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「ライブの神様」の話

店長っす!

3月の営業
全て無事終了しました!

ライブ27本
オープンマイク2本
レコーディング3件に加え
新代田crossingとの共同イベント。

馬車馬

のような毎日を送っておりました。
馬車馬って逆から読んでも馬車馬だね。回文みっけ。

確実に今までのおとなりで一番忙しかったと思う...
実は個人的に別件の制作活動も進めていたので
ここ2週間は息をつく暇もないまま全力疾走って感じでした。

本当はもうちょっと今日の分の仕事が残ってるんだけど

一旦置いといて

ブログ書くことにしました。
サボりじゃないよ。一旦だからね...一旦...

さて今日はこれで行きましょう。

「ライブの神様」の話

です。

なんかうさんくせぇ

と思いますが
まぁお時間あったら読んでみて下さい。

たまーにTwitterでもこの話をするんだけど
この所色々思うところがあって
少し長く書いてみようかなと思います。

高校2年生の時に部活の先輩に誘われ
初めて地元の2つ隣の駅にある鶴ヶ島HALLEというライブハウスに行きます。
当時はがっつり大人のロックバンドが出演していて

半端ねぇ怖ぇ

というイメージがあったのですが
段々とライブハウスの非日常感や、自分もいつかあそこで演奏したいという憧れが強くなり
度々ライブに足を運ぶようになりました。

本格的にライブハウスでライブをし始めたのは
そこから更にのちの高校3年生の秋頃。
地元に新しく出来た川越DEPARTUREというライブハウスでした。

当時は相当ビビりでしたが、部活内でも迷わず真っ先に出演希望のメールを送り
今思うと本当にライブがしてみたくてたまらなかったんだろうなと思います。

次の春には就職が決まっていたものの、なんとかバンドを続けていきたいなーとぼんやり考えていた時期でもありました。

そんな卒業前のぼんやりしていた僕の人生を
ライブハウスの猛者たちがたった3ヶ月で変えてしまいました。

「なんでメジャーデビューしてないんだろう?」
と思うようなアーティストが
当時のライブハウスには数え切れないほど出演していたからです。

いざライブを観にいくのと
その人達と共演する時って
全く別物の緊張感があるんだよね。

あの頃は
息が止まりそうになる程夢中になって
今までに感じたことのないくらい楽しい
そんな時間を、ほとんど授業のない高校3年生の終わり頃に
たくさん過ごしていました。

以前ブログにも書きましたが
この頃に僕はアーティストとライブハウスの店長という2つの夢を持ちます。

まさに音楽が、ライブが
僕の人生を一瞬で変えてしまったのです。

ちなみに当時はなぜか毎回麦わら帽子を被ってフライングV(ページトップの画像のようなギター)を弾いていました。
山篭りてぇぐらい恥ずかしい。

たくさんライブをするうちに段々と色褪せていきます。
初めて都内のライブハウスに電話をかけた時の緊張
遠征ライブの行き帰りのメンバーとの反省会
お客さんリアルに5人ぐらいだったらどうしようと悩んでいたワンマンライブ

でもやっぱり今なお思い出すのは
僕の音楽人生の辻々には必ず

ライブの神様

が確かに存在していたということです。

僕にとってのライブの神様って
心霊的な話でも
信仰的な話でもなく

もう笑っちゃうぐらいすごくて
何だかよくわからないぐらい泣けてきて
フロア中が全く同じ気持ちで充満してる

っていうそんな瞬間
ステージ上のあの人が

まるで神様なんじゃないかってぐらいかっこいい時があるんです。

どんな気持ちで、バンド何年続ければ
一体あんな風になれるんだろうって
今でさえこれといった答えが分からない
本当に奇跡みたいな瞬間が
ライブハウスでは度々起こるんです。

...

なんかおれテンション上がりすぎじゃね?

一回お茶飲みます。

ほんで

ずーっと考えちゃうんです。
どうやったらあんなライブが出来るんだろうって。

そこで純粋にファンとかにならず
あくまで自分を有名なバンドと同じ土俵に乗せ続けていたのが
今思うとかなりの自信家だったなぁと思うけど。

もう段々生活を削ってまでのめり込みます。
練習ではストイックすぎて半ば険悪な雰囲気にしてしまったり
友達のバンドのライブを観に行った日は悔しくて朝まで曲作ったりしだします。

そこまで本気になって打ち込めたのは
音楽が初めてでした。

今改めて思うことは
音楽が、ライブが僕を人間にしてくれたんだなぁ
ということです。

ライブがあったから毎日頑張れたし
ライブがあったから本気で救われたと思う。

なんなら今はライブハウスを経営してます。
ライブの神様は僕に仕事まで与えてくれました。

あの時ライブハウスに行かなかったら
かっこいいバンドを観ていなかったら
今の僕はいなかったわけです。
きっと休みの日に一生ゲームやって人生終わってます。

まぁ僕の場合は極端な例ですが
とにかくライブに、ライブハウスに
音楽に感謝してるんです。

僕は5年前ぐらいからですが
ステージに上がる時と
ステージを降りる時

ステージに向かってお辞儀をしています。

やれって言われたわけじゃないんだけど
ステージに向かってメンバー全員が「よろしくお願いします!」と声をかけるアイドルの話を聞いて、自然と自分もやろうと心がけました。

正直、一緒に仕事をするアーティストの中でも
ステージを大事にしていないなと感じることが時々ある。
礼儀がない人も自分本位な人も、割といる。

でもそれはきっと悪いことじゃない。
残念だけど、心からライブや音楽に救われたことがないんだと思う。
本気で救われていたら、憧れたあの人達の生きてきた世界を舐めてかかるようなことはしない。

どんな業界でもそうなんだけど
本当に心から救われた人が
その業界をよくしていかなくちゃダメだと思うんです。

だってその業界の良さを誰よりも知ってるのは
その人自身なんだから。
中途半端でこれといった才能もない自分が
これだけは自信持てるってのはやっぱり

音楽が大好き
ライブが大好きだということ。

今の若い子にはちゃんと見せることができるかな。
ライブの神様。
その可能性が少しでも残ってる限り
最後の最後まで諦めずにこの業界で闘い続けようと思う。

アーティストのみんなも
ライブハウスのみんなも

リスナーの皆さんに
未来あるキッズに
「ライブを楽しみに仕事頑張りました!」
「卒業したら日本一かっこいい音楽やります!」
と心から言ってもらえるように

日々努力し続けましょう。
おとなりも努力だけは絶対に辞めません。

ライブハウスやアーティストは試験や免許があるわけじゃないから
きっと分からないことがたくさんある人もいると思うけど
僕でよければ是非聞いてください。

怖〜い先輩の話や怖〜いライブハウスの話も織り交ぜながら教えます。

うそうそ!
怖くないよ!

店長

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