東京キモノショーの『REBORN PROJECT 大人の振袖ファッションショー』でモデルをしました。
オトハル着物のプロ友 高橋和江さんが実行委員を務めている「東京キモノショー」が5月2日からスタートしました。
5月4日は、オトハル世代の「REBORN PROJECT 大人の振袖ファッションショー」。そのショーにスーパーモデル(自己申告)として出演しました。高橋さんのオトハル着付け教室に通ったみんなとも一緒に参加です。
単なるオトハル世代の人が振袖を着てファッションショーではありません。それぞれが今までの人生を振り返りながら、未来に繋げるためにやり残したこと、やりたかったことを振袖に込めたナレーションを聞きながらランウェイを歩きます。
わたしの場合は、成人式の頃は、まだ反抗期で、母が振袖を買ってくれると言ったことに『意味を感じない』と拒否していました。しぶしぶ買ってもらった振袖を着た写真は、全部ふてくらされ顔(笑 。よい思い出がありません。
でも、今なら、親の気持ちも少しわかる。
ありがとうございます、の感謝の気持ちを認知症だけど、生きてるうちに母に伝えたい。今回の参加はそんな気持ちです。
他の方々も、
★震災で自分の振袖も娘さんの振袖も流された〜もう1度振袖か着たかった、とレンタル振袖で臨まれました方
★おばあさまが作ってくれた振袖にどうしてももう1度手を通したかった願いが叶った方
★子供を産み会社を辞めのだけど、もう1度働ける状況になって始めた就職活動かなかなか就決まらず、何かを変えたくてモデルに応募。なんと、応募したらすぐ、仕事が決まった方
22人のモデルが22の人生を生き、語り、ランウェイを歩きました。
みんなケロリ、と明るくされていますが、ひとりひとりの人生がいろいろあってここまで来たこと。その体験のひとつひとつが尊いのもであること、改めて深く心にきざみました。
前日には、アンミカさんみたいなモデルの先生について、リハーサルしたんですよ。
ただ、着物ランウェイはあまりに難しすぎて汗はダクダク、頭はパニクリ。しかし、人生の経験者は、褒めあって、励ましあうという宝を身につけていますから、なんとかなるし、なんとかする(笑
歳を重ねれば、その人なりの美しさというものがやはりあって、その美しさが、ひとりひとり違うこと、それは、若い時にはできないことだなあ、いいなあ、と思えたことはとても幸せなことだとおもいました。
この危険なカケ(笑 を和江さんがやろうと思ってくださったことにこころか感謝し、第一回目にオトハルからも花を添えられたことに心から誇らしく思っています。
オトハルファンの皆さんや若いオトハルシスターズも観に来てくださって、『次回は出たい』『還暦振袖革命か?!』と言ってくれたことがどんなに嬉しかったか。
着物が単なる着る物という意味だけでなく、人と人を繋げるものであること、着物のちからをでしみじみ感じたのでした。
全体の様子はこちらから(^_-)本当にありがとうございます。
オマケ①
『時代背景からも私たちの時代の振袖は今の時代はなかなか手に入らないらしいよいものが多く、大事にしなくちゃ』と高橋和江さんから
オマケ②
東京キモノショー2019から、この趣旨に賛同してくださった朝日新聞の坂田さんが、朝日新聞の後援を企画してくださり、大きな力になってくださいました。坂田さんと高橋さんの出会いは、オトハルのさいはてのキャバレー準備中の黒服とママの関係から(笑 なんでもやっておくべきですなあ。
連休最後に、「東京キモノショー2019」いかがですか?
■日程:2019年5月2日(木)~ 6日(月)10:30~18:00 (17:30最終入場)最終日は17:00迄
■会場:日本橋三井ホール 中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 の5階 (エントランス4階)
■入場料:一般当日1400円(前売り1000円 高校生以下無料)期間中有効通し券3000円
■主催:東京キモノショー2019実行委員会 ■共催:一般社団法人きものの未来協議会 ■後援:朝日新聞社
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