高精細で大きく、目に優しいものを使いたい、と、ある程度お金をかけて良いものを使うようにしています。
ただ、テレビはあまり見ないのでテレビにお金をかける人たちの価値観をどうしても理解できずにいました。

このテレビを買うまでは、Panasonic の VIERA TH-43E300 という 43 V型のフルハイビジョンテレビを利用していました。5 年ほど前にハイビジョンテレビからのリプレースにと超絶安いモデルで、6〜7 万円ぐらいで購入した記憶があります。

サウンドが貧相だったので同社の SC-HTB175 というサウンドバーを VIERA Link して使っていました。フルハイビジョンだったので、ゲームをするには何ら問題ないサイズと画質でした。

BRAVIA XRJ-65X95K とは

では、なぜ不満もない、調子も悪くないテレビを買い替えようと思ったか？

それは、ただ安かったからです。

BRAVIA XRJ-65X95K は、2022 年にリリースされた X1 チップが搭載されたモデルで、価格ドットコムによると 500,000 万円越えで売られていたようです。

開発者インタビューを拝見すると、X95 は「XR」が搭載されたフラグシップモデルであること、サウンドもこだわりの設計が入っていることなどが書かれていました。

それが、店じまいセールで 20 万円を切る価格で叩き売りされていました。

店頭展示品ということで、2022 年にこの店舗に届いてから朝から晩まで電源が入っていたので、耐久性が心配でしたが、無料で 5 年保証をつけてくれるというので、購入を決意しました。

購入にあたり、もっとも心配だったのはテレビ台に載るかどうかでした。そこで、寸法を確認して一度帰宅し、ジャストサイズであることが分かりました。

店頭展示品で一点ものだったので、帰宅後に売り切れていたらご縁がなかったと考えよう、と思っていましたが、電話したらまだ売れていないとのこと。急いで店舗に行き、支払いを完了させました。

テイクアウト

配送に 2、3 日かかるということで自家用車で持って帰ることに。マツダの CX-8 の後部座席を全て倒すと、ちょうど載りました。Panasonic の当時 7 万円程度で購入した安いテレビと違って、めちゃくちゃ重量感があり、大きさもあって一人では搬入できませんでした。駐車場までは店員さん二人が運んでくれましたが、自宅への搬入は家族に手伝ってもらいました。

息子二人と僕の 3 人で開封して脚をつけましたが、非常に分かりやすいマニュアルがついていて、ミスなく取り付けることができました。
テレビの大きさの割に、脚のサイズが小さいので大丈夫か心配になりましたが、全然安定しています。この辺りにも SONY の長年の経験とノウハウを感じます。

我が家は、16 畳の長方形のリビングで縦長なので、カウンターキッチンから 6〜7m 離れて画面を見ると 43v だとテロップが読めませんでした。ですが、65V になったことで、テロップが読めるようになりました。

買い替えにあたって、メーカーが変わるとサウンドバーが使えなくなり、勿体無いな。とも思いましたが、テレビが届いてからその杞憂は吹き飛びました。音が非常にクリアです。流石に体に響くような重低音はありませんが、テレビだけでこんなに綺麗な音、聞きやすい音が聴けたのは感動でした。

また、一昔前の大型テレビは画面が大きいと画質が荒くなる印象がありましたが、このテレビは細部も綺麗に描画されていて驚きました。

ネット配信映像もキレイ

NETFLIX はスタンダード [HD] で契約をしています。テレビを買い替えてから、4K 配信と記載されていた First Love 初恋を観ました。
NETFLIX の契約が HD なので、本当に 4K で視聴したのか疑問ですが、初めて映画館で IMAX シネマを観たときのようなレベルの違う映像に夢中になって 1 話を最後まで視聴しました。

NETFLIX では、ちひろさんを観ました。若干ブロックノイズを感じるところもありましたが、十分満足しているので取り急ぎ NETFLIX を FHD 契約に変更したいという欲求は生まれていません。

Amazon Prime Video に関しては、家族が鬼滅の刃「刀鍛冶の里」を視聴しているのをチラ見しましたが、アニメも綺麗でした。また夜中に、レジェンド&バタフライをこのテレビで視聴しました。感動しました。

スマート家電

店頭では Google Home に対応とだけ記載があり、店員さんもよく分からないといった感じだったので不安がありましたが、Amazon Alexa が問題なく使えました。

BRAVIA スキルをインストールして、Echo Show から操作できています。これまでは、電源がトグルスイッチだったので、テレビが消えているときに「テレビを消して。」と伝えると、テレビの電源が入り、テレビがついているときに「リビングの電気をつけて。」と伝えると、テレビだけ消えてしまう問題がありましたが、ON/OFFを赤外線でなくネイティブに認識できるため、念願の「リビング全消灯」「リビング全点灯」ができるようになりました。

リモコン

リモコンはオシャレとは言い難いですが、NETFLIX や YouTube などが白いボタンにカラーで印字されており、識字率が高いと感じました。

入力切換の名称変更

あおいのとり＜Aoinotori＞ さんが変更方法を教えてくださいました！(ありがとうございます。)
「ホーム」ボタンを押し、ダッシュボードを選択します。

右上に表示された「⚙️設定」を選択します。

十字ボタンで移動して「放送と外部入力」を選択します。

「放送と外部入力」にスライドするので、「外部入力設定」を選択します。

「外部入力設定」の画面にスライドするので「外部入力の表示設定」を選択します。

外部入力の一覧が表示されるので、変更したい名称を選択します。ここでは、「HDMI1」を選択し、

名称を変更して、OK を選択すると

名称が変更できました。

PS4 との連動

斉藤健一 さんが教えてくださった PS4 の連動方法を確認してみました。
設定を開き、システムを選択します。

すると、HDMI機器制御を有効にする のチェックボックスがあるので、チェックを入れます。

スタンバイモードではテレビは消えませんでした。

テレビの電源が切れている状態で PS ボタンを押しました。

すると、テレビが付きました！これは凄い。。

PS4の電源を切るを選択すると、

真っ暗になったあと、

地上波に切り替わりました。

不満点

これは方法があるのかも知れません。我が家はレコーダーがなく Torne を使っているのですが、再生ボタンや停止ボタンなどが使い物にならないのが残念です。SONY 製品なので Torne と連動できたら良いのにな。と感じました。この点も、やり方があれば是非ご教示ください！→ YouTube は巻き戻し、早送りに対応していました！

それ以外は概ね気に入っています。

まとめ

繰り返しになりますが、BRAVIA XRJ-65X95K は液晶モデルです。現在は、有機 EL モデルが出ていて、液晶と有機 EL が並んでいると型落ち感を感じられるかも知れませんが、単体で見れば全く問題ありませんし、僕は持ち帰ってからも期待以上の感動がありました。

本当に「普段テレビを見ないから。」というエンジニアの方にもオススメしたい逸品です。20 万円を切る価格ではなかなか手に入らないと思いますが、店頭で「X95」見かけた方は、是非購入を検討してみてください。