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レタスに魅せられた陸上合宿@長野県菅平

須河です。

8/21~8/28、9/8~9/16の2回に分けて長野県・菅平へ合宿に行ってきました。

8月下旬と9月中旬では、目に見えて季節が移り変わっていく様子が分かり、2回目の合宿では肌に当たる空気からも秋の訪れを感じました。

↑(8月)朝練習風景。半袖短パンで汗だく。

↑(8月)合宿の聖地・菅平は行く先々にラガーマン。

↑(9月)朝練習風景。朝晩の冷え込みが厳しくなってきてこの服装。

↑(9月)ラガーマンはほぼ0に。学生や実業団の陸上長距離選手が中心に。

合宿の目的はもちろん、レースに向けた『走り込み』なのですが、私はあるものの観察を楽しみの一つとしながら菅平での数週間を過ごしました。


あるものとは


「レタス」です。

JA長野県のサイトによりますと、長野県はレタスの出荷量が全国で第1位。全国シェアの約32%を占めているそうで、断トツです。あまりにもレタス畑が多いので思わずググりましたが、納得しました。

合宿の楽しみと言えば食事ですが、おいしい食事にレタスが毎回彩りを添えてくれました。

↑宿泊先の『草笛山荘』のオーナーが作ってくださる食事。合計15日間の合宿の中で同じ料理は1回も出てこない、嬉しいメニューの数々。

そして、練習コースのどこへ行ってもレタス畑が目の前に広がっていました。トラクターが落とした土の塊に何度か足を取られそうになりましたが、それは自己責任。苦しいときに気分を紛らわせようと、レタス畑に目を落としつつ、きつい練習も乗り越えました。

合宿中は朝、午前、午後の3回練習をするのですが、走りに行く度にレタス農家の方も外で作業されていました。天候が悪くても、赤、黄、桃、紫…色とりどりの雨具を着用されていてこれもまたいい絵になっていました。

朝練習を開始する5時半には既に収穫作業が始まっていました。聞くところによると、朝3時くらいから開始する期間もあるということです。午前中はトラクターから大音量のラジオを流しながら黙々と作業されている姿が印象的でした。夕暮れ時には小さなランプを灯しながら畑を整備されていました。

これだけ大切に育て、管理している方々がいるからこそ市場に農作物が届けられているのだなと思うと、「いただきます」の言葉にこれまで以上に気持ちが入ります。裏側を知ることで、人に対するありがたみ、モノに対するありがたみがより一層大きくなりました。

レタスに関して熱くなってしまいましたが、

この合宿の本来の目的である『走り込み』をケガなく乗り越えられたので、これを1つのステップアップとして、レースに向けて頑張りたいと思います。


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