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【#8】2022/10/8 おとラグ#6 in 日野開催レポート

2022年10月8日(土曜)に行われた通算6回目の『おとラグ』は、初の夕方開催。
ジャパンラグビーリーグワンDivision2に所属する「日野レッドドルフィンズ(日野RD)」のホストエリア・日野市近郊で、27名の方にご参加いただき、最後はナイター照明が灯るなか、みなさんでラグビー体験をしました。

※文中に出てくる参加者データやコメントは、終了後のアンケート回答等をもとにしています。

開催要領

薬局の屋上にある屋外フットサルコートが会場でした。

日時:2022年10月8日(土)16:00~18:00
場所:boa sorte! futsal (ボアソルチ!フットサル)
   東京都福生市熊川981-7 スギ薬局屋上

会場のフットサルコート(外観)
最後はすっかり日が暮れて、
ナイター照明の下での体験に

サポートプレーヤーのみなさん

今回のサポートプレーヤーは、日野レッドドルフィンズ(日野RD)から、古川浩太郎ふるかわ こうたろう選手、吉川 遼きっかわ りょう選手、川井太貴かわい たいき選手。そして、主催・喜連航平選手(横浜キヤノンイーグルス)の計4名でした。

川井選手は喜連選手の近大の後輩、古川選手は喜連選手が学生時代に関西代表で同期だったトヨタV・古川聖人選手のお兄さんという間柄、吉川選手は両選手の推薦で参加してくださいました。

写真左から古川選手選手、主催・喜連選手、川井選手、吉川選手

当日のメニュー

1)受付~開始前からパスでご挨拶

開始前、受付を済ませた方同士で自主的にパスが始まります。
終了後のアンケート回答では、9割の方がおとラグ初参加、7割の方がラグビー初心者とあったので、このときラグビーボールに初めて触った方も多かったと思います。

左:日野RDからボールをお借りしました
右:初対面同士でも自然と始まるパス

余談ですが、アンケートで「Q:応援しているチームは?」の設問は、当然のことながら「日野RD」の回答が1位だったものの、その他のチームを応援している方もいらっしゃいました。

日野RDのチームジャージで参加された方からは、「選手が声をかけてくれて嬉しかった」とのコメントもあり、みなさんの運動着は会話のキッカケにもなるようです。

一番目立った日野RDのチームレプリカジャージ姿
左:日野RD公式マスコット「赤いるかちゃん」
右:日野RD(左上)以外のチームキーホルダーをつけている方も。応援しているチームが複数あるのがラグビーらしい

2)待機場所から輪の中へ

この回から進行上で変更したのが、サポートプレーヤーの登場方法。
開始時間には進行役の喜連選手だけが登場し、日野RDの3選手は入口手前の階段で待機していただきました。

最初に喜連選手のみ登場
おとラグのスタートは、
参加者全員で輪になるところから

喜連選手は参加者で輪になるように声をかけ、いよいよスタート。
挨拶後、「ここで盛り上げると選手も違うので、大きな拍手で」とひと言が。
こうして、参加者の大きな拍手で日野RDの3選手が輪の中へ登場しました。

左から順に、待機中のオフショット、拍手に迎えられた登場シーン、輪の中へ

3)挨拶~集合写真

サポートプレーヤーを含む総勢31名全員がコートに揃ったところで、「おとラグぅ~」のグータッチで挨拶。

次に、明るいうちに集合写真撮影。
前日の雨でコート(人工芝)が水を含んでいたため、前列の方は中腰でキープいただきました。

集合写真の合図も「おとラグぅ~」

4)準備運動

まずは全員でパスをしながらコートを周った後、川井選手の号令で準備運動とストレッチです。

参加者同士でジョギングしながらパス
川井選手の号令にあわせて準備運動とストレッチ

5)レクリエーション編 

レクリエーションは3種類の体験でしたが、「アイスブレイクが長かった」や「初心者で一人参加でしたが最初のゲームで緊張の糸がとけた」、「参加者交流の場があって一気にほぐれる」などのご感想をいただきました。

①初登場 ボール鬼ごっこ
最初のレクリエーションは、おとラグ初登場のボールを使った鬼ごっこ

半分くらいの人がボールを持ち(鬼)、ジョギングしながら、ボールを持っていない人を追いかけて、ボールを当てます。

鬼が投げたボールをキャッチできたらセーフ、当てられたら(落としたら)鬼が交代となるので、喜連選手曰く「パスが正確なほど、人に当てられます」。

ドッジボールのボールがたくさんあるようなもので、大勢の大人たちがお互いを追いかけまわしたり、キャッキャッ言いながら体を温めていきます。

②ラグビーポーズゲーム
続いて、鬼ごっこは継続したたま、喜連選手の笛の合図とポーズの号令にあわせてグループを作る「ラグビーポーズゲーム」。

キックは2名、スクラムは3名、ラインアウトは4名でグループを作り、号令にあわせて決められたポーズをします。

選手・参加者分け隔てなく積極的に声をかけあい、参加者同士コミュニケーションをとってグループを作ります。

3人1組のスクラム
4人1組のラインアウト

仲間が見つけられなかった人は、罰ゲームとして「キラキラ~☆」と叫びながら、両手両足を広げて星の形でジャンプする、その名も「スタージャンプ」をします。

古川選手(左)のスタージャンプは見事な高さ
息の揃ったスタージャンプも

・10カウント(パスゲーム)
3チーム対抗で行ったのが、チーム内でパスを10回続ける「10カウント」。
日野RDの3選手が各チームに入って、ルール説明をします。

攻撃(アタック)側は、ボールを持った人が床に1回置いて、何回目のパスか数字をコールし、その場から移動せずに味方へパスします。
防御(ディフェンス)はパスがつながるのを阻止しますが、相手にタックルなどコンタクトはできないため、パスをする人や受ける人のボールのコースを塞ぎます。
パスが10回続くまでやります。

吉川選手のチーム
古川選手のチーム
川井選手のチーム

実際にやってみると、ボールばかりを追ってしまうので、コートの限られたスペースにアタック側も、ディフェンス側も人が集中します。
途中作戦会議をはさみ、スペースにも気を配りながらパスを続けるラグビーの要素を体験します。

この写真でも、ボールを持っている人に近寄りがちなところ、吉川選手(右奥)が離れた位置から味方に手をあげて声をかけているのがわかります。

何回か続けて、参加者のみなさんの体と気持ちが温まったところで、お待ちかねのラグビーのスキル体験です。

6)スキル体験① パス編

①スクリューパス
ラグビーボールを回転させながら、パスを投げる「スクリューパス」。
まずは、パスの名手が担うポジション・スクラムハーフ(SH)の古川選手より投げ方の説明とデモンストレーションです。

「投げる手はボウリング(で回転をつける)、添える手はコントロール(方向の調整)」と両手の役割を教わります。

古川選手(写真右)のデモンストレーション

トッププレーヤーの美しく回転するパスを見続けていたいところですが、早速2~3人で1組になって体験タイム。

最初は、ボールを横向きに持ち、片手でボウリングの球を転がす要領で、回転をつけて投げます。
慣れてきたらボールの向きを縦に持ち、片手で回転をつけて投げます。
それにも慣れてきたり、縦で投げるのがが難しい場合、古川選手のデモンストレーションのように両手でスクリューパスをします。

選手達は参加者を回りながら、パスの習得状況に応じたアドバイスや質問に答えます。

②ランパス
次は、パスに、走る(ラン)が加わった「ランパス」。
2~3人が1組になって、適度な距離を保ち、パスをしながらコートの端から端まで走ります。

この時、喜連選手からパスについて「フォロースルー」のアドバイス。
フォロースルーは、ボールを投げた後にパスをした方向に両手を差し出すことで、ちょうど前述の古川選手のデモンストレーション写真がそのポーズです。拡大して、もう1回どうぞ。

投げる方向にフォロースルーをすると、パスを狙った場所に投げやすくなる。つまり、相手が受け取りやすいパスを投げられる「思いやり」の動作でもあります。

一方、「走る」ほうでは、並走する相手よりつい前に出てボールを受け取ったり、前に投げがちになります。
ラグビーでは自分よりも前にいる人へボールを投げる行為は「スローフォワード」、逆にボールより前にいる人はプレーができず、プレーをしてしまった場合は「オフサイド」という反則です。

写真右では吉川選手も一緒にランパス

パスやランでの注意点をふまえ、ランパスを続けていくとみなさんスローフォワードや走った後に前に出てしまうことも減ってきました。
この日は幼いお子さんも参加していましたが、大人に混じってパスする姿を、参加者のみなさんで温かく見守るひとコマもありました。

③2対1
この頃にはナイター照明にも灯りがつき、体験もより実践的な内容へ入っていきます。
ランパスの後は、2対1です。

攻撃(アタック)側は2名、防御(ディフェンス)側は1名の3名が1組になります。
アタック側がボールを持ち、トライを目指してパスをつなげます。
ディフェンス側はコンタクトプレーは禁止。パスやランで抜かれないようにコースの邪魔をします。

喜連選手の説明とサポートプレーヤー3選手のデモンストレーションの後、
二手にわかれて、順番に体験。

3選手のデモンストレーション。
写真左・吉川選手がディフェンス役、
写真右・川井選手と古川選手がアタック役

アタック側の1名が、仲間のもう1名にパスをしたら、「自分の役割は終わったかのようになっているので、投げた後はフォローしたり、前に出ましょう」などのアドバイスがされました。

7)スキル体験② ステップ編

①基本編
次は、主にバックスの選手がアタックをするとき、相手のディフェンスを交わして抜き去るために、走りながら足で行う「ステップ」の体験です。

川井選手と吉川選手から、みなさんが体験する基本的な「サイドステップ」の説明や、他に選手がやっているグースステップのデモンストレーションの後、男女別にペアを組んで体験。

ステップは個人技なので、選手個々によって得意とするものも違い、いろんな内容を教えてもらえたり、抜きたい方向と逆にステップを切ることは、言い方を変えると相手を抜くだましあいのため、性格がでるとか、でないとか!?

②応用編
基本ステップの個人体験後、応用編でコートを半面ずつ使い、男女別に1対1で抜き合いの体験です。
ボールを持っている人(アタック)が、ボールを持っていない相手(ディフェンス)を走りながらステップを使って抜き去ることに挑戦します。

8)タッチフット、3対2

最後は参加者が選ぶスタイルで、パス、ラン、ステップと体験した要素を生かす総仕上げとしてタッチフットと、少人数でトライに挑戦する形式・3対2にわかれました。

①タッチフット
コンタクトプレーはなく、ボールはパスのみで続け、相手のゴールラインにトライを目指します。
防御側はボールを持っている人にタッチし、攻撃側は5回まで続けることができます。
男女関係なく、5名対5名の対戦形式で体験しました。

②3対2
こちらを選んだのはほとんが女性の方で、タッチフットほどハードではない内容です。
パスのときの2対1の応用で、人数の組み合わせを喜連選手がその都度指定して変わります。
例えば「3・2」といったらアタックが3名対ディフェンスが2名で、相手ゴールラインを目指すといった具合。「3・1」といったら3名対1名と、最初に咄嗟の判断が入ります。

9)小さくなった輪で「おとラグぅ~」

これで体験が終了し、最初のように参加者とサポートプレーヤーで輪を作ります。
「終わるときの輪は、始まるときの輪より小さくなった(仲が近づいた)」とは喜連選手。その小さくなった輪で、最後も「おとラグぅ~」のグータッチで挨拶しました。

小さくなった輪
最後もおとラグぅ~のグータッチ

体験風景動画

①おとラグ公式Youtube
今回は参加者の1日を追うドキュメンタリータッチ。
当日の体験内容のほか、持ち物や各メニューを体験した感想なども盛り込まれています。

おとラグ公式instagram
おとラグ中のストーリー投稿がアーカイブでご覧になれます。

https://www.instagram.com/otorugkr/

サポートプレーヤーインタビュー&プロフィール

日野RDの選手のみなさんの感想とともに、プロフィール(在籍年)/出身大学/ポジションの順で記載)や個人SNSアカウントの情報です。名前からチーム公式のプロフィールへリンクしています。

日野RDは、ジャパンラグビーリーグワンDivision2に所属、12月17日より2022-2023シーズンを迎えます。
応援よろしくお願いします!

古川浩太郎(ふるかわ こうたろう)選手:2017年より在籍/専大/スクラムハーフ
[instagram]koootr0

吉川 遼(きっかわ りょう)選手:2019年より在籍/ワイカト大/フルバック
[Twitter]@rjk1996       [instagram]kjryo0321

川井 太貴(かわい たいき)選手:2020年より在籍/近大/ウイング、センター
[Twitter]@taiki04301     [instagram]taiki0430

参加者の声

今回ご参加いただいたみなさんの男女比率は、ほぼ半々でした。
年代は40代・50代が8割を占め、30代と20代のほか、親子参加の方もいらっしゃいました。
参加動機も、「本格的なラグビーを体験してみたかった」、「新しいことに挑戦してみたかった」、「リーグワン選手にサポートしてもらえる」、「おとラグリピーター」などさまざまでした。

①アンケートに寄せられた感想

・リーグワンのトップカテゴリーの選手が丁寧に指導してくたり、一緒に参加してくれるのは非常に貴重な機会
・全くの初心者でボールを持ったこともなかったが、どんどんボールを持たせてくれて楽しかった
・教え方もわかりやすく、テンポもよかった
・一人参加でも予想以上に楽しめた
・同じ日野ファンと知り合えてうれしかった
・応援している選手がゲストプレーヤーで嬉しかった
・一生することなんてないと思っていたラグビーだけど、楽しかった
・これまで地上波放送でしか試合を見たことなかったが、会場に足を運びたい

②「おとラグ」公式Instagram
当日ご参加いただいた方への突撃インタビューを掲載しています。

③SNS投稿より
画像をクリックすると、投稿オリジナルにリンクしています。

協賛社紹介

「おとラグ」のご協賛社様の商品を会場でお配りしました。
ご提供ありがとうございました。

1)酒田製菓株式会社様「ミライオニギリ」

運動後に特に必要な炭水化物、たんぱく質を素早く補給できる薄焼きのおせんべいです。

・商品公式サイト


2)マルマン株式会社様「CARB UP! 最中」
筋トレコンテスト・大会前のカーボアップ向けに開発された半生菓子(日持ちのする和菓子)です。

・商品公式ストア

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サポートプレーヤーのみなさん、ご参加のみなさん、ありがとうございました。
また「おとラグぅ~」でお会いましょう!

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