レミケードを5年間使ったら悪性リンパ腫になった話

自分は20代の頃からクローン病を患っており、その治療としてレミケードという薬を使用しておりました。

クローン病治療にレミケードは欠かせません。

クローン病発症当初は酷い腹痛に発熱、倦怠感などがありなかなか日常生活を送れる状態ではなかったのですが、レミケードの投与でかなり症状が落ち着き、職場復帰も出来ました。

しかしこの薬、効果が大きい分副作用も大きいようで・・・
自分は2か月に1回のレミケード投与に加え、ペンタサ錠と免疫抑制剤の併用治療を5年間続けた結果
悪性リンパ腫を発症しました

当時の経緯を細かく書いた記事は以下


そもそもレミケードには悪性リンパ腫との関連性が指摘されている

レミケードを実際に使用している方がどれくらい把握されているかわかりませんが、
レミケードの医療用医薬品添付文書にてこのような記載がありました。

"臨床試験における投与後3年間の追跡調査で、悪性リンパ腫等の悪性腫瘍の発現が報告されている。慢性炎症性疾患のある患者に長期の免疫抑制剤を投与した場合、感染症や悪性リンパ腫の発現の危険性が高まることが報告されている。また、本剤を含む抗TNF製剤を使用した小児や若年成人においても、悪性リンパ腫等の悪性腫瘍が報告されている。本剤に起因するか明らかでないが、悪性腫瘍等の発現には注意すること。"
KEGGデータベース 医療用医薬品レミケード 添付文章より引用

例え可能性が1%でも、かかった人にとってはそれがすべて

これは自分の主治医が言っていたのですが、
科学的に因果関係が証明されているわけではないのでその関連性は否定出来ないが肯定も出来ない、と。
なので自分の場合も明確にレミケードが原因であるとは断定出来ません。
言えるのはレミケードを使っていた自分が当時20代でありながら悪性リンパ腫を発症したという事実だけです。

例え可能性が1%でも、かかった人にとってはそれがすべてです。

癌は生きるか死ぬかに直結する病気です。

自分は運よく薬が効いて生き延びることが出来ましたが、そうでなく亡くなる方もいらっしゃいます。

レミケードを使用されている方はそのような可能性もあるんだということを頭に入れておいていただけたらと思います。


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