3/21マエボン刊行記念イベントに行ってきました 〜感想〜

元任天堂のデザイナーで現在アートディレクターをされながら漫画家を目指しており、またオンラインサロン「前田デザイン室」を主宰されている、まえだたかしさんのトークイベントに参加しました。

私が参加した理由は、今デザインとオンラインサロンに興味があること。そして今回のトークテーマ「後悔」に関心を持ったからです。

場所は大阪・ルクア1100内にあります蔦屋書店のラウンジで行われました。

2時間で貴重なお話の数々を聞くことができました。

その数々の話の中から、私の心が動いたお話3つを、このnoteに書き記しておきます。

(今回私が行ったトークイベントについての記事です)

①学校は社会の物差しだ

最近私が疑問に思っていたこと。

「学生のとき、クラスでどんな性格の人が、社会に出てから活躍しているのか?」

クラスメイト全員が今何をしているのか、知る機会ってほとんどないんじゃないのかな。同窓会すらも私は行かないので、余計疑問に感じてました。

まえださんは20代の自分に対する後悔として、「学校は社会の物差しだ」とし、このような事を仰っていました。

クラスで飛び抜けている人が社会でも活躍している。突然才能が開花することってない。小さいころは「自分は出来るんだ」と主人公補正をしてしまっていた

「クラスでも飛び抜けてる人が社会でも活躍する」という言葉にカッと心が燃えました。

私は、まもなく学校に通いデザインを学ぶのですが、学校開始に先んじて学校の先生によるファーストステップの講座に行きました。そこでひっかかった言葉が、「過去に、どんな授業でも教室で1番前に座る生徒がいて、先生達の間で一目置かれていた。そしてその生徒は現在、多くの人が知っているような仕事をしていて活躍をしている」ということです。

その時私は「1番前の席に座る」ことで評価されるということに違和感を感じていました。他にも努力の形はあるんじゃないのか と思ったからです。

でも今日のお話を聞いて、自分は、不満だけ抱えておきながら「1番前の席に座る」努力すらも出来ない人なんじゃないかと思いました。「自分は出来るんだ」と、まさに主人公補正をしてしまっているのではないかと思いました。心がカッと燃えたのは、悔しさが込み上げてきたのでしょうか。

②自分の幸せとは何か

なにが君の しあわせ  なにをして よろこぶ 

わからないまま おわる  そんなのはいやだ!

アンパンマンマーチの歌詞です。

まえださんの30代の自分に対する後悔の1つが「自分の幸せとは何か」ということ。

アンパンマンマーチ、その通りだと仰っていて、確かにそうだなあと思いました。

まえださんにとっての幸せは「視覚(目)の幸せ」とのこと。

私は、動画を見るのが好きだから、「再生の幸せ」かな?「経過の幸せ」とも言えるかな? などと考えていました。なんだろう。もっと考えたい!

心にジーンと来たお話でした。

③死を意識しろ

②と同じく30代の自分に対する後悔の1つが「死を意識しろ」ということ。

身近な人の病気を前に、まえださんはこう思ったそうです。

将来自分が病気になるかもしれない。そう考えたら、自分のやれることをしよう

死は突然にやってくるものだと思います。今元気に暮らしたって、明日なにがあるかは分かりません。

今日会った人とあと何回会えるのか分からない。それならその1回を楽しもう

さいごに 〜行ってよかった〜

さいごに。

まえださんに初めてお会いしたのですが、柔らかくて優しい雰囲気のある方だと思いました。

よくまえださんのモノクロのかっこいい写真を拝見していたので、なんとなくクールなイメージを持っており、そのギャップがあったのだと思います。

やっぱり、会うことって大事だなと思いました。

そして。トークイベントの最後にサイン会があったのですが………私は恥ずかしかったのかなんなのか。マエボン抱えてそそくさと帰ってしまったことを後悔しています。「その人と会えるのは今日だけかもしれない」と聞いたばかりなだけに、切ない気持ちです。

こうやってイベントに行くこと自体、昔よりは「自分が気になる人に会いにいく」という行動ができるようにはなりましたが、やっぱり私はうじうじした部分を持っています。自信がないし自分をさらけ出すのは苦手です。

こんな殻、はやく破ってしまいたいです。

トークイベントを終え、切なさと柔らかさに包まれた不思議な感情になりました。

色々と考えるとっかかりができてよかったです。

明日の自分が今日よりも成長できるよう、またがんばっていきたいと思います。

本日はどうもありがとうございました:)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?