映画の話 ファンに媚びない映画制作とは『ソニック・ザ・ムービー』事件

こんにちは
最近の映画界でちょっとニュースになった『ソニック・ザ・ムービー』のソニックのキャラクターデザイン変更事件。
ポスター公開当初からソニックのデザインに批判が集まっており、ついに製作陣の心が折れた。

YouTubeに公開された予告編には高評価を上回る低評価の嵐で、監督のジェフ・ファウラーは自身のTwitterでソニックのキャラクターデザインを変更することを約束し、公開時期の延期を発表した。
劇中のソニックの登場シーンをすべて差し替えることになるので、膨大な作業になるだろう。

制作サイドにはセガがいるのでセガもこのキャラクターアレンジを承諾しているはずなのだが、ファンには受け入れられなかったのだ。(個人的にはテイルスやナックルスが登場しないのが一番悲しい。)

まぁ製作サイドとしては『名探偵ピカチュウ』的なノリでゲームキャラクターを現実世界に登場させ、ドタバタアクションコメディ仕立てにしたかったのだろう。(発表時期的に二番煎じ感が出てしまっているのが気の毒である。)

私個人としては、監督が表現したいソニックがあのデザインだったならば、それは曲げなくていい、むしろ曲げるべきではないと思う。
架空のキャラクターが実在する人間と画面の中で絡むのだから、ある程度リアリティ溢れるデザインにすべきだろう。『名探偵ピカチュウ』はその辺りのバランスが非常に巧かった。

映画会社はビジネスありきだが、映画製作陣は表現者であり、アーティストなのだ。今回のような出来事は映画会社の判断だろう。
ファンが見たい映画を作るならそれはそれで振り切って作ればいいが、そうするなら『猿の惑星』のリブートシリーズのようにその作品が好きなオタク達が製作陣を固める方法がベターだと思う。

インターネット上には世界中のファンから改善案イラストが多数投稿されており、映画自体はいい方向に行ってほしいと期待されているのは事実だ。
いいデザインにはなってほしいが、自分たちのしたい表現は完全に潰さずに製作してほしい限りだ。




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オトギボックス

大阪音楽大学学生による、プロデューサーと作曲家のユニット。主催イベントや地域の施設の委託事業で、親子に向けた演奏会や絵本の朗読公演を行なっている。音大生の活動する場を模索しながら、自分たちの想いを音に乗せて関西中に届けている。記事は本団体学生ライターの下村が執筆。

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