いつでも辞められるという気持ちをまた失っていた

今月、仕事が猛烈に忙しく(わたし比)、ストレスフルになっていた。

これまでゆる事務として平穏に過ごしていたのが、突然労務の人みたいな状況に。助成金の申請と、それだけのためのガチガチの就業規則作成&しぬほど複雑な給与計算。
私は社労士じゃねぇ、と言いたくなるようなことの連続で、愚痴る人もおらず頭が爆発しそうだ。助成金はまじで素人の仕事じゃない。

給与計算は1人分だけど、ありとあらゆるややこしパターンが詰まっている感じなので残業時間くらいはチェックしてほしくて言ったけど、さっと見ただけで理解しようともしない。助成金てそんな生ぬるいんだろうか。そして給与計算を間違っててもいいと思える感覚がやっぱり私とは違う。ざっくばらんで、なんとなくこれくらいでって払える気前のよさは個人経営では超メリットだけど、一応法人なのでね…。

税理士も社労士も外部にいるんだけど、そこが関与しない部分が意外に大きいというような状況だ。
そして昨日、ついに「あれ?社長がこんなに適当なのに、なんで扶養内派遣の私が1ミリも間違えないように頑張ってんだろ?」と思ってしまった。


給与計算は、全部は網羅できなくても一部使えそうな勤怠システム(無料縛り)を見つけて、3回は再チェックして、チェックしやすい仕組みも自分なりに作れた。それなりに達成感があり、事務向いてない人だったら絶対ここまでできないという自負もある。もう十分じゃないか。なんで1年たっても1円も上がらない時給でここまでしてるんだろうか。(扶養の宿命だけど考えちゃう…)
こういうこと言うと、じゃあ自分で起業して仕事生み出せや!フルで働けや!って言われる時代だけど、うるせぇ押しつけんなとスルーしておきます。



そんなわけで今週は眼精疲労がひどくて、10か月ぶりくらいにお風呂にお湯をためた。明かりを消してホットタオルを目にのせる。以前ならこの瞬間に思い浮かぶのは、昼間のオフィスのバタバタした喧噪だった。でも今は違う。ぐったりしているのは同じだけど種類が違うのだ。

いま感じているしんどさより、電車通勤やたくさんの人の中で働くストレスの方が私には何倍も強かった。今さら再確認することでもないけれど、やっぱり同じシチュエーションで比べてみると、疲労度はマシだなと思う。

在宅で比較的自由に仕事が進められて、それがあの適当さと表裏一体なわけだけれど、全体的にまだプラスの面が多い。これ以上のものを求めるならフリーになるしかないし、それはありがたく思っている。
でもそのおかげで、また「ここを辞めたらいけるところがない」状態に陥ってしまっていた。今ほどの自由を求めているわけじゃなくて、単純に在宅勤務可ってすごく減ったと思うから。


でも経験上、ここを辞めたら後がない、なんてことはない。毎回そう思ってたけど、実際辞めて後悔したことなんてない。そして全然思いもしなかったところに行きついたりするのは意外と楽しくて、今の状況だって3年前には考えられなかったことで、自分を快適にするために頑張ってきたなと思える。それは、これからだってアップデートできる。まだまだやりようはあるはず。

来年も助成金絡みがありそうで、それはもう私には無理なので、辞める選択肢はいつだってアリだと思うことにした。そんな余裕ある生活全然してないのだけど、さすがに限界というか。
50代60代になると後がない状況も出てきそうだし、雇われて働けるほど健康かどうかもわからないから、それまでにこんなことで悩まなくなる土台を手に入れたい。そろそろ、本気で複業考えようかな。

#日記 #在宅勤務 #働き方