最初にこの曲を聴いたのが、誰のバージョンだったのか、すでに思い出せない。多分アル・グリーンだったような気がする。当時は3連のバラードって、あまり好んでなかったので、そんなに印象に残らなかったのかな。

RCAのカントリーのオムニバスの中で、Jimmy Dean & Dottie Westが歌っていて、最初はこっちが強く印象に残ったんですよね。Ⅱmから始まるAメロがなんとも素敵だなと思い。スチール・ギターの音色とフレーズがたまらなくいい。二人の声とハーモニーも素敵。いま聴きなおしてても、このバージョンが一番好きかも。

クリス・クリストファーソンのバージョンを聴いたのも確かほぼ同じような時期で、この曲はこの人が作ったんですよね。それでアル・グリーンもこの曲は演ってたな、と思って聴きなおしてみて、改めてアル・グリーンのバージョンも好きになった。オルガンがとてもいいんですよ、静謐な感じで。ゆっくりとゆっくりと、丁寧に歌い紡いでいく感じが何とも素敵で。

ウィリー・ネルソンのバージョンもいいですよね。こちらはギターがいい。レイ・プライスのはストリングスが素敵じゃないですか。こういうシンプルないい歌は本当に色々なアレンジが成立するなと改めて思いました。（でも自分で歌ってみるとこういうシンプルな歌ほど難しいなと思っちゃうんですけどね）

調べてみると最初に歌ったのはビル・ナッシュというカントリーシンガーらしく、実際はこれがオリジナルで、レイ・プライスのバージョンも実はカバーらしいと。

いま私はなるべく1アーティストにつき1曲を原則にしてカバーしていってて（この原則はそのうちなくしちゃう予定なんですが）、オリジナルで出されたアーティスト名を表記するようにしているのですが、こういうスタンダードになってる曲は、誰の曲と紹介するのが正しいのか困っちゃうんですよね。

ペリー・コモも歌ってるしプレスリーも歌ってる。加山雄三だって歌ってるけど、多分レイ・プライスがオリジナルだよな、と思ってたけど、どうやら間違ってたみたい。これはもうスタンダードナンバーなのでアーティスト名のクレジットとか、本当はどうでもいいですよね。それぞれ素晴らしい。

Aaron Nevilleもとてもいい。この声でこの曲を歌われたらそりゃあいいに決まってますよね。それといまYouTube漁ってたらNorah Jonesも歌ってました。実はジョニー・キャッシュもリタ・クーリッジも歌ってて、あとドリー・パートンもちょっと変わった歌い方で歌ってて、あー、本当にキリがない。。。

ご存知レイ・プライス

作者クリス・クリストファーソン

さすがのエルヴィス

静謐なオルガンが素敵なアル・グリーン

これが一番好きかもなやつ

これも大好きなアーロン・ネヴィル

どうやらオリジナルらしいBIll Nashの音源

さっき見つけたノラ・ジョーンズ

声がかわいいドリー・パートン

最後に、加山雄三。これがまたいいんですよ

他にも色々な人がカバーしてます。