実際の入稿まではどのような作業だったか

前回はオンデマンド印刷のそもそもの仕組みとして原色データの違いを認識することを書きました。
https://note.com/otchaso/n/n6c669c641bb2

今回は、プリントパックで実際に入稿するまでの手順をご紹介します。

おいくら?

まずは仕様や部数を決めて価格を見積もってみましょう。

仕様とは、綴じかたや表紙・中ページの厚みや紙質、フルカラーか白黒か、みたいなことです。
方法はいたって簡単。下記のページでぽちぽちしていくだけで見積額が出てきます(↓オンデマンド印刷の無線綴じのページです)。
https://www.printpac.co.jp/contents/lineup/ondemand_musen/

今回の表紙はマットコート180キロ、本文用紙はコート110としました。
写真がメインであることから、ある程度の厚みを確保することで裏うつりが出なくなります。それと、時期によって【オススメ安くしました】という表示が付いた紙があります。

また、納期は最短で1営業日、最長で8営業日まで選択できますが、
安くするなら8営業日。
1営業日に比べるとおよそ3割安くなります(今回のフォトブック50部の場合で比較)。

仕様や部数、納期を決めたら、次はいよいよ原稿の作成です。

原稿の種類は3種類

この記事は無線綴じ・表裏の表紙のみ印刷・本文76ページを前提としていることに留意してください。
また、いずれの原稿も実際のページの大きさにプラスして余白を設定する必要があります。↓

1つめは表紙の原稿

表と裏の2つのページを並べた形で作ります。
当然、間には背表紙のスペースも必要です。
背表紙は、表紙に使う紙と本文に使う紙の厚みと本文のページ数で変わります。
単純な計算にはなりますが、プリントパックのサイト内で厚みの計算をしてくれるページもあります↓

なお、この原稿においては右側が表紙となるのでご注意を!

2つめは本文1ページめと最終ページ

こちらは単独のページ原稿になります。
表紙を開いて右側の本文ページが1ページめとなります。
こちらにも当然、余白が必要です。

3つめは本文ページ

こちらは2ページを並べたもので、単純に左側が先のページになります。
左右のページの間には表紙原稿のように間を開ける必要はありません。

いよいよレイアウト

思いのままにレイアウトしていきましょう。
私が行った作業の詳細はまたの機会にご紹介します。
ここでは割愛。

80ページはしんどかったよ〜

待ってましたの入稿

原稿が完成したら、ついに入稿です。
今回はページ数が多かったのでオンライン入稿ができませんでした。
なので、原稿データをDVDに焼き、郵送しました。
詳しい手順は以下のとおりです。

①オンラインで注文と決済
 決済後に注文番号が発行されます。入稿手続きに必要です。
②メディア入稿/郵送内容指示書の記載
 決済後に発行された注文番号を記入し、原稿データをどのOSで作ったのか、使用したソフトは何か、などを記載します。これらの情報はオンライン注文の際にも入力が必要です。なので、事前にOSのバージョンなどを確認しておきましょう。
③指示書とデータを郵送
 プリントパックの会社へ持ち込むこともできます。
 特段急がないのであれば郵送で良いでしょう。
 超急ぎであれば、15時までに届くようにしなければなりません。

以上で終わりです。

あとは、入稿完了のお知らせが来たら次のステップへ進めてくれます。

まずは、原稿データに不備がないかチェックが入ります。
問題があれば連絡が来るようです。幸いにも私の場合は一発OKでした。

ざっと説明するとこんな感じで進んでいきますが、何か腑に落ちない点や疑問があればコメントでお聞きください。

次回からは、原稿データ作成の詳細(Photoshop)やそもそもの写真の撮影などについてご紹介したいと思います。 

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