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【#2】2022/7/30 きーるの大人ラグビー体験会#1 in 東陽町

こんにちは、こんばんは、おとラグnote担当です。
「おとラグ」のキッカケは、喜連航平選手(現横浜キヤノンイーグス)が前所属チームのNTTコミュニケーションズシャイニングアークス(現・浦安D-Rocks)のファンと交流を重ねるなかで、「ラグビーを体験してみたい」と耳にしたことでした。
そんな記念すべき第1回、2020年7月30日に開催された「おとラグ」の模様です。

体験会実現に向けてファンも奔走

当初、体験会の会場探しはラグビーグラウンドが候補でした。
しかし、探すうちに公共施設は在住者や団体としての登録が必要だったり、定期利用で埋まっていたり、確保に難航しました。
主催は喜連選手でしたが、大人が「現役のリーグワンプレーヤーからラグビーを教えてもらえる!」「こんな貴重な機会を逃すまい」と、ファン側でも会場確保に向けてアイデアが出され、フットサルコートの発案と確保が整い開催が実現。
このような経緯から、現在全国展開中の「おとラグ」会場もフットサルコートが中心になっています。

開催要領

第1回の会場は、東京都江東区。当時、喜連選手のホームグラウンドが浦安市だったため、隣接している地域の開催でした。
都内の会場にもかかわらず、奈良県や愛知県など遠方からの参加を含む35名が集合!

日時:2022年7月30日(土) 11:00~13:00
会場:インドアフットサルコート パライーゾ東陽町(東京都江東区)

この日はアークスのボールを使用。
「選手達と同じもの使っているんだという高揚感がたまらなかった」とファンならではの感想も

スペシャルコーチ陣登場

この日は、喜連選手の元チームメイト浦安D-Rocks(前NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)から、プロップの庵奥あんおく翔太かぶと選手と平井将太郎選手、「りょんトレ」ことロックのきむ嶺志りょんじ選手のフォワード勢が講師役を担当。
また、ご夫婦揃ってラグビープレーヤーの三宮累選手(浦安D-Rocks)と三宮愛里咲選手(Brave Louve所属)、息子さんのてるくんが遊びに来てくれました。

スペシャルコーチ陣の左から金選手、庵奥選手、喜連選手。写真右が平井選手
三宮選手はご家族で遊びに来てくれました!

当日の体験内容

ジョギングや準備運動の後、トレーニング体験。
金選手の「りょんトレ」のメニュー挑戦から始まりました。
主催の喜連選手が各メニューをどんな狙いでやっていたのかや、実際やってみた感想を交えながらご紹介します。

1)りょんトレ編

金選手も自分以外の誰かとやるのは初めてだったそうで、HIIT(ヒート)トレーニングという、自分の体重を負荷にして行う自重トレーニングを体験。
スクワットや太ももを上げる→休む、を繰り返すメニューでした。
その様子は、「おとラグ」youtubeに公開されています。

「みなさん慣れないきついトレーニングながらも、いい汗をかいて(体の)スイッチが入った感じがありました。達成感も大きかったように思います。」(喜連選手)

2)レクリエーション編

レクリエーションとして行われたのが「ラグビーポーズゲーム」。
限られた時間で、指定のポーズに応じた人数を集めるゲームのため、否応なしに参加者同士が声をかけあうしくみが隠れています。

「この体験では、参加者のなかで、出来るだけ知らない人同士が仲良くなってほしいと思っていました。
ラグビーは決まった試合時間で競うスポーツなので、限られた時間で視野を広げ、参加者同士が必要なコミュニケーションをとりあい、人数を集めるという達成の体験になったと思います」(喜連選手)

3)テクニック編

パス体験

おそらく、誰もが投げてみたいであろうと思ったスクリューパスを中心に、楕円球の仕組みや、回転を加える理由、軌道やコツなど本格的なレクチャーがされました。
まずは3人組でパス練習を行い、選手が順番に参加者を周りながら直接サポート。みなさん投げるたびにコツを習得して向上していました。

「投げられない人は、投げられない理由を考えることが学びになったり、選手へのリスペクトにつながると感じました。」(喜連選手)

パスができるようになったら、次は2人組で実際に走りながらパスを投げます。
これは、頭ではわかっていてもボールを持ったら止まってしまい、ボールを離したら前に走ってしまって止まらない。結果、前にボールを投げてしまいラグビーのルールでは反則になるという体験も。
参加者の方から、このような感想が寄せられました。

「体験したなかで、ランパスの練習が印象的でした。
自分がパスを出すとついパスした相手を追い抜いてしまい使い物にならない人になってしまいました。
喜連選手からは『ボールを持った人より前にいるとパスも出せないしオフサイドの反則にもなってしまうので❝死んでる❞』という言葉が印象強く、初歩的ですがラグビーって難しい!と思いました。

「生きていくなかでは、当たり前の❝前に進む❞という行動を制限されることで、頭と身体が合わない現象に、ラグビーの難しさを感じて貰えたと思います。」(喜連選手)

キック体験

ラグビーでプレーするキックには種類がありますが、この日はグラバーキックをレクチャー。
慣れないボールの落とし方やコツが伝えられました。

「出来ていなかったことが、出来るようになる瞬間を目の当たりにして、それがすごくいいなと感じました。」(喜連選手)

4)スキル編

パス、走りながらパス(ランパス)と段階が進み、パス編の締めくくりとなったのが、攻撃(味方)2名対防御(敵)1名で行う「2対1」と呼ばれる練習方法の体験です。
相手ディフェンスの設定が加わったことで、ランパスでできていたことが出来なくなる現象や、相手を誘導したり操作する考え方がレクチャーされました。

「ラグビーでは、ボールを前に進めるため、自分がタックルされても仲間にボールを託しつなげていきます。
そうしたラグビーの自己犠牲の精神を伝えたことで、ラグビーの本質に触れていただく、キッカケになりました。」(喜連選手)

5)フリータイム

選手と写真撮影や交流が行われる時間も設けられました。
ラインアウトのジャンパー体験をしたり、左右に選手を従えスクラム第1列のポーズで記念撮影したり、スクリューパスが技術として難しかったから覚えたいとパスの自主練習をしたり、思い思いの時間を過ごしました。

こちらには遊びに来ていた三宮選手も参加。足元のクロックス(サンダル)に注目
金選手自ら撮影係をしてくれました

ラインアウントでは、ボールをキャッチするジャンパーを前後に並ぶ選手がリフトします。
このジャンパー役を体験。身長192cmの金選手と178cmの庵奥選手に垂直(真上)に持ち上げられたら、天井スレスレ!?

「このフリータイムに交流することで、選手自身がいつも応援していただいているファンとの距離を近くしていきたい、と思うきっかけにもなりました。」
(喜連選手)

最後にクルーダウンでストレッチをして第1回の「おとラグ」が終了しました。
なお、当日の体験風景は、こちらからもお楽しみいただけます。


終了後、スペシャルコーチより

・喜連航平選手

Instagram投稿より

庵奥翔太選手

2016年より在籍/日大出身/プロップ
[instagram]kabuto__41 [Twitter]@kabuto0419

金嶺志選手

2017年より在籍/帝京大出身/ロック
[instagram]ryon_no.4 [Twitter]@ryon826

※この日体験した「りょんトレ」のアカウントはこちら。

平井将太郎選手

2018年入団/帝京大出身/プロップ
[instagram]shotaro_hirai  [Twitter]@ShotaroHirai70

参加者の声

実際に参加された方の声を、「おとラグ」youtubeで紹介しています。

お寄せいただいた感想やSNSの投稿からもご紹介します。


初めてラグビーした感想はとにかく楽しい! でした。
わたしは球技が苦手なのでドキドキ(ワクワクよりはソワソワ)していましたが、良い意味でみんなが素人で、みんなが下手くそなので、安心して楽しめました☺️
なにより選手が近くで教えてくれるのが安心だし嬉しいし尊いです🥺

いつも試合の現地や映像でプレーしてる選手に教えてもらえて夢のような時間で感動しました!

参加者が描く「きーるのおとラグ行ってきたよマンガ」

当日参加された、イラストレーターのななはち@ラグビーさんが、ご自身のTwitterアカウント(@hatoppo6969)に「きーるのおとラグ行ってきたよマンガ」をアップされています。
1ページ1話構成で、現在は、第1話第2話第3話まで披露されています。

怒涛の早さで全国展開へ

この第1回がトライアル開催となり、現在の「おとラグ」全国展開へと続きます。
でも、このとき約1か月半後の9月半ばにリーグワン選手からラグビーを教えてもらえる機会が再びやってくること、それが全国展開されることになるとは、誰も想像していませんでした(たぶん)。

それでは、また\「おとラグぅ~」で会いましょう/

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