見出し画像

夏休み、こどもとどう過ごす? <学童期>

以前に<保育園期>として書いてそのままだったので、<学童期>として小学校の間のお話。


私は2人の娘が居まして、どちらも用心深い性格です。
長女は想像力が豊かで繊細、二女はまじめでケーススタディが得意。
小学生というと、友達と遊ぶ約束をしていつでも公園か友達の家で遊んでる。そんなイメージですが、うちのお二人はそれがなかなか不得意で。
低学年のうち、一人で外を歩くのが怖いということで、下校後は外に出ませんでした。習い事も送り迎えが基本必要で、それぞれ5年生くらいになってやっと一人でも大丈夫になりました。

「怖い」ってなんでしょう。
小さいうちは空想と現実が混ざった状態なので、空想にあるような事が本当に起きそうな気持ちでいます。
小学校では「知らない人に着いていかない」「不審者情報があったから気をつけて」と言った警告をよく耳にします。
大人からすると単純に「気をつけて」なんですが、想像力が豊かな子には「どうしよう〜」とパニックに近い心情=「怖い」になってきます。こんな時に「大丈夫だから外で遊んできなさい!」とか強く言うのは余り効果的ではなく、親の私も臆病なので「実際に何かあったらどうしよう」と心配にもなり…ついつい子供の用事に付き合う事に。

そんな感じで、低学年の間は夏休みも家に居る事が多く、基本半分ぐらい在宅勤務させてもらってました。夏休みの宿題も一緒に居れば進むので、子供の性格に合わせて柔軟に働くしかないな。と割り切ってやっていました。

さて、今年の夏休みはというと。世の小学生には過酷な夏休みだったと思います。
猛暑のためプールは中止。公園遊びもできない。スマホや携帯は普及しているので友達同士連絡できるけど、どこの家庭も親が働きに出ていて、家に遊びに行きづらい。小学校高学年のこども達の多くが、家に閉じ込められた状態だったのではと思います。
こうなってくると、夏休みはなんのためにあるのか分からないです。

親の方も子どもが高学年にもなると、家に居る子どものために仕事を休もう、在宅勤務しようという気には、申し訳ないけどなれず。私の場合は何度かオトナリラボで子連れ勤務したりもしましたが、本人からは特に感想ももらえずつまらなさそうだし(思春期ということもあり…)。
ただ、なんとなく「一人で居るよりはマシ」という感じはあったかなと思います。

子供が大きくなってくると、自分の好きな事や一人で楽しめるもの、一人で出来る事が増えてきます。なので、一人で家に居る。ということも出来なくはない。
けれど、余り続くと「孤独感」が育ってしまうかなと思います。
長女の時は「孤独感」を嫌うのが分かってたのであらかじめフォローしていましたが、二女はしっかりして見えるのでつい任せてしまう。一人で留守晩がつづくと本人が気付かないうちに「孤独感」は育っていて、無口になったり「自分は1人で頑張らないと行けない」と抱え込んだりしてしまいます。
任せられる時は任せて、時々は一緒に過ごす。こちらの都合ばかりで甘えるのはほどほどにしないといけないな。反省の残る夏休みでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?