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音楽の話#3 海外で熱気を帯びる日本のバブル期シティポップ

こんにちは

日本でも近年人気な音楽ジャンル「シティポップ」その人気は国内に留まらず、アメリカでも熱気を帯びている。

特に70年代〜80年代のシティポップが人気で、山下達郎は''Citypop King'' 竹内まりやは''Citypop Queen''と英語版ウィキペディアで明記されるほどだ。Youtubeにアップされた山下達郎の動画のコメント欄は英語圏からのコメントで埋め尽くされており、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」は再生回数が600万回に到達しようとしている。すごい。

山下達郎の音楽はAORやブルー・アイド・ソウルの影響を強く受けており、その元ネタを生み出したアメリカ人が、違和感なく山下達郎を受け入れているところを見ると、彼自身の音楽的センスとAORやブルー・アイド・ソウルの取り込み方が本流である、アメリカ人に受けている理由であろう。
この人気で、日本の中古レコードが海外に流出しており、国内でもプレミア価格がついて取引されている。私もレコードは好きなので、非常に残念である。

日本の70年代80年代文化の人気は海外でもじわじわと伸びており、近年流行のLo-Fi HipHopをYouTubeで配信しているユーザーは動画に70〜80年代の日本のアニメ映像をつけている場合が多い。
これはバブル景気に作られた日本の作品を海外の人が好む傾向にあるのではないかと感じる。これは映画ブレードランナーに登場するディストピアなネオン街が日本の歌舞伎町や新宿をモデルにしていることも影響が大きいと感じる。

私個人としては、日本が一番輝いていた時期(70〜80年代)に生まれた作品や文化が今、海外から人気を集めていることは非常に嬉しいし、もっと深掘りして欲しいとも思う。音楽に関してはシティポップの源流であるはっぴいえんどや松任谷由実、南佳孝なども聴いて欲しいかな。
日本にしかない音楽ジャンルでもあるシティポップを洋楽アーティストが発表するなんてことがあればもっと面白いことになると思う。


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