見出し画像

6つ上の兄に贈る結婚祝辞。おめでとうとありがとう。

須河です。

私には兄が2人います。6つ上の長兄は地元で会社員。1つ上の次兄は陸上長距離の実業団選手です。何をするにも2人の兄の真似をして、後ろにくっついていく、時には対抗する、という幼少期を送っていました。

今月、6つ上の兄が結婚することになりました。

私たち兄弟の中では初めての既婚者です。

素直に「おめでとう。」の言葉を送りたいです。

長兄なくして、私の陸上人生を語れないほど、兄には随分とお世話になりました。そもそも陸上を始めたきっかけも、長兄の後ろ姿を追いかけて、のことです。

長兄は、陸上部に所属していたことはないのですが、趣味で走っていました。平日は周りの友達がバス通学する中、兄は1人徒歩で通学し、休日になると走りに出かける、というストイックな生活を送っていてその姿をずっと見ていました。

そして、ある休日に、実家の近くの川で魚釣りをしていた次兄と私の近くを長兄が走って通り過ぎ、本能的に追いかけていったのが走ることに目覚めたきっかけだと記憶しています。(ちなみに、次兄は途中まで釣り竿を持って走っていました。)

このとき私が小学3年生くらい。

何年か経ち、地元のロードレースにも出場するようになりました。1位になる喜びを知り、走ることが日常になりました。

私は、中学まではバドミントン部しかない超小規模校(同級生9人)だったので、高校から陸上部に入りました。親元を離れての下宿生活でしたが、休日になると長兄が車で下宿先まで来てくれて、身体のメンテナンスのために整体や治療院によく連れていってくれました。マッサージや鍼をすると疲労が抜けやすい、という概念を教えてくれたのも兄でした。帰りには、スーパーに寄ってパンやヨーグルト、飲み物を好きなだけ買ってくれました。

シューズ選びも購入するのも長兄で、高校の時に履いていたシューズのほとんどは、兄がネットで調べて購入したもの。欲しいと言う前にいつも準備してくれていました。

レースになれば、全国どこであろうと車でやってきてくれました。駅伝であれば苦しい地点にいつもいて、前後の差を教えてくれました。

大学を卒業して、実業団の寮に移るときには、富山→埼玉まで車で来てくれて、荷物を運んでくれました。

実業団選手を辞めて会社員になり、一人暮らしをしていたときにはタイヤ交換をするために富山→横浜までタイヤを積んで来てくれて、職場の駐車場でタイヤ交換をしてくれました。(置き土産もしてくれていた。。)

傍からみれば本当に過保護な兄ですね。。。


そんな長兄の結婚は、本当に嬉しいことです。大切な人のためにも本当に幸せになってもらいたいと思います。そして、兄の妹で良かったなと心から思います。

本当におめでとう。そして、ありがとう!






オトバンク陸上部の活動をご支援くださる方、サポートいただけると嬉しいです!