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「ザ・バットマン」主演はベン・アフレックではない。

私はアメコミファンではあるが、安易に過去の名作を塗り替え(リブート)したり、せっかく路線変更したシリーズを間を置かずに再構築するのにはついていけていない。


例えば、マーベルの「スパイダーマン」もサム・ライミ監督の三部作から間を置かずにに「アメイジング・スパイダーマン」シリーズを立ち上げたせいで、観客が新たな世界観についていくことが出来ず、興行的な失敗もあり立ち消えとなった。MCU版のスパイダーマンはこのモヤモヤを吹っ切るような作風とトム・ホランドのキャラクターのおかげで、ファンの望むスパイダーマン像を作り上げた。

今回はバットマンにリブートの矢が向けられた。
私が初めて見たバットマンはティム・バートンが監督した「バットマン」だった。ダークファンタジー要素満載のゴッサムシティをバットモービルが駆け抜ける。ジョーカーやペンギンのキャラ設定も好きだった。
そこからジョージクルーニーがバットマンを演じたり、ミスターフリーズがシュワちゃんだったりのトンデモ三部作が展開され、伝説のクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズが始まる。
徹底的にリアルを追求したこのシリーズは、装甲車型バットモービル「タンブラー」や故ヒースレジャー氏の狂気の極みに達したジョーカーなど、革新的な要素を盛り込み究極のバットマンシリーズが完成した。

世界を驚かせた「ダークナイト」シリーズ完結から4年、突如として登場した「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」にて突如、新バットマンが登場する。演じたのはベン・アフレック。映画版「デアデビル」にて世間から冷遇されてしまった彼にとって、このオファーが嬉しいものであったか分からないが、彼はしっかりイメージ通りのブルース・ウェインを演じられていた。(スーパーマンとの衝突の動機は褒められたものではないが)

多くのアメコミファンがDCのユニバース化にも心の準備をしていた矢先、DCヒーローのクロスオーバー映画「ジャスティス・リーグ」が準備不足のまま公開され、フラッシュ、アクアマン、ワンダーウーマンはほとんど「誰?」状態のまま世間に出されてしまったのだ。
ライトファンにもヘビーファンにも背中を向けるような制作体制にファンを失望させてしまう結果となった(エズラ・ミラーのフラッシュは最高)

結果としてベン・アフレック版バットマンシリーズも企画されていたが制作中止、ワーナーはDC映画の制作予算を縮小せざるを得なくなった。


そんな中DCより新バットマン制作が発表された。
「ベン・アフレック版とは違う軸で制作」
は?DCエクステンデットユニバースは?シャザムのジャスティスリーグ加入は?なんかスーサイドスクワットと別軸でジョーカーの単独映画作ったり、どうしたDC?

正直マーベルのケビン・ファイギのワンマン体制にも疑問を感じてはいたが、誰かが世界観を統一しないとここまで作品が氾濫してしまうのか。
ケビン、えらい。
監督の個性を殺すやり方は私も好きではないが、短期間で同じ主役のヒーロー映画を別の世界軸で展開するのは、観客の混乱が先行してしまい、世間から正当な評価を受けづらい。「アメイジング・スパイダーマン」といういい例があるのにDCやワーナーは何がしたいのか。


私としては、早くエズラミラー版のフラッシュ単独映画を完成させ、別世界のフラッシュ達やドラマ版「ザ・フラッシュ」のバリーも登場するような「フラッシュ・ユニバース」シリーズを開始してほしい(混乱)



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オトギボックス

大阪音楽大学学生による、プロデューサーと作曲家のユニット。主催イベントや地域の施設の委託事業で、親子に向けた演奏会や絵本の朗読公演を行なっている。音大生の活動する場を模索しながら、自分たちの想いを音に乗せて関西中に届けている。記事は本団体学生ライターの下村が執筆。

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