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映画の話#2 「フォルトゥナの瞳」

今週は映画のお話。
久々に映画に泣かされたので熱が冷めないうちに書き留めておきたい。
今回は今年2月15日に公開された映画「フォルトゥナの瞳」の話。

私は個人的に監督の三木孝浩の作品が好きで「ソラニン」は邦画の中で特に好きな作品だ。
ミュージックビデオの監督をしていた経歴も映画の中にしっかり活きていて、音楽と親和性の高いシーン作りが持ち味だと思う。(今回の映画の中盤デートシーンは特に...良かった...)
洋画で言うと「はじまりのうた」や「シング・ストリート」を監督したジョン・カーニーにあたる人物だと思う。

おおまかな話は、主人公には人の死期がわかる能力があり、死に近づくほどその人が透明に見えるのだ。しかし、その死を阻止した場合、主人公にも死が近づいてしまうのだ。自分の周りの人達が透明になっていく中で主人公はどんな決断を下し、行動するのか。というのが物語の本筋。

いわゆるSF恋愛映画で、洋画だと「アバウトタイム」や邦画だと「僕は明日昨日のきみとデートする」などが近年の作品だろう(こちらも三木孝浩監督作品)
最近の恋愛映画は少女漫画の実写化かSF要素のある原作を元にする映画が多く、SF恋愛映画がトレンドになる気配がしている。
純粋でストレートな映画が観たい客層と、ひねりや障害が待ち受けている映画が見たい客層を二分できているので、それぞれのジャンルが発展できる土壌は整っていると思う。

「フォルトゥナの瞳」の話に戻るが、この映画を見て私は主人公に過剰なほど感情移入してしまった。
ニュースなどで人が死亡する事件を目にした時、嫌だなとか怖いなぐらいの感情しか持たないことが多いが、自分の目の前で他人が死ぬことがわかってしまうとどうにかしてそれを阻止しようとするだろう。しかもその人が自分の家族、恋人、友人ならば、自分を犠牲にしてまで守ろうとするだろう。
主人公もその葛藤に苛まれ、恋人の死の運命に抗おうとする。相手が死んでしまったら、その悲しみに耐える自信がない。しかし自分が死んでしまったら、相手にも深い悲しみを与えてしまう。

主演の神木隆之介の癖が少ないのに感情的な演技が、私の感情移入をさらに加速させてくれるので非常に困った。逆にヒロイン役の有村架純に女性は感情移入してしまうのかも気になるところだ。彼女の演技もごく自然なもので、男性陣の心を掴んで離さないものだと思う。

なかなか邦画の恋愛映画は見る気がなかなか起きない(キラキラしすぎてて精神的に辛い...)がSF恋愛映画は今後も注目していきたい。
何かオススメがあったら教えてください。記事にします(^^)


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オトギボックス

大阪音楽大学学生による、プロデューサーと作曲家のユニット。主催イベントや地域の施設の委託事業で、親子に向けた演奏会や絵本の朗読公演を行なっている。音大生の活動する場を模索しながら、自分たちの想いを音に乗せて関西中に届けている。記事は本団体学生ライターの下村が執筆。

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