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3日間で感じた南相馬

私は、4/3~4/5の2泊3日でMYSH/よりみちの大学生インターン型体験プログラムに参加しました。きっかけは大学の授業で紹介されていたことでした。

大学では福祉の勉強をしていますが、その中でまちづくりにも触れる機会が多くあります。そこから、元々まちづくりへの興味は持っていました。

「まちづくりの学習もできて、馬にも乗れる」そんな興味に惹かれて、私は少しの不安と多くの期待を抱きながら南相馬に足を踏み入れました。

余白のある町

南相馬の原ノ町駅に到着して最初に向かったのは小高交流センター

小高交流センター

今日初めて出会ったMYSHの社員の方と、同じインターンに参加した仲間達と昼食を食べながら交流をしました。
(3日間でめちゃくちゃ仲良くなれました!)

小高交流センターは、遊び場、運動場、カフェ、コワーキングスペースなどの機能を持つ施設です。新しく綺麗な内装で、利用する方々の年齢層も多岐に渡り、賑わっていました。

小高は3.11の東日本大震災の影響により、一度人口が0になった地域。町の中を歩き、至る所に“余白”を発見しました。
そんな小高に、賑わいを提供する小高交流センターは必要不可欠な存在だと感じました。

小高を歩き、お店や施設をまわる中で皆さんが口々に仰っていたことは、「始まりから作る」ということ。

始まりがマイナスであった小高は、まずは原点から作らなければ何も始まりません。しかし、それは元の状態に戻すことと決してイコールでは結ばれないのだと思います。

同時に何もないからこそ新しいことが始めやすい場所なのだと感じました。ロボットテストフィールドがその典型だと思います。

何か新しいことを始めよう
そういうパワーがある町だと感じました。

ロボットテストフィールド


ギャップについて

南相馬と聞いて、最初に思い浮かんだキーワードは「野馬追!馬!」でした。
そこから、なんとなく伝統のある町なのかなー、と最初の頃は思っていました。

しかし、1日目の小高散策で得たものは「新しいとこにチャレンジする町」という印象でした。

そこで生まれる伝統と挑戦というギャップ。そのギャップは、2日目に行った野菜収穫の際にも感じました。

野菜収穫

私たちに野菜収穫の方法を教えてくださった師匠こと、平山さんは長年農家としてやってきた方。

そんな師匠の畑にはパクチーが育てられていました。なんでも、地域の名産を作ろうということでMYSHさんが育てているパクチーだそう。昔からのノウハウを活かして、平山師匠は新しい取り組みをする若い世代のチャレンジを後押ししていました。

このように、新しいものを受け入れていく姿勢があるからこそ、伝統と挑戦が入り混じったギャップのある町を作っているのかなー、と思いました。

最終日

朝、みんなで早起きしてお散歩したときにとあるカメラマンの方に出会いました。
なんと、野馬追祭のポスター写真を撮っている方でした!

早起きは三文の徳とはこういうことだと思いながら散歩をしていました。道ですれ違う人たちは皆あいさつをしてくださり、なんてあたたかい町なんだと感動しました。

人のあたたかさに触れるにつれて、町の寂しさが目につくようになりました。こんなに良い人々が暮らしている町が、見た目としては寂しくて活気がないように見えるというところにもギャップを感じました。

そして、乗馬体験をしました。

よく晴れていて、風も気持ちよく、最高な気分でした......!!

まとめ

小高、原町、鹿島という南相馬を三つに分ける町を見てきて、私自身の中で大きく変わったことがあります。

一つは、「南相馬」を主語にすることが少なくなり、逆に「小高は〜」や「鹿島は〜」と町の名前を主語にすることが増えていたということです!
これは重要なのではないかと思います。

外から来た私がたった3日間見ただけで別々の町だと感じるほど違いがありました。そして、3つの町のつながりが見えてこなかった。

住民はそれについてどのように思っているのか、また南相馬を訪れた際に伺えたらいいです。

もう一つは、ギャップがある町だということ。
伝統と挑戦、古い新しい、寂しい街並みとあたたかい人々。色々なギャップを感じました。

今回のプログラムが始まったときは「馬のまち」という印象しかなかった南相馬が、こんなにも様々な面を持った地域だとは......!!

また来たいと思えるような3日間でした。

必ず野馬追には行きます!
また来月お会いしましょう!

3日間ありがとうございました!

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