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オカシイ?64【全日本フィギュアスケート選手権……の昌磨くん】


新年明けましておめでとうございます。


私の拙いブログをお読みくださっている皆様、2022年はありがとうございました。


2023年も宜しくお願いいたします。


宇野昌磨選手。

全日本フィギュア選手権優勝おめでとうございます⛸️🥇🎊!


今シーズン前半は、グランプリシリーズ。グランプリファイナル。全日本選手権。全ての大会優勝しましたね。


本当におめでとう!


2022年。12/25日に開かれた世界選手権の代表会見は異様な雰囲気に包まれた。


と。各メディアが報じた。


「選考基準はどういったものか、よくわからないが、嬉しく思えない部分がある」


昌磨くんが、珍しく苦言を呈した。


真意を問われると。


「これ以上僕が言うことではない」


表情は硬いまま……


誰も、昌磨くんの伝えたかった事を、本当の意味で知る事は出来ないのだろう。


幾つかの"真意"が"推理される事に。答えは"一つでは無い"のではないか。



発言の背景には、過去の選考基準が一貫性を欠いてきた日本スケート連盟の判断に不信感を示したから?



同じコーチに師事する、全日本男子2位の島田高志郎選手の代表落ちがあったから?


昨年、女子の代表に選ばれた選手の「若さ」が評価されて五輪代表に決まった一方で、国際スケート連盟公認の最高点で上回っていた選手が落選。

アイスダンスでも……


今大会は、今期最高得点や世界ランキングの選考項目が重視された……


2014年開催のソチオリンピック選考で、ジュニアの選手だった昌磨くんは銀メダル2位と台風の目に。一方では、3位の選手ではなく5位の選手が選考された……


それ以前の大会から、同じような問題が繰り返されてきた。


全日本選手権欠場した選手が代表入りした年もある。


全日本選手権優勝選手は、即、世界選手権出場の内定が決まる。



現在は"3枠"の代表枠がある。2位、3位は、優勝者以外の選手。グランプリシリーズ。国際スケート連盟の基準などを元に、総合的に判断するとしている。


そこを踏まえて考えると「今大会は男子の選考基準は特に問題はないのに……」と物議を醸した発言に、眉をひそめる人たちも出た。


しかし。

全日本選手権にて調子の良くなかった山本草太選手は、2位と3位に入れずにカメラの映ってない場所で、代表選手発表の前に、悔し涙を流していたという……


3位の友野一希選手も、スケート連盟の基準の点で不安があったと……


女子の大会では、グランプリファイナルにて本調子の演技が出来ず涙した坂本香織選手が見事優勝し。グランプリファイナル優勝の三原舞依選手が、銀メダルにて代表に選ばれた。

ジュニアの選手の活躍により、もう一人の選手の選考が難しい状況に……


一筋縄で決められないのは分かっている。


しかし、選手達の中では、怪我を押してでも、体調を崩していても、出場を決めるのは「世界選手権選考会」の名の付く「全日本選手権」であり、基準だと思っているから……ではないか?



コーチ陣から、説明を求められるまでは、選考理由を答える気持ちは無い様子だった連盟側。


涙していた選手、不安を隠せない選手、誰が代表に選ばれるだろうと不安に思っていた選手達。おそらく2位に入った事で期待に心膨らませていた島田高志郎選手とステファン.ランビエールコーチ。


選手達だけではない。コーチ陣の中でも「あまりにも不透明な部分が多い」と話す位に分かりにくい「選考基準」が毎回ブレブレだという事の証だろう……



代表が「選考基準はシーズン前に提示し、公平性を保っている。総合的に判断し、強化部でも友野一希を推す意見が1番多かった」


と強調し「宇野に対してもしっかり説明すれば理解してもらえる」と答えたが。



関係者によると、代表発表前に「選手が、選考事情の説明はなかった」と話したとの事。


宇野選手は、10年近く全日本選手権に出場し5回優勝している。


これまでも、たくさん涙した選手達を見て来たのだろう……



そんな宇野選手だからこそ、苦言を呈す事意味があるのであって。何もアクションをおこさなければ、来年もスケート連盟側主体の、フィギュアスケート競技会になってしまう。


誤解や不満を生まない明確な基準と、選手目線の丁寧な対応を、スケート連盟が考えてくれる事を切に望みたい。



昌磨くんは感情にて発言したのではないはず。ジュニア時代メダル争いをした草太くんが、骨折し、3度の手術を乗り越えて頑張って競技に復帰した事。友達の友野くん。同門の高志郎くん。女子選手達の様子を見て……


シングルスケーターの中では、最年長の選手となった。ここ数年で発言も大人になり責任感も増した昌磨くん。



年下の選手が良い成績を収めれば、優しい言葉を掛け。グランプリシリーズにて6分間練習の最中、靴紐が切れてしまった三浦佳生選手に予備の靴紐を差し出し。周りの様子をきちんと見ている人。


彼の言葉を、スケート連盟はしっかりと受け止めて下さい。


でも、一つだけ連盟の判断に感謝する事は。飛行機の遅延に。ロストバゲージにて全日本選手権欠場となった、フィギュアペアの三浦璃来選手と木原龍一選手を世界選手権の代表に選んで下さった事。


確かに。基準や事情を考慮しての選考は大変だとは思う……


さて!2023年!

もう年も明けたのだから、ごちゃごちゃ言うのはやめよう!


四大陸選手権。世界選手権に出場が決まった選手達を目一杯応援しよう!

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