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【京都】 岡崎の癒し 無鄰菴 蔦屋書店

随分と眠ったようです。
河原町の鄙びたお宿で目が覚めました。
家庭的なムードに包まれて、敷居が高いと思っていた京都への緊張がとけてなくなっていました。


早く出掛けたい。
はやる気持ちを抑えます。
どーどーーーー


軽い風情の私などが知らない地域を訪れて、
恐れ多くも歴史や文化に触れさせていただく場合には、
すでに十分なウォーミングアップをしていて、
誰もいない朝であることが大事でした。
まあ、疲れちゃうからねえ・・


辺りはまだ静まり返っています。
なんて神聖な朝なんでしょう・・

神宮丸太町駅の方から、熊野神社の交差点を右に曲がって、
いわゆる岡崎エリアまで自転車を走らせます。
(うううェ〜〜いっ サイコ=======っ)

堂々たる平安神宮の大鳥居
美しき京セラ美術館・・・

わーーー・・・


ヒンヤリとした薄青い空気の中に、
大きな大きな建築物さんたちが、平然とそこに立っているではないですか。

やあ〜よく来たねえ
(気分が高揚して擬人化・・)

今 ここに私しかいない・・

この幸せを
ゆっくーーり
噛み締める



むかし桃井かおりさんがテレビでおしゃってたんです。

『ねえねえ。旅ってさ。時間を買うことができるんだよっすごくなーーい?』
(回想の声はどーしても椿鬼奴


なるほどね。
時間を買えばいいのだと思いました。
多分そーゆう意味じゃない・・

入場券とカフェセット ポチッ


紅葉シーズンの人混みを避けて、
庭園で憩うスペシャルターーーイムっ
いただきます!!

前を歩くご夫婦
むりんあん

加藤造園という会社が手掛けているそうです。
他にも有名な庭園、あれもこれも・・
オープンを待っている間に、前に立っておられる熟年夫婦(ご主人)のウンチクに耳を傾けます。庭の話終わったみたいだな・・

「あれ誰だっけ?タカヒロ?」
奥さんはそれをちゃんとTMレボリューションだとわかっていて、話を進めてあげています。そうそう観光大使なのよね〜!(京都じゃなくて滋賀のですね)

そもそもTAKAHIROって違うグループじゃないのかな・・?
いや、、複雑な芸名をつけたタカノリのせいです。

西川でえんちゃう


概要は若いスタッフによるショートガイドで知ることができます。
かなり声が緊張してるな・・頑張って

終わった時にはホッとして、つい大きな拍手をしてしまったおばさんです。

カフェスペース
大正時代の歪んだガラス。光の入り方が美しいのなんの・・ もう作れる職人さんがいないなんて
尊いですね


あなたなら何にします?
大人の女性であればスイーツとお酒  背徳的行為を楽しんでみてもバチは当たらないでしょう



画像お借りしました

いちど食べてみたかったんだよね。
入手困難な村上開新堂のロシアケーキ
見た目がクッキーなのにケーキという名に萌え〜〜
まだ西洋を知らない日本人が作った焼き菓子に思いを馳せましょう・・


京都の、昔をそのままに残す文化が好きです。
時代へのリスペクトを感じます。

お借りしました

以前知人からいただいた神宮丸太町にある常盤松屋のお菓子↑
こちらも村上開新堂と同じく、ただならぬ風格を漂わせています。
味は中学校の調理実習でおばーちゃん先生から習ったミソ蒸しパン。素朴・・

謎めいた京都菓子たち



ロシアケーキは、ローザ(東京麹町)のクッキーと雰囲気が似ていました。
おぉおお・・・
花籠みたいでかわいい!!

西:村上開新堂(京都最古のクッキー)

VS

東:ローザ(日本初のクッキー)



いずれも昔の製法でありましょう。
堅めでザクザクした焼き菓子たまら〜んっ!
泉屋はモロいからちょっと違うんですよ(父の好物)

憧れのロシアケーキ、箱買いするほどはいらないので、お一つだけいただけるなんて嬉しいサービス。
これは是非レトロファンにオススメいたします。

お借りしました

なかなか甲乙つけ難いですが・・。
ローザです👑
ウィナー東!!ザクっ!!(あくまでも個人の好み)
だって缶の美しさも重要だから・・
食いしん坊なのでここまで確かめにきてよかったです✍️
長年気になってたから満足。

忘れられない眺め


スタンダードな西陣ビールは東京でもたまに買うことができますけど、レモンエールは珍しいですね。お初です。醸造、酵母という繊細な生き物を扱うお仕事というのは、作り手がストイックであればあるほど、深い味わいやクオリティ高いものが生まれるのでしょう。←わかったようなことを心の中で喋りながら、檸檬のアロマで満たされました。泡の状態がきめ細かくクリーミー。とっても美味しかったです!


そして、なんといっても
夢のやうな洋館に、鬱陶ウットリいたし〼
スタイリッシュな明治の貴族男爵が集まるお部屋・・

素敵すぎる和洋折衷

無鄰菴会議、往時をしのぶ洋館
明治36年(1903)4月21日、この洋館で日露開戦前の対ロシア外交方針を決める重要な会議が行われました。集まったのは伊藤博文、小村壽太郎、桂太郎、そして山縣有朋。これがいわゆる「無鄰菴会議」。その後の日本の東アジア外交の方針を決定づける重要な出来事として歴史上に位置付けられています。実はエアコンがなかった当時、洋館は空調ができる貴重な空間でもありました。暖炉がしつらえられたこの室内で為政者たちは何を話し合ったのでしょうか。

画像と文 無鄰菴より

無鄰菴会議についてはこちら


センス良きミニライブラリー

京都文化に関する書籍たち
興味津々

茶道と京都のことを扱う出版社。
覚えておきたいのでペタッ
素敵な本ばかりでした。

そうだ、本屋行こう。

岡崎といえばロームシアター


明らかに知ってるレンタルのTSUTAYA じゃありません   蔦屋書店
壁面に大作がドーーン   スタバと一体化
テーマはお茶  奥では個展  作家さん在廊されているようでした
たっちゃんたち
日本の暮らしというブース
料理本のみならず、オシャレ保存食をディスプレー

noteご近所さんたちが大好きな長谷川あかりさんがセンターを飾っていました。

時間が足りなくて行くことができなかったアーティスティックなカレー屋 森林食堂
レトルトがあるんですね


女子が心踊る空間  女子じゃなくても近所に欲しい・・


迷えるトラベラーのために、みやすいガイドブックが並ぶ

右の京都散歩を買いました。 左の小型地図も買えばよかったな〜


手に取りたくなるような雑誌のポジショニング

マガジンハウスのブルータスなどを立ち読みしました。(すみません)
<おいしい、温泉>
クローズアップされている情報はだいたい自分の知ってる内容でした。
生意気なことを言いたいわけではなく、日ごろnoteで交流のある方々から知識を分けていただいているお陰であります。
この時、ろくに漢字も書けないような阿呆な私に、有益なことをわかり易く教えてくださっている方々に感謝しました。


心の動く瞬間


  本の記憶が蘇るようなディスプレー 窓に映る景色も京都らしくて良い。よすぎる・・



ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら。


このフランス映画みたいな、モヤっとしたエンディングが秀逸。
独特の暗さと温かみの両方を持った作品。
雪国出身の優しげな女性に読み聞かせをやってもらいたいな・・



この日の夕方、ちょっといいところに出かけました。

つづく




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